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出資しているシルクとロードと東サラのお馬さん情報が中心。(有)シルクホースクラブ&(株)ロードサラブレッドオーナーズ&(株)東京サラブレッドクラブのHP掲載の情報の転載・画像使用の許可を得ています。

ロードなお馬さん(5歳馬)

f:id:yakifish:20200513050027g:plain ロードエース

千葉・ケイアイファーム在厩。ウォーキングマシン60分、角馬場でダク1500m→ハッキング1500m。

○当地スタッフ 「11月12日(木)に跨り始める格好。最初は具合を確かめる程度のダクとハッキングながら、以前のイメージと大きく異なる印象を受けないのは何よりです。もうしばらくの間は角馬場で調整を続けるつもり。慎重に進めるスタンスを保ちましょう」

 f:id:yakifish:20200513050027g:plain ロードダヴィンチ

 千葉・ケイアイファーム在厩。ウォーキングマシン60分、ダート坂路コース・ダク1200m→ハッキング1200m→キャンター2400m(1ハロン20~22秒ペース)もしくはダートコース・ダク1200m→ハッキング1200m→キャンター2400m(1ハロン18~20秒ペース)。

○当地スタッフ 「適度に休みも与える形だったとは言え、北海道からこちらへ移った後は特にアクシデントも無し。概ね順調に運んだと言えるでしょう。あとは美浦トレセンの施設を使って仕上げてもらう方針。検疫馬房が確保できた段階で声が掛かると思います」

☆★情報は(株)ロードサラブレットオーナーズのHPより☆★

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骨折療養の為、ウォーキングマシンのみの運動を続けていたエースですが、12日より騎乗運動を開始。ひとまず角馬場で脚慣らし中ですが、違和感等はありません。来月早々には馬場へ連れ出せるでしょう。

ダヴィンチは普通キャンターでコツコツ乗り込み中。この馬なりに順調だと言えます。あとは出走へ向けて厩舎で進めて行った際にどこまで我慢が利くか。正直、そこはやってみないと分からないでしょうねえ。まあ、そろそろ帰厩を果たして欲しいです。

長距離輸送による馬体減が想像できたので先週の東京戦を除外になったのは良かった。今回は1400mまで距離を縮めるも、集中力の維持に難がある馬+非力なのでむしろ歓迎の筈。馬群の中でも辛抱が利いて、直線では内から一瞬でも伸びてくるシーンを作って欲しい。★ヴィースバーデン

f:id:yakifish:20200513050027g:plain ヴィースバーデン(牝・角居)父ディープインパクト 母ワイルドココ

11月23日(月)阪神12R・3歳上1勝クラス・混合・芝1400mに川須Jで出走します。11月19日(木)良の栗東・ニューポリトラックコースで5ハロン68.0-52.2-38.0-11.9 7分所を強目に追っています。併せ馬では馬なりの相手の内を0秒4追走して同時入線。追い切りの短評は「反応鈍い」でした。発走は16時20分です。

○酒井調教助手 「11月19日(木)は川須騎手の手綱で。溜めも利いていて、動きは良かった・・・との感想でした。今朝で440キロ。数字も戻っています。集中力を保つ意味では、距離短縮はプラスに。あとは1400mの流れに上手く乗れれば・・・かも知れません」

≪調教時計≫
20.11.19 川 須 栗東P良 68.0 52.2 38.0 11.9 強目に追う シーリア(古馬2勝)馬なりの内0秒4追走同入

☆★情報と画像は(株)ロードサラブレッドオーナーズのHPより☆★

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第5回阪神7日目(11月23日)
12R 3歳上1勝クラス
芝1400メートル 3歳上1勝クラス 指定 混合 定量 発走16:20
枠 馬 馬名 性齢 重量 騎手
1 1 ミッドサマーハウス 牝4 55.0 藤岡康太
1 2 アミークス 牝3 54.0 松山弘平
2 3 ヴィースバーデン 牝3 54.0 川須栄彦
2 4 フリークアウト 牝3 54.0 藤岡佑介
3 5 グランフェスタ 牡3 56.0 池添謙一
3 6 オメガハートクィン 牝4 55.0 和田竜二
4 7 コンバットマーチ 牝3 53.0 団野大成 
4 8 ムーンライト 牝3 54.0 福永祐一
5 9 カケル 牡3 56.0 幸英明
5 10 ブランシェット 牝4 53.0 亀田温心
6 11 ドゥーベ 牡3 56.0 北村友一
6 12 ダノンシティ 牡4 57.0 松若風馬
7 13 マイネルホイッスル 牡3 56.0 国分優作
7 14 ヴェルザスカ 牝3 54.0 吉田隼人
7 15 エーティーメジャー 牡3 56.0 酒井学
8 16 フェスタマドンナ 牝5 55.0 岩田望来
8 17 グラウクス せ4 54.0 泉谷楓真
8 18 スワーヴドン 牡3 56.0 坂井瑠星

○小滝助手 「苦しくなると集中できなかったりと、脆さがあります。今回はチークピーシズを着用。何とかきっかけを」(競馬ブックより)

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予定していた先週の東京・芝1600mを除外になったヴィースバーデンですが、長距離輸送による馬体減が想像できたので、むしろ良かったと思います。そして1週スライドしてここへ。芝1400mは初距離となりますが、集中力を欠きやすくワンパンチ足りないこの馬には歓迎の口。ゆくゆくは半姉シグナライズのようにブリンカー着用で芝1200mを使うことになるのかなと想像もしています。

追い切りの短評は相変わらず酷いものですが、ヴィースバーデンなりに食らい付いています。フワフワして周囲を気にするタイプですが、むしろ集中力を維持するには馬群に入れた方が良い可能性も。実際、デビュー戦は最内枠で我慢が利いて、良い末脚を繰り出していましたし。川須Jには五分のスタートから出たなりの位置でタメを利かせて欲しいです。そして勝負どころからは気を抜かさせずにポジションを維持して、直線で渋太さを発揮してくれれば。前走でも直線は外からジリジリとは脚を使い、自分から止める感じはなかったですから。

ただ、デビュー勝ちをピークに低迷している現状なので、厳しい結果しか想像できませんが、内枠+距離短縮でここ数走とは違う走りを幾らかでも見せて欲しいところ。一瞬でも良いので内から脚を伸ばしてくるシーンを期待しています。

