アリスヴィクトリア(牝・中内田)父ロードカナロア 母ウィクトーリア
土曜阪神5R メイクデビュー阪神 2歳新馬(芝1800m)6枠8番 川田J
・在厩場所:栗東トレセン
中内田師「27日にはレースに騎乗予定の川田騎手を背にCWコースで併せて追い切っています。レース当該週と言うことで、終い重点でしっかり動かすように指示を出していましたが、手応え的には僚馬に見劣る形となってしまいました。ジョッキーは『道中は真面目に走ることが出来ていましたが、動き切れないことが嫌なのか、終始力みが見られましたね。終い重点で促していくと、最後まで頑張ろうとする姿勢は見せてくれましたが、スッと加速する感じではなかったです。ただ、気持ちが逸れることはなかったですし、体が動けるようになればもっと良い走りを見せてくれそうです』とのことでした。少し辛口ではあったものの、終い重点とはいえ、ラスト1ハロン11.2秒と、水準以上の時計をマークしているのですから、ジョッキーもそれだけ伸びしろのある馬だと感じているのでしょう。ゲート試験時よりも馬体は逞しくなっていますし、今の状態でどれだけの走りを見せてくれるか楽しみにしています」(9/27近況)
調教師 24栗坂良 56.9 - 40.9 - 25.9 - 12.4 馬ナリ マテンロウディアナ(新馬)馬ナリと同入
川 田 27栗CW良 86.8 - 70.6 - 54.4 - 37.8 - 11.2 末一杯 マテンロウゴールド(二歳1勝)馬ナリの外0.3秒先行0.1秒遅れ
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第4回阪神8日目(09月30日)
5R メイクデビュー阪神 2歳新馬
芝1800メートル 指定 馬齢 発走12:15
枠 馬 馬名 性齢 重量 騎手
1 1 グラヴィス 牡2 55.0 坂井瑠星
2 2 クロダブシ 牡2 55.0 幸英明
3 3 インザモーメント 牡2 55.0 鮫島克駿
4 4 サイレント 牝2 55.0 松山弘平
5 5 オンザプラネット 牡2 55.0 団野大成
5 6 サウンドアレグリア 牝2 55.0 武豊
6 7 エコテーラー 牝2 54.0 角田大河
6 8 アリスヴィクトリア 牝2 55.0 川田将雅
7 9 ゴールドサーベル 牡2 55.0 和田竜二
7 10 モカラルビー 牝2 55.0 岩田望来
8 11 フォージドブリック 牡2 55.0 菱田裕二
8 12 カワカミガンビエ 牝2 54.0 泉谷楓真
○福永助手 「乗り込みは順調。能力もありそうだが、まだ非力な面が。使いつつ良くなれば」(競馬ブックより)
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ブラックエンブレムの系統にはこれまで縁がなく、母ウィクトーリアへの思い入れも正直薄いのですが、戦績から高いポテンシャルを秘めていたのは確か。また、預託先が栗東・中内田厩舎となり、必要実績で弾かれるものだと思っていましたが、初仔+父ロードカナロアが嫌われ、ウィクトーリアの21ことアリスヴィクトリアは手の届かない存在ではないことを確認。大物へ変貌する可能性もあると見て、一転出資することとなりました。
育成時のアリスヴィクトリアはこの母系らしくピリッとした面を時折窺わせるも、人間には基本従順。そして競走馬として高いセンスを秘め、調教動画は早い段階から動きの良さを披露。順調に育っていってくれさえすれば、結果は付いてくる1頭だと大きな期待を寄せる存在となりました。
ただ、早期入厩が見えてきたところで、馬房内で顔をぶつけて右眼を打撲するアクシデント発生。幸い、大事には至らずも、意外と軌道に乗っていくのに時間を要した印象も。まあ、それでも7月1日に入厩すると、デビュー戦まで順調に辿り着きました。
特に再入厩後はデビューへ向けての調整・追い切りを本格化。丹念に時計をマーク出来ているのは好感も、併せ馬では見劣るケースが大半。タレントが揃っている厩舎なので、そこまで悲観することはないですが、意外と非力なタイプ。体質面でも少し弱いところはあるのでしょう。
ですので、個人的な応援&期待のトーンは下がり気味ですが、芝の実戦へ行って良さが出そうなタイプ。川田Jの好リードに導かれ、まずはノビノビ走ってもらい、その中でキラッと光るモノを見せてもらいたいです。勿論、結果が伴うことに何ら反対はありません。