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北海道を離れてから体力不足な面を多く覗かせるも、8月頭に美浦トレセンへ戻ってきてからは週2本時計をマークしてジワジワ良化中。良くなるのはもっと先でしょうが、早めに1度実戦を経験することで良い刺激を与えることが出来れば。少しでも上位を目指して欲しい。★アルテアシップ

f:id:yakifish:20200513045835g:plain アルテアシップ(牡・手塚)父ルーラーシップ 母ギモーヴ

土曜新潟5R メイクデビュー新潟 2歳新馬(芝2000m)3枠3番 岩田康J

・在厩場所:美浦トレセン

手塚師「30日に南Wコースで併せて追い切りを行いました。道中は3頭縦列の2番手から進め、直線では真ん中に進路を取って脚を伸ばすと、最後は2馬身ほど遅れてゴールしています。前を走っていた馬が必要以上に内に寄れてしまったので進路が狭くなって、思ったように脚を伸ばせなかった分、遅れを取ってしまいましたが、アルテアシップとしては最後までしっかりとした脚取りで走ることが出来ていました。相変わらずスッと反応できないものの、真面目に走ることが出来ていますし、帰厩当初に比べるとこの馬なりに動けるようにはなってきています。しっかりと追い切りを積むことが出来たので、段々と馬体は引き締まってきていますし、走法的にも新潟の内回りの2000mは合いそうですから、現状でどれだけの走りが見られるのか楽しみにしています」(8/30近況)

助 手 27美W良 56.2 - 40.6 - 13.4 馬ナリ
嶋 田 30美W良 84.8 - 68.3 - 52.7 - 38.1 - 12.0 強め アナンシエーション(古馬3勝)馬ナリの内0.8秒追走0.4秒遅れ

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第3回新潟7日目(09月02日)
5R メイクデビュー新潟 2歳新馬
芝2000メートル 指定 混合 馬齢 発走12:35
枠    馬    馬名    性齢    重量    騎手
1    1    キャントウェイト    牡2    55.0    柴田大知
2    2    モスクロッサー    牡2    55.0    川田将雅
3    3    アルテアシップ    牡2    55.0    岩田康誠
4    4    クラウンクーロン    牡2    55.0    木幡巧也
4    5    ヴェローチェエラ    牡2    55.0    M.デムーロ
5    6    テリオスサラ    牝2    55.0    大野拓弥
5    7    アンナバローズ    牝2    55.0    坂井瑠星
6    8    ホワイトシップ    牡2    55.0    三浦皇成
6    9    グレック    牡2    55.0    内田博幸
7    10    ワカミヤノミコト    牡2    54.0    永野猛蔵
7    11    エコロネオ    牡2    55.0    菱田裕二
8    12    ディザーブラン    牝2    55.0    津村明秀
8    13    ビクトリーフォース    牡2    55.0    戸崎圭太

○手塚師 「馬体に余裕があるように見えるが、体形的なものもある。まだ緩さはあるが、段々と動きは良くなっている」(競馬ブックより)

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必要実績が高くなりそうだったから一旦候補から外していたギモーヴの21ことアルテアシップですが、最初に抽優馬として考えていたインヘリットデールの21(インファイター)の人気が高騰し、締切直前で方向転換。抽優馬として申し込むと縁が合って出資することが出来ました。

まず、魅力に感じたのがボリューム満点の馬体。それでいて滑らかな歩様を見せており、身体能力の高い1頭なのかなという印象。馬体も育成を進めていく中で纏まりが出てきて、パワフルな動きが出てきてくれればと見ていました。一方で父ルーラーシップと母父ハービンジャーの配合は鈍重な感も。馬体を持て余すようだとスピード不足な馬になってしまうのかなという懸念も少しありました。

育成時のアルテアシップは調教の進んだ組に属し、素直な気性で調教を消化していってくれましたが、乗り手を選ぶような面があり、気持ちが乗り切らない走りを見せることも。どこかでヤル気スイッチが入ってきて欲しかったですが、走ることへの興味が薄いのかなあ。

まあ、それでも育成メニューは順調にクリアしてきたことから、4月14日に美浦・手塚厩舎へ初入厩。早期デビューを視野に入れていましたが、トレセンではスクミが見られたりと意外な弱さを露呈。ゲート試験は早めに合格のメドを立てるも、両前の深管に痛みが見られ、歩様にもその影響が。一旦、NF天栄へ戻し、脚元のケアに時間を注ぐこととなってしまいました。幸い、深管の痛みを悪化させたり、ぶり返したりすることはなかったので、6月頭には再度美浦トレセンへ。その後、ゲート試験はあっさりクリアしてくれましたが、体力不足な面は否めず、トモの頼りなさから前脚に負担が掛かりやすいという厳しい手塚師のジャッジ。再度NF天栄送りとなり、じっくり馬を作っていくこととなりました。

2度目のNF天栄生活でも与えられた調教メニューは問題なくクリア。ハロン15秒の調教は難なく対応できましたが、そこから1段2段と坂路で負荷を高めていこうとすると、馬体を持て余し気味でモタモタ。元々、スッとギアが上がらない面がある馬ですが…。刺激を与える意味で、早めに1度実戦を使ってみる方が良さそうかなと見ていました。

その後、8月頭に2度目の帰厩を果たすと、3回新潟開催でのデビューを視野に追い切りを本格化。Wコースで週2回きちっと時計を出し、ひと追い毎に動けるようになってきた感はあったも、最終追いは3頭併せの真ん中で早めに遅れを取り、食らい付くのが精一杯。芯が入ってくるのはもう少し先のことかなと思いますが、育成時にちょくちょく見られた気持ちが乗り切っていなかったということかな? 最後に気合をつけたことで良い変化が見られれば…。

芝2000mに関してはややピッチ気味の走法といえ、血統的には十分対応できる筈。開催が進み、幾らかでもパワーを要する馬場になってきたのもプラスかなと。ただ、切れ味不足の現状ですし、モタモタしたところは相変わらず。抽優馬で頑張ってもらわないといけない1頭ですが、デビュー戦からの期待となるとちょっと酷かもしれません。

相手関係に目を遣ると、関西から遠征してきた2頭(ヴェローチェエラ・アンナバローズ)が強力。共に追い切りでは力強い動きが目立ちますし、アンナバローズはハート型の流星が早くも有名。走ってくるようだと人気が出そうな存在です。

それに対し、アルテアシップは地味な印象は拭えず、今回に関してはまずは無事に走り終えて欲しいというのが1番。その中で今後に繋がるモノが少しでも見えれば。まずはレースの流れにしっかり乗って欲しいですし、岩田康Jには甘やかすことなく、直線でビシビシ鞭を入れてもらい、アルテアシップのやる気を引き出してもらいたいです。そして少しでも上位へと辿り着いてくれることを願っています。