帰厩後の追い切りでは併せ馬で常に先着。その中で福永Jを背に追い切った19日の時計は破格。積んでいるエンジンは相当なモノ。1勝クラスでも素質は見劣らないも、ライバル勢も非凡なスピードを秘めるのでそう簡単には行かないかも。馬群の中でも我慢が利いて、直線ではそこからしっかり脚を伸ばしてきて欲しい。☆ピクシーナイト


f:id:yakifish:20200513045835g:plain ピクシーナイト(牡・音無)父モーリス 母ピクシーホロウ

月曜阪神9R 秋明菊賞(芝1400m)3枠3番 福永J

・在厩場所:栗東トレセン
・調教内容:19日に坂路コースで時計

音無師「19日の追い切りは、先週に引き続き福永騎手に感触を確かめてもらいました。調教後、福永騎手に聞いたところ、『体感ではそこまで時計が出ているように感じなかったですが、こちらが思っていた以上に時計が出ましたね。でも、目一杯に追ったわけではないですし、まだ余裕があったぐらいですから、それだけしっかり動けていた証拠だと思います』と話していました。インディチャンプとはまたタイプは違いますが、ストライドが大きく、鞍上が思っている以上に自然と時計が出てしまうところは良く似ていますね。体を見るとまだ余裕があってしっかりするのはもう少し先だと思いますが、その中でこれだけの走りを見せてくれるのですから、能力の高さが感じ取れます。ここであっさり勝ち上がるようなら、先々が楽しみですね」(11/19近況)

助 手 15栗坂良 60.2- 44.3- 29.5- 14.9 馬なり余力
福 永 19栗坂良 50.5- 36.9- 24.2- 12.2 強めに追う ヴィネット古馬1勝)一杯を0.2秒追走0.4秒先着

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第5回阪神7日目(11月23日)
9R 秋明菊
芝1400メートル 2歳1勝クラス 特指 混合 馬齢 発走14:30
枠 馬 馬名 性齢 重量 騎手
1 1 ブルースピリット 牡2 55.0 藤岡佑介
2 2 セントポーリア 牝2 54.0 国分優作
3 3 ピクシーナイト 牡2 55.0 福永祐一
4 4 エイシンシトリン 牝2 54.0 松若風馬
5 5 デルマヤクシ 牡2 55.0 藤岡康太
6 6 ゴールドチャリス 牝2 54.0 浜中俊
6 7 エイボンクリフ 牝2 54.0 北村友一
7 8 ヒトヨギリ 牝2 54.0 池添謙一
7 9 エイシンラクル 牝2 54.0 吉村智洋
8 10 ピンクカメハメハ 牡2 55.0 和田竜二
8 11 グランデフィオーレ 牝2 54.0 松山弘平

○生野助手 「まだ余裕のある体つきでしたが、長く脚を使っていい勝ち方をしてくれましたね。素質は十分。放牧を挟み、動きに鋭さが出てきました。昇級でも期待していいます」(競馬ブックより)

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個人的に期待の大きな馬なので、デビュー戦の勝ちっぷりには少し不満もありますが、手応えの割に最後までじわじわ脚を繰り出し、ライバルをきっちり競り落としたピクシーナイト。まずは競走生活の好スタートは切れたと思います。

その後は一旦NFしがらきへ移動してリフレッシュ。デビュー戦の疲れを見せることなく、周回コースと坂路でコツコツ乗り込んで、体調アップと動きの質を高めてきました。そして良い雰囲気を維持して10月末に栗東・音無厩舎へ帰厩。デビュー戦と同距離のここへ照準を合わせてきました。

帰厩後の調整は最初は控え目でしたが、馬場の悪い中でのレース2週前の追い切りで52秒3を馬なりでマーク。そして1週前と今週の追い切りでは福永Jが跨り、全体時計が速い中でラスト1ハロンも12秒前半。特に今週は破格の時計で、それでいてまだ余力があったというのですから積んでいるエンジンは相当なものでしょう。今回、昇級戦となりますが、素質は見劣りませんし、連勝を期待したいくなります。

ただ、相手関係に目を遣ると、ライバルになりそうなヒトヨギリやブルースピリットあたりはスピード能力が高くて、ゆくゆくは上のクラスまで出世しそうな馬達。そう簡単に行く馬ではありません。また、1度実戦を経験しての2戦目。走ることに前向きさは出てくるとは思いますが、これまで見せなかった気難しさを覗かせるかもしれません。あと、芝の実戦で全体時計&上がりの速い展開になった時に対応できるかどうか。こちらは追い切りの感じなら大丈夫だと思うのですが…。まだまだ未知な部分が大きいです。

それ故、過度の期待は控えますが、まずはデビュー戦よりも絞れた馬体で2戦目のパドックに出てきて欲しいところ。そして今回は内目の枠に入ったので、馬群の中で競馬を進めることになった際に辛抱が利くかどうかをチェック。直線ではそこからしっかり抜け出してきて欲しいです。仮に前を捉え切れなくても、ゴール前で目立つ脚で伸びてきてくれればひとまず合格点を上げたいと思います。

条件が噛み合えば上位へ食い込む力はあるも、スピード不足は否めません。この距離のダートは魅力的で手頃な頭数もこの馬向き。初勝利に導いてくれた和田Jが乗ってくれるのは心強いので、タフさを生かして少しでも上位を狙って欲しい。★ロードセッション

f:id:yakifish:20200513050027g:plain ロードセッション(牡・高橋忠)父ジャスタウェイ 母ジャズキャット

11月23日(月)阪神8R・3歳上1勝クラス・ダ2000mに和田竜Jで出走します。11月19日(木)良の栗東・坂路コースで1本目に54.7-39.8-26.2-13.2 末強目に追っています。追い切りの短評は「動き今ひと息」でした。発走は13時55分です。

○高橋調教師 「11月19日(木)も55秒ぐらい。急激に動きは変わりません。それでも以前に比べると、安定して力を出せるように。徐々に成長を遂げているのは確かですね。少しでも距離が延びるのはプラスに働くはず。あとは展開等の助けが得られれば・・・」

≪調教時計≫
20.11.19 助手 栗東坂良1回 54.7 39.8 26.2 13.2 末強目追う

☆★情報と画像は(株)ロードサラブレッドオーナーズのHPより☆★

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第5回阪神7日目(11月23日)
8R 3歳上1勝クラス
ダ2000メートル 指定 定量 発走13:55
枠 馬 馬名 性齢 重量 騎手
1 1 ヴェラアズール 牡3 55.0 福永祐一
2 2 マイサンシャイン 牡4 57.0 岩田望来
3 3 マナローラ 牝6 55.0 鮫島克駿
4 4 ロードセッション 牡3 55.0 和田竜二
5 5 チェーロ 牡3 55.0 柴山雄一
6 6 メイショウハクサン 牡3 55.0 中井裕二
7 7 ニホンピロストーム 牡3 55.0 松山弘平
7 8 フラーレン 牝3 53.0 北村友一
8 9 ジェミニキング せ4 57.0 水口優也
8 10 ワイドレッジャドロ 牡3 53.0 亀田温心

○高橋忠師 「速い脚に欠けるなど、スタミナはあるからね。タフな流れになってくれれば」(競馬ブックより)

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ダートへ再度矛先を向けたロードセッションは前々走の中京・ダ1900mで3着と好走。全体時計が遅くて上がりの掛かる展開。そして差し有利の展開を味方にしてゴール前はあと50mぐらいあれば差し切れそうな勢い。正直、予想外の頑張りに嬉しいよりも驚きの気持ちが強かったです。

このように色々と味方してくれればこのクラスでもやれる力を秘めているセッション。ただ、前走のように時計の速い決着+前有利の展開だと、最後まで渋太い脚を使っても9着止まり。じわじわ力は付けてきてくれているのですが、スピード不足は否めません。

前走後は宇治田原優駿ステーブルで再調整。疲れを覗かせることなく丹念に乗り込むこと出来、良い状態で帰厩。追い切りの時計・動きは相変わらずの地味さですが、この馬なりに力を出せる状態にはあるでしょう。

今回の舞台は阪神・ダ2000m。現状、右回りより左回りの方が安定感がある感じですが、距離が延びるのは大歓迎。芝スタートなので行き脚は付かないと思いますが、そこは割り切って道中じっくり構えてもらえれば。タフさを生かすなら向正面で動いていくのもありでしょうが。まあ、そこはセッションを初勝利に導いてくれた和田竜Jにおまかせするのみです。

好走するには色んな条件が噛み合う必要はありますが、10頭と手頃な頭数は合っていると思うので、現状の力を出し切って少しでも上位を狙ってもらいたいです。

馬場に泣いたデビュー戦。今回は待望の良馬場でやれそうも、馬体の戻りが悪くてソフトな調整。また、1度実戦を使ってピリピリしてきているのでレースでは折り合いが鍵に。現状はもう少し短い距離の方が合っていそうに思うので、期待よりも不安が大きい2戦目。追い切りの動き自体は悪くないのですが…。★セラフィナイト

f:id:yakifish:20200513045835g:plain セラフィナイト(牡・宮田)父ルーラーシップ 母ブロンシェダーム

月曜東京5R 2歳未勝利(芝1600m)6枠11番 丸山J 

・在厩場所:美浦トレセン
・調教内容:19日に南Wコースで時計

宮田師「19日に南Wコースで追い切りを行いました。道中はセラフィナイトが4馬身追走して、直線に入って外のユナカイトと併せると、最後は半馬身ほど先着して終えています。やはり調教での動きを見ると、未勝利にいる馬では無いですし、特にフットワークには軽快かつ力強さがあります。前走は開幕週にもかかわらず、芝コースに水が浮くほどの不良馬場に脚を取られてしまい、この馬の力を発揮することが出来ませんでしたから、今回はなるべく綺麗な馬場で走らせてあげたいですね。メンバーはそれなりに揃った印象ですが、良い馬場でどれくらいのパフォーマンスを見せてくれるかとても楽しみにしています」(11/19近況)

助 手 17美坂良 59.6- 43.3- 27.9- 14.0 馬なり余力
丸 山 19南W良 69.2- 54.7- 40.4- 13.0 馬なり余力 ユナカイト(古馬2勝)馬なりの内0.8秒追走0.1秒先着

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第5回東京7日目(11月23日)
2R 2歳未勝利
芝1600メートル  指定 混合 馬齢 発走10:20
枠 馬 馬名 性齢 重量 騎手
1 1 オリエンタルメラク 牝2 54.0 江田照男
1 2 マスケティアーズ 牡2 53.0 山田敬士
2 3 グランディス 牡2 55.0 田辺裕信
2 4 メイレンシュタイン 牡2 55.0 北村宏司
3 5 アルマブレイド 牡2 55.0 吉田豊
3 6 アルトヴォラーレ 牝2 54.0 戸崎圭太
4 7 エムオーワンダー 牡2 55.0 丸田恭介
4 8 ラブリーハミング 牝2 54.0 武士沢友治
5 9 ヘーベー 牝2 54.0 田中勝春
5 10 セラフィナイト 牡2 55.0 丸山元気
6 11 コパノデナリス 牝2 54.0 武藤雅
6 12 サンフィニティ 牝2 54.0 横山武史
7 13 コスモノート 牡2 55.0 内田博幸
7 14 ウィスク 牝2 54.0 三浦皇成
7 15 シルバースピリット 牡2 55.0 C.ルメール
8 16 アップストリーム 牝2 54.0 津村明秀
8 17 ゴールドベレー 牡2 55.0 石橋脩
8 18 ミカンタルト 牝2 51.0 秋山稔樹

○宮田師 「初戦は馬場が悪過ぎて本来の走りができなかったです。放牧を挟んで前進気勢は強くなりましたが、良馬場で折り合えば」(競馬ブックより)

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デビュー前の追い切りで素晴らしい動きを見せていたセラフィナイト。馬体は非力ながら、脚捌きはなかなかパワフルなので、馬場が渋っても辛抱してくれるかなと見ていましたが、レース中も雨が降り続く極悪馬場へ悪化。序盤の走りは悪くなかったのですが、勝負どころから仕掛けていくと馬場に脚を取られ、スタミナをジリジリ消費。直線でGOサインが出ても、そこに反応する余力は残っていませんでした。ただ、そんな中、直線の坂を駆け上がってからは再度盛り返すような場面もあり、セラフィナイトは諦めることなく力を出し切ってくれました。結果は7着に終わりましたが、レース内容はそこまで悲観することもないと思います。

レース後はNF天栄へ放牧へ。悪い馬場の中で死力を尽くしたので右膝が腫れぼったくなりましたが、時間の経過と共に不安は緩和。ハロン14秒のところを週3回乗り込んできたように調整自体は順調に行ったと思います。そして3日に美浦・宮田厩舎へと戻ってきました。

帰厩後の調整・追い切りを重ねていく中で、馬体の戻りが一息なのが課題に。時計自体は丹念に重ねることは出来ていますが、サッと流す程度。最終追いでは少し踏み込んではいますが、ソフトな調整に終始しています。動き自体はデビュー時と変わらぬ良いモノなのですが…。1度実戦を経験してピリピリしたところが出てきたのかもしれません。

2戦目の今回は待望の良馬場でやれそうですが、ピリピリした面からレースでの折り合いが心配。調整自体も手緩い感じは否ません。引き続き、東京芝1600mを選んできましたが、距離はもう少し短いところが合っていそう。最後の詰めの段階で甘さをのぞかせそう。また、この舞台だと粒の揃ったメンバーが相手になります。

枠番は真ん中の偶数枠と絶好のところを引き当てたので、道中は前に壁を作り、折り合いに専念。そして直線を向いても追い出しを待てるぐらいなら勝ち負けまで持ち込むことは出来そう。ただ、それまでに無駄な動きを重ねてしまうと、待望の良馬場でも力尽きてしまいそう。自滅するような敗戦は避けて欲しいです。今回に関しては期待よりも不安が正直上回っています。

前走後、ちょっとした誤算は幾らかありましたが、それは言い訳にはしたくないところ。G1を複数勝っている古馬の壁は厚いと思うも、まだまだこれから良くなっていく馬。潜在能力には大いに期待しているも、現段階でどこまで通用するのかを冷静に見守りたい。☆サリオス


f:id:yakifish:20200513045835g:plain サリオス(牡・堀)父ハーツクライ 母サロミナ

日曜阪神11R マイルCS(G1・芝1600m)8枠17番 C.ルメール

・在厩場所:美浦トレセン
・調教内容:18日に南Wコースで時計

堀師「12日にしっかりと負荷を掛けた追い切りを消化したことで、先週末の坂路コースでの行きっぷりは一段階良化してきていましたし、その後も疲れを見せることはありませんでした。先週の追い切りでは息遣いがまだ整っていなかった印象だったので、今週も当該週としては少し強めの追い切りを課したかったこと、また昨年の朝日杯フューチュリティSでは通常よりも早めに阪神競馬場へ移動させていただき、今回も同じ様に輸送させていただくことも選択肢としてあることから、今週は18日に追い切りを行いました。南Wコースでミルコさん(M.デムーロ騎手)に跨ってもらいましたが、良い印象を持ってくれたようで、その点に関しては良かったかなと思っています。ただ、ある程度強めにやる予定だったとは言え、考えていたよりも少し負荷が強まってしまいましたし、調教後の馬体重が546キロと、調教前に比べて6キロほど減ってしまっており、そういった観点からも強めの負荷が掛かったことが確認できますから、今後レースまで上手く微調整しつつ良い状態へと持っていければと考えています。前走の毎日王冠では、ルメールさん(C.ルメール騎手)が丁寧に騎乗してくれたこともあって、良い結果を出すことが出来ました。今回はより相手が強力になりますが、阪神のマイル戦はG1勝ちしている通り、より一層適性のある舞台でもありますから、ここでも良い競馬を見せてくれればと思っています」(11/18近況)

デムー 18南W良 65.0- 50.3- 36.8- 12.9 馬なり余力 セントレオナード(古馬3勝)馬なりの内0.8秒追走0.6秒先着

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第5回阪神6日目(11月22日)
11R マイルCS(G1)
芝1600メートル 3歳上OP 指定 国際 定量 発走15:40
枠 馬 馬名 性齢 重量 騎手
1 1 ベステンダンク 牡8 57.0 藤岡佑介
1 2 レシステンシア 牝3 54.0 北村友一
2 3 ケイアイノーテック 牡5 57.0 津村明秀
2 4 グランアレグリア 牝4 55.0 C.ルメール
3 5 メイケイダイハード 牡5 57.0 酒井学
3 6 ラウダシオン 牡3 56.0 武豊
4 7 アドマイヤマーズ 牡4 57.0 川田将雅
4 8 インディチャンプ 牡5 57.0 福永祐一
5 9 カツジ 牡5 57.0 池添謙一
5 10 ブラックムーン 牡8 57.0 幸英明
6 11 スカーレットカラー 牝5 55.0 岩田康誠
6 12 アウィルアウェイ 牝4 55.0 藤岡康太
7 13 タイセイビジョン 牡3 56.0 石橋脩
7 14 サウンドキアラ 牝5 55.0 松山弘平
8 15 ペルシアンナイト 牡6 57.0 大野拓弥
8 16 ヴァンドギャルド 牡4 57.0 戸崎圭太
8 17 サリオス 牡3 56.0 M.デムーロ

○堀師 「追い切りは少し強めにやりたかったことと金曜輸送を視野に入れていたため水曜に行いましたが、予定より強くなったので疲れを残さないように対処していきます。息遣いはひと息でしたが、追い切り後のカイバは平らげて、馬は元気です。調教後の馬体重は546キロ。前走より6キロ絞れていたので、十分に負荷はかかったと思います」(土曜・競馬ブックより)

○堀師 「強い追い切りになりましたが、その後のカイ食いも良く、脚元、健康状態など目に見える部分では異常ありません。弱いトモの硬さもケアできていて、いい方向に向いています。枠順に関しては、当日の馬場などが大きなファクターになりますし、ゲートにウイークポイントがある馬でもないので、現段階で言えることはありませんが、相手関係などジョッキーと相談して考えます。金曜日の朝に輸送して、土曜朝にスクーリングをする予定です」(日曜・競馬ブックより)

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マイルCS】サリオス鋭い切れ味 初コンタクトのMデムーロ騎手「賢い馬」(スポーツ報知より)

古馬マイル界の猛者たちを蹴散らす準備は整った。サリオスの最終追い切りは初コンタクトとなるMデムーロを背に、美浦・Wコースで3頭併せで始まった。

外のサトノバトラー(2歳新馬)を10馬身追走し、中のセントレオナード(4歳3勝クラス)を4馬身追走してスタート。迫力ある馬体を躍動させ、人馬の呼吸はぴったり。4角では内に進路を取るかと思われたが、直線で2頭の間に入る変則的な形。そこから一気のギアチェンジを見せると、切れ味鋭く2頭を置き去りにし、最先着を果たした。Mデムーロは「4角でもハミを取っていたし、馬の気持ちに合わせて行った。賢い馬です」と声のトーンは明るかった。

前走は、古馬と初対戦だった毎日王冠を3馬身差で快勝。反動など残らないような勝ちっぷりに見えた。しかし、堀調教師は「疲れが取れるのが通常よりも1週間ほどかかった。2週前追い切りをやる前には軽い(腹痛)があって、レース後としては順調ではない部分もありましたが、そのあと整ってきている」と、完勝劇から想像もできない苦労を明かした。せん痛

舞台は今回、3戦3勝のマイルに替わる。特に阪神1600メートルは、2歳時に朝日杯FSをレースレコードで勝った相性のいいコースだ。「右回りに替わるのは大きなアドバンテージ」と堀師。2つめのG1タイトル奪取へ、前走以上のパフォーマンスに期待を寄せた。

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阪神実績あり右回りプラス(サンスポより)

毎日王冠の勝ち馬は20日に阪神競馬場入り。21日は装鞍所からパドックをスクーリングした。阪神では昨年の朝日杯FSを勝っており、「2歳時に阪神への輸送をこなしている点は自信にはなります。右回りはスムーズに手前を替えるので、プラスに出ると思います」と堀調教師。

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 毎日王冠の勝ち馬は20日に阪神競馬場入り。21日は装鞍所からパドックをスクーリングした。阪神では昨年の朝日杯FSを勝っており、「2歳時に阪神への輸送をこなしている点は自信にはなります。右回りはスムーズに手前を替えるので、プラスに出ると思います」と堀調教師。

ひと夏越して秋の始動戦に毎日王冠を選択したサリオス。プラス10キロでの出走でしたが、馬体は太目感なく雰囲気良好。右トモに弱さを残す馬ですが、パドックの歩様は踏み込みはよく、自らグイグイ進んでいこうという姿勢。この姿に成長を感じましたし、パワーアップしてくれています。

レースはC.ルメールJらしくソツのない立回りで直線では追い出しをのんびり構える余裕。そして鞍上からGOサインが出ると、1段・2段とギアを上げ、残り1ハロンだけで後続に3馬身差をつける完勝。54キロの斤量+相手関係に恵まれたなど後押しはありましたが、改めてスピード能力の非凡さを感じさせてくれました。

前走後は在厩調整。余裕を残した勝利に見えたのですが、レース後の回復は思っている以上にスロー。次走へ向けてトーンが上がってこなかったのは心配でしたし、次走の予定が決まるのが遅くなったのもモヤモヤしました。ただ、時計を出すのを一旦控えたりすることはなく、丹念に時計を重ね、最終的にはM.デムーロJと新コンビを結成してマイルCSへ駒を進めてきました。

ここへの出走が決まってから、追い切りの負荷を更に高めてきましたが、時計&内容共に上々。セン痛を発症しましたが、すぐ治まり、翌日にマイルCS・1週前追い切りを行えたのでこの点に関しては心配なし。最終追いにはM.デムーロJが騎乗して感触を確かめてくれています。ただ、予定していたよりも追い切りが強くなったのはやや誤算。微調整を余儀なくされてしまいました。

また、水曜日に最終追いを終えたサリオスは前日輸送ではなく1日早く金曜日に阪神入り。まあ、これは昨年の朝日杯フューチュリティSでも同行動を行っていましたし、万全を期したのでしょう。

相手関係に目を遣ると、これまでコントレイル以外には先着を許していないサリオスですが、グランアレグリア・インディチャンプらが名前を連ねるここは超豪華。潜在能力は底知れないモノを持っていますが、G1を複数勝っているS級馬に対して現段階でどこまで通用するのか。真価を問われる1戦になるのは間違いありませんが、個人的にはこの壁を簡単に突き破れるとは思っていません。春の2戦のように挫折を味わいながら、それを乗り越えて行こうとする成長力を見せていってもらえればと思います。

レース運びは陣営とM.デムーロJとの間で綿密に打ち合わせされると思うので、おまかせするのみですが、大外枠になりましたが、阪神の外回りは内枠で変にプレッシャーを受け続けるよりは外目の枠の方がレースはしやすいはず。仮に外々を回されることになっても、2000mまでは十分守備範囲の馬なのでスタミナは足りる筈。動じない落ち着きぶりは出資していたロードカナロアに似たものがあるので、五分のスタートから月分の操縦性を存分に生かしてもらえればと思います。あとはグランアレグリア・インディチャンプらに現段階でどこまで対抗することが出来るかどうか。ホントそれに尽きると思います。

前走ではこれまでと違うレース運びになるも、直線半ばで一瞬内から抜け出しそうな場面を演出。レース運びに幅が出たのは素直に嬉しい。今回阪神に舞台を移しますが、軽量が味方したとはいえこの舞台でも実績と持ち時計はあり。55キロのハンデを味方に前走から1歩前進を期待したい。☆ヴィッセン


f:id:yakifish:20200513045835g:plain ヴィッセン(牡・斉藤崇)父ディープインパクト 母ダンツクレバー

日曜阪神10R 西宮S(芝2400m)8枠15番 団野J

・在厩場所:栗東トレセン
・調教内容:18日にCWコースで時計

斉藤崇師「18日の追い切りでは先行し、最後の直線でラウダシオンと併せました。最後は瞬発力勝負で見劣る形になってしまいましたが、この馬なりにしぶとく長く良い脚を使っていました。前走後も体が硬くなることもなく、良い状態を保っていますし、むしろ今回の方が体を良く見せています。前走はテンの反応がもう一つで、これまでと違うレースの運びになってしまいましたが、勝負どころでスッと反応して最後まで良い脚を伸ばしてくれました。定量戦でも差のない競馬をしてくれましたが、今回はハンデ戦で55キロの斤量で出走できるのは良いことですね。大成(団野大成騎手)には、馬の雰囲気を見ながらレースを組み立ててほしいと伝えているので、今回もヴィッセンの良いところを引き出してもらいたいと思います」(11/18近況)

助 手 18CW良 84.4- 67.9- 52.9- 39.0- 12.3 稍一杯追う ラウダシオン(古オープン)末強めの外1.6秒先行0.2秒遅れ

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第5回阪神6日目(11月22日)
10R 西宮S
芝2400メートル 3歳上3勝クラス 指定 混合 ハンデ 発走15:00
枠 馬 馬名 性齢 重量 騎手
1 1 スヴァルナ 牡5 56.0 松山弘平
1 2 ゴースト せ4 54.0 鮫島克駿
2 3 セントレオナード 牡4 56.0 C.ルメール
2 4 ヒートオンビート 牡3 54.0 戸崎圭太
3 5 リリーピュアハート 牝3 52.0 福永祐一
3 6 サトノラディウス 牡4 56.0 武豊
4 7 ウォーターパルフェ 牡5 54.0 浜中俊
4 8 シロニイ 牡6 56.0 藤岡康太
5 9 サウンドバーニング 牡8 53.0 北村友一
5 10 アーデントリー 牡4 54.0 津村明秀
6 11 ダンスディライト 牡4 55.0 石橋脩
6 12 ツーエムアロンソ 牡4 55.0 幸英明
7 13 ドゥーカ 牡7 53.0 国分恭介
7 14 レオビヨンド 牡4 54.0 松若風馬
8 15 ヴィッセン 牡9 55.0 団野大成
8 16 オーシャンビュー 牡7 53.0 長岡禎仁 

○斉藤崇師 「前走は後ろからになったが、鞍上がうまく挽回。この距離は安定しており、自分の競馬ができれば阪神でも」(競馬エイトより)

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5ヶ月の充電を経て、相性の良い京都・芝2400m(古都S)に出走した前走。早めの仕掛けで粘り込むことを身上にしているヴィッセンでしたが、久々のレースということで行きっぷりが案外。団野Jも無理に押し上げて行くことはしませんでしたが、1角を回る時はほぼ最後方。よもやの展開になって、早くも白旗を挙げたい心境でしたが、道中は下手に動くことを回避。勝負どころでも内々を立ち回って脚を温存することが出来ると4角での手応え・反応はまずまず。いざ追い出してどれくらいの脚を使えるか注目したのですが、先に抜け出してこのレースを勝つことになったシークレットランと遜色ない末脚を披露。直線半ばでは一瞬内から抜け出すような場面もあって力が入りましたが、最後は苦しくなって上位勢と同じ脚色に。パワータイプのお馬さんですが、結果的に馬場の悪い内へ入ってしまったのが勿体なかったかなと思います。

まあ、それでも9歳馬で57キロを背負ってのこの頑張り。一生懸命走る姿には頭が下がります。また、前走ではこれまでの好走パターンとは違うレース内容でしたが、持ち前の持久力と渋太さは存分生かしてくれたと思います。レースぶりに幅が出たことも素直に喜びたいです。

今回、前走から中2週での出走となりますが、追い切りの動きはいつものヴィッセン。併せ馬で遅れていますが、気にする必要はありません。直線平坦の京都の方がベターでしょうが、昨年9月の兵庫特別(2勝クラス)では3番手追走から2着に好走。53キロのハンデが後押ししたのは確かですが、その時の時計は2分25秒0となかなか優秀。ここでもやれる下地はあると思いますし、57キロであの頑張りを見せることが出来るなら、55キロで臨める今回は素直に前進を期待したいです。

団野Jには今回もスタート次第で先行するのか末脚を生かしてみるのかを判断してもらえればと思います。勝ち切るとなるとワンパンチ欲しいのは確かですが、ヴィッセンの良さを存分に引き出して前走以上の着順(賞金)を掴み取って欲しいです。

2着に巻き返した前走と同舞台&同騎手。良馬場なら堅実に駆けてくれると思うも、前走で最後内へモタれたように勝ち切れるかとなると半信半疑。中1週のローテも悪い方へ出なければ良いのですが…。☆ロードラスター


f:id:yakifish:20200513050027g:plain ロードラスター(牡・千田)父リオンディーズ 母スターコレクション

11月22日(日)阪神4R・2歳未勝利・混合・芝1800mに福永Jで出走します。11月18日(水)良の栗東・Cウッドチップコースで4ハロン58.1-43.1-13.2 6分所を馬なりに乗っています。追い切りの短評は「攻め軽目も順調」でした。発走は11時35分です。

○千田調教師 「福永騎手が乗れそう。天気予報もOKですね。そのあたりを踏まえて総合的に判断。今週のレースへ行きましょう。間隔が詰まっているだけに、11月18日(水)はサッと。前回と同じような競馬が出来れば、再び好勝負に持ち込めるのでは・・・」

≪調教時計≫
20.11.18 竹之下 栗CW良 58.1 43.1 13.2 馬なり余力

☆★情報と画像は(株)ロードサラブレッドオーナーズのHPより☆★

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第5回阪神6日目(11月22日)
4R 2歳未勝利
芝1800メートル 指定 混合 発走11:35
枠 馬 馬名 性齢 重量 騎手
1 1 ワイドモンスター 牡2 55.0 西村淳也
2 2 ヴァジュランダ 牡2 55.0 岩田康誠
3 3 ロードラスター 牡2 55.0 福永祐一
4 4 ショウナンアレス 牡2 55.0 池添謙一
4 5 フィールドクラウン 牡2 55.0 国分優作
5 6 エイカイファントム 牡2 55.0 岡田祥嗣
5 7 レンツシュピッツェ 牡2 55.0 松山弘平
6 8 アルバーシャ 牡2 55.0 浜中俊
6 9 ドンナセレーノ 牝2 54.0 C.ルメール
7 10 レッドジェネシス 牡2 55.0 川田将雅
7 11 ドルチェヴィータ 牝2 54.0 菱田裕二
8 12 アウスヴァール 牡2 55.0 藤岡佑介
8 13 マルカトップガン 牡2 54.0 団野大成

○千田師 「良馬場で巻き返してくれた。コーナーが2つの競馬も良かった」(競馬エイトより)

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良馬場+母の背中を知る福永Jの手綱で変わり身を期待した前走のロードラスター。少し余裕のある馬体での出走となりましたが、レースでは好発から出たなりの位置で追走。ちょうど目の前に人気を集めていたフレイミングサンがいたので、その動きに合わせるように勝負所から進出。そして4角ではフレイミングサンの外へ取りつき、少し蓋をする形で最後の直線へ。

そして、満を持して追い出されたロードラスターは手応え通りの伸びを披露。残り300mあたりでは『やったあ』と思ったのですが、残り200mぐらいから苦しくなったのか内へモタれる素振り。福永Jは右から鞭を入れて懸命に立て直そうとしてくれたのですが、内からスッと抜け出したディヴァインラヴには追い付けず。福永Jはホント完璧な騎乗を見せてくれたのですが、まだまだ馬体・動きと気持ちが噛み合っていないのでひと押しが利きません。

前走後は在厩調整を続け、天気を確認しつつ、好走した前走と同舞台を選択。また、福永Jの都合にも合わせたので、前走から中1週での出走となります。追い切りの内容を確認する限り、一定のデキは保っているようですが、状態面の上積みは求めづらい感じ。馬体は引き締まってきて欲しいですが、テンションが高くなってなければ良いのですが…。

レースぶりに関しては、前走のような競馬運びが理想。道中、しっかり溜めが利けば、直線で確実に伸びてきてくれるでしょう。ただ、前走でも内へモタれたように、最後の詰めを決めることが出来るかどうか。今回も堅実に駆けてくれると思いますが、勝ち切ると正直自信はありません。相手関係も前走よりちょこっと強力かも。

まあ、まだまだ馬体に緩さを残し、パンとしてくれるのは来春以降かもしれません。そんな中でもキラッと光るモノを見せてくれているラスター。今回も福永Jにおまかせするのみですが、ひとまず自滅する形での敗戦だけは避けてもらいたいです。

18日に帰厩。来週のジャパンC出走へ向け、20日に1週前追い切りを行っています。☆アーモンドアイ

f:id:yakifish:20200513045835g:plain アーモンドアイ(牝・国枝)父ロードカナロアフサイチパンドラ

・在厩場所:18日に美浦トレセンへ帰厩
・次走予定:11月29日の東京・ジャパンカップ(G1)・C.ルメール

国枝師「18日にこちらへ帰厩いたしました。先日、NF天栄にて馬体を確認させてもらいましたが、再度よく馬体をチェックさせていただき、問題無ければ明日から乗り運動を開始します。今のところ、20日にクリストフ(C.ルメール騎手)を乗せて追い切る予定ですが、あくまでも馬の状態を最優先に進めてまいります」(11/18近況)

・在厩場所:美浦トレセン
・調教内容:20日に南Wコースで時計
・次走予定:11月29日の東京・ジャパンカップ(G1)・C.ルメール

国枝師「予定通り20日に南Wコースで併せて追い切りを行いました。道中はアーモンドアイが大きく追走して、馬場の真ん中辺りから脚を伸ばすと、前のボスジラには僅かに届かずゴールしています。帰厩後初めての時計に加えて次が長距離戦になりますので、今日は自分のリズムでゆったりと走ることに重きを置いていました。1頭だと余裕を持ちすぎるので、念のためにボスジラに誘導してもらいましたが、気負うことなくとても良い走りを見せていましたし、時計的にも丁度良いくらいでしたね。騎乗したクリストフ(C.ルメール騎手)は『フットワーク、息遣い共に良かったですね。一番重要だったのはリラックスしているかというところでしたが、テンションが上がることなく良い雰囲気を保てていたと思います』とコメントしていました。天皇賞・秋から間隔がそれほど空いていませんので体の緩みはありませんが、脚元を中心に疲れが溜まりやすくなりますから、その点は特に気を付けて進めていきます。なお、来週は25日に再度クリストフに乗ってもらい最終追い切りを行う予定です」(11/20近況)

ルメール 20南W良 67.4- 52.7- 38.6- 12.4 馬なり余力

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ジャパンC・1週前追い】アーモンドアイ、Wコースで軽快 ルメール好感触「疲れ全然感じない」

「第40回ジャパンC」(29日、東京)でラストランを迎える芝G1・8勝馬アーモンドアイ(牝5=国枝)が20日ルメールを背に美浦Wコースで1週前追い切りを行った。18日に帰厩してから初時計。ボスジラ(4歳オープン)を前に見ながら折り合い重視の内容で5F67秒4~1F12秒4。馬なりのまま、僚馬の1馬身後ろでゴール板を駆け抜けた。

レース前日に美浦へと駆けつけたルメールは「今日は軽めの追い切りでストレッチ。この中間、一番大事なのはリラックスすること。テンションは上がっていなかった。疲れも全然感じない」と好感触を伝えた。2400メートル戦は2年前のジャパンC以来。ルメールは「めちゃくちゃ強いから大丈夫」。国枝師も「長い距離を走るので落ち着いて走れるかがポイントだったが、時計的にも気持ち的にも問題ない」と不安を一蹴した。

後輩3冠馬コントレイル、デアリングタクトとの夢の対決で注目の一戦。鞍上は「3歳馬相手に強さを見せたい。(2頭は)まだ負けていないからリスペクトしている。だけど、アーモンドアイは誰が相手でもノーフィアー(恐れなし)。2年前は凄いレコードで勝っているし絶対にいい競馬ができる」と自信を隠さない。25日の最終追い切りにも騎乗する予定。「天皇賞は休み明けだったしジャパンCでは100%のコンディションになるはず。楽しみにしています」。史上初の8冠馬が伝説の最終章へ、いよいよ本格始動した。

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いよいよラストランになる29日の東京・ジャパンC出走へ向け、アーモンドアイが始動。18日に無事美浦へと戻ってくると、早速翌日から馬場での乗り込みを再開。そしてやや変則ながらジャパンC・1週前追い切りを金曜日の20日に実施。わざわざC.ルメールJが駆け付けてくれるのは頭が下がる思いですが、この馬らしい軽快な動きを披露。目に見えない疲れがまだ残っているかと思いますが、そこは通常よりも念入りに運動後のケア・メンテナンスを行ってもらい、出来る限りフレッシュな状態へと持っていって欲しいです。厩舎スタッフの方には手が掛かるかと思いますが、次がラストなので悔いを残さないようにお願いしたいです。

まずは無事にそして良い状態でレース当日を迎えて欲しいところ。ただ、開催が進んだ東京・芝2400mは現状のアーモンドアイには少し距離が長いかと思いますし、タフな馬場もプラスとは言えません。3歳の無敗の3冠馬2頭だけなく古馬も強力なので、さすがに勝ち負けを望むのは酷かなとも思っています。

北海道からNF天栄へ移動してきた際に左トモの歩様に気になるところを発見。治療して一旦良化したところで症状がぶり返してしまったので、前走からレース間隔が空いてしまう。また、先週の福島戦を除外になって久々の東京・芝1400mへ。以前は得意としていたこの条件ですが、フルゲート18頭立て+時計の速い決着は不向き。スムーズな追走で少しでも上位を目指して欲しい。★アンブロジオ


f:id:yakifish:20200513045835g:plain アンブロジオ(セ・菊沢)父ローズキングダムアンティフォナ

土曜東京11R 奥多摩S(芝1400m)3枠6番 菊沢J

・在厩場所:美浦トレセン
・調教内容:18日に南Pコースで時計

菊沢師「18日に南Pコースで追い切りを行いました。ここまで本数を積んで馬体の方は出来上がってきていますし、今週は単走で終いサッと脚を伸ばすくらいのところで反応を確かめました。普段はややテンションの高いところが見られますが、馬場での準備運動中やコースでの追い切り時には特に折り合いを欠いたりするようなことはありませんし、今回も軽快なフットワークで最後まで走れていましたね。ただ、普段の様子からすると段々と気が入ってきている感じですし、あまり予定を先延ばしにするよりは今週使っていった方が良いのかなという印象だったので、21日の東京・奥多摩Sに一樹(菊沢一樹騎手)で投票させていただきました。1ハロンの距離延長がどうなるかが鍵になってくると思いますが、道中リズム良く運べれば終いは着実に脚を伸ばしてくれるタイプですから、良い走りを見せて欲しいところです」(11/19近況)

助 手 15美坂良 57.9- 43.0- 28.9- 14.5 馬なり余力
助 手 18南P良 67.7- 51.9- 38.0- 12.3 馬なり余力

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第5回東京5日目(11月21日)
11R 奥多摩
芝1400メートル 3歳上3勝クラス 特指 混合 定量 発走15:25
枠 馬 馬名 性齢 重量 騎手
1 1 ハーフバック 牝4 55.0 高倉稜
1 2 ビアイ 牝3 54.0 原田和真
2 3 カルリーノ 牡4 57.0 三浦皇成
2 4 ウインゼノビア 牝4 55.0 野中悠太郎
3 5 ブレイブメジャー 牡4 57.0 津村明秀
3 6 アンブロジオ セ5 57.0 菊沢一樹
4 7 ミュージアムヒル 牝5 55.0 丸山元気
4 8 ボーダーオブライフ せ6 57.0 内田博幸
5 9 ファイブフォース 牝6 55.0 勝浦正樹
5 10 ビッククインバイオ 牝3 54.0 戸崎圭太
6 11 ホープフルサイン 牡4 57.0 丹内祐次
6 12 トラストケンシン 牡5 57.0 藤田菜七子
7 13 レッドイグニス セ7 57.0 北村宏司
7 14 ケイアイサクソニー 牡4 57.0 石橋脩
7 15 ネリッサ 牝4 55.0 横山武史
8 16 アーデンフォレスト 牡4 57.0 田辺裕信
8 17 ショウナンアオゾラ 牡4 57.0 浜中俊
8 18 ウィンドライジズ 牡6 57.0 木幡巧也

○菊沢師 「前走はうまく外に出せなかった。馬群を捌けるかどうかが鍵になるが、除外で延びた分、乗り込みは十分で馬体の張りも良好。うまく流れに乗れれば1400mでも」(競馬ブックより)

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去勢手術を行って、煩い面が緩和されたのは良かったですが、他馬を気にする繊細さも出てきたアンブロジオ。馬群の中で進めることは出来るのですが、そこから抜け出そうとする時にもう1つ伸び切れないシーンが。前走も中団から徐々に押し上げて直線を向いたのですが、直線での進路取りに失敗して少し前が詰まることに。 その後、立て直そうとしてくれたのですが、今度はアンブロジオが他馬を気にした結果、内へモタれてしまいました。直線で大外へ持ち出していれば少し結果は違ったかもしれません。

前走後は一旦NF空港でリフレッシュし、8月中旬過ぎにNF天栄へ移動してきたのですが、到着後に歩様をチェックしたところ、左トモの歩様に少し気になる点を発見。軽めの調整で回復を促し、球節の治療で一旦良化したのですが、坂路へ連れ出したところで再度左トモの歩様を悪化させてしまいました。その後、トレッドミルを併用して慎重に進め直したところ、症状がぶり返すことはなかったですが、前走から間隔が空いてしまったのは一頓挫・二頓挫あったからです。そして先月21日に美浦・菊沢厩舎へようやく戻ってきました。

帰厩後は先週14日の福島・みちのくSへ向けて調整を進めていましたが、残念ながら除外の憂き目に。ここ数走は芝1200mにこだわって使ってきていましたが、当面、適条件がないので、1週スライドして芝1400mのここへチャレンジすることになりました。

まあ、東京の芝1400mというと、アンブロジオの若かりし頃のベスト条件。久々の舞台なのでムキになった追走となると最後止まってしまうかと思いますが、馬の気分に任せて追走できれば対応してくれそう。ただ、全体時計or上がりの時計が速くなると、アンブロジオには辛いでしょうねえ。帰厩後の調整・追い切りを見ると、ビシビシやれていないのは気になりますが、馬なり中心も丹念に時計はマーク。本数を重ねて素軽さは出てきているようです。まあ、除外で延びたこともあり、走れる態勢は整っているとは思います。

正直なところ、ここで好走するイメージは沸いてこないのですが、菊沢Jはアンブロジオの癖を十分理解してくれているので、まずはリズム良く走らせてもらい、直線では出来るだけ狭いところを避けるように乗ってきて欲しいです。ひとまずの目標は人気以上の着順ですが、何とか掲示板に乗れるかどうかのところまで脚を伸ばしてきてもらいたいです。