アンブロジオ
・在厩場所:美浦トレセン
菊沢師「27日に南Wコースで追い切りを行いました。精神面を考慮して単走の形を採っており、5ハロンから66.8秒のラスト1ハロンは11.7秒というタイムをマークしています。今週もスタッフが騎乗していたので、折り合いを欠くことは無かったですし、先週に比べると身のこなしにも段々と柔らかさが出て来ている印象です。終いは強めに促す格好となったものの、ラスト1ハロンは11秒台を計時できているように脚色が衰えることは無かったですし、1週前でしっかりと負荷の掛かった調教を課すことが出来たと思います。今週も火曜日には障害練習を行いましたが、飛越は安定していて良かったですね」(4/27近況)
助 手 23美B良 89.1 - 73.0 - 57.0 - 41.8 - 13.9 馬なり余力
助 手 27美W稍 83.5 - 66.8 - 52.0 - 37.5 - 11.7 強め
アンダープロット
・在厩場所:美浦トレセン
加藤征師「これまでと同様にプール調教を行いつつ、先週末は坂路を2本登坂させた内の2本目で15-15くらいのキャンターを行っています。また、26日に坂路コースで帰厩後初の追い切りを課しており、道中はアンダープロットが2馬身追走する形から、最後は古馬1勝クラスの馬を相手に同入で終えています。少し重たい馬場ではあったものの、1本目から素軽い動きを見せてくれましたし、この走りであれば5月14日の新潟・弥彦Sへ向けて進められそうですね。前走で鼻出血を発症した経緯がありますので、今後もその点には気を付けて調整を行っていきます」(4/26近況)
助 手 21美坂良 60.1 - 45.2 - 29.9 - 15.1 馬なり余力
助 手 26美坂重 53.2 - 38.8 - 25.5 - 12.6 強め エコログロリアス(古馬1勝)馬ナリを0.3秒追走同入
助 手 30美南W稍 88.2 - 71.7 - 56.0 - 40.6 - 13.2 馬なり余力
ピクシーナイト
・在厩場所:栗東トレセン
音無師「27日に坂路で併せて追い切りを行いました。先週の段階ではまだ自分から進んで行くほどの前向きさに欠けていたことから、今回は意識的に早めに併走馬に併せて気合いを乗せるように指示を出していました。助手は『指示通り早めに併せて行くと馬がやる気を出してハミをグッと噛んで進んで行く姿勢を見せてくれました。先週以上に動きが良くなっていますし、このひと追いで更に上向いてきそうです』とのことでした。馬なりとはいえ、軽く促した程度で全体が51.3秒で、ラスト1ハロン12.2秒と、よく動けていました。前走は久々の競馬に加えて阪急杯を使えなかった頓挫もありましたから、まずは無事に競馬に向かうことを最優先として仕上げましたが、使った後もリンパ管を気にすることはありませんし、それ以外にも気になるところはありません。ですから、今回はもう一段階攻めた仕上げでレースに向かうつもりです」(4/27近況)
助 手 27栗坂稍 51.3 - 37.4 - 24.4 - 12.2 馬なり余力 ミッキースピナッチ(三歳1勝)馬ナリを0.3秒追走同入
助 手 30栗坂不 58.7 - 42.5 - 28.2 - 14.3 馬なり余力
メッセージソング
・在厩場所:栗東トレセン
渡辺師「入厩後は元気の良いところを見せながらも、順調に調教を進めることが出来ていましたので、26日にCWコースで強め1本目となる追い切りを消化しています。最初の追い切りと言うことで、終い重点の形を採りましたが、雨の影響で馬場が悪かった割には、最後まで良い脚で伸びてくれました。騎乗した助手は『確かに精神面に幼いところがあって走りに対して真面目ではないですが、直線で追い出しに掛かると良い脚で伸びてくれましたよ』とのことでした。まだ幼いところが目立ちますが、走りに集中すればピッチの利いた良い走りを見せてくれますから、その持ち味を良い方に向かせていければと思っています。もう少し追い切りの動きを確かめながら、具体的な番組について検討していきます」(4/26近況)
助 手 23栗坂良 56.7 - 41.0 - 26.3 - 12.9 馬なり余力 ライアンバローズ(三未勝)馬ナリを0.3秒追走同入
助 手 26栗CW重 87.2 - 71.2 - 55.4 - 39.9 - 12.2 一杯
助 手 30栗坂不 60.9 - 42.8 - 26.1 - 12.5 一杯
アッシュフォード
・在厩場所:栗東トレセン
西園翔師「先週いっぱいはレースの疲労が表面に出ないか見ていましたが、むしろ一度競馬を使ったことによって馬体が締まって良く見せるようになっていますよ。26日に坂路で追い切りを行いましたが、前日の雨の影響で最後は走りづらそうでしたね。でも、動きが悪かったわけではないですし、ラスト1ハロン12.7秒のタイムをマークしているぐらいですから、遅れは気にしなくて良いでしょう。併せて馬を気にするか見ていましたが、集中力が切れることはなかったですし、レースを経験していけば気を使うことはないと見ています。このまま問題なければ、5月7日の新潟・芝1800m戦に向かう予定です」(4/26近況)
助 手 26栗坂重 55.9 - 41.0 - 26.6 - 12.7 一杯 マイネルフォーコン(三未勝)馬ナリを0.1秒追走0.6秒遅れ
・在厩場所:美浦トレセン
栗田師「引き続き坂路コースで追い切りを行い、23日に単走で56秒フラットの時計を出しています。先週と同様に力みがなくてスッと加速することが出来ていましたし、まずまずの調教だったと思います。そして、26日には南Wコースで併せて追い切りを行い、道中はマンスールが4馬身ほど先行して、直線では外目から脚を使うと、最後は今週の天皇賞・春へ出走予定のタイトルホルダーとほぼ馬体を並べて終えています。今週は五十嵐騎手に手伝っていただきましたが、『追い出してから少し上擦るような走りとなってしまいましたが、もっと時計を詰められそうなくらい余裕はありました。それに、息遣いも特に気になりませんでしたよ』と話していました。この動きであれば来週の番組に使えそうですから、5月7日の東京・ダ1600m戦に裕紀人(石川裕紀人騎手)で向かいたいと考えています」(4/26近況)
助 手 23美坂良 56.0 - 41.2 - 27.1 - 14.1 馬ナリ馬なり余力
五十雄 26美W重 83.4 - 67.4 - 52.3 - 38.3 - 12.2 馬なり余力 タイトルホルダー(古オープン)馬ナリの外0.7秒先行同入
助 手 28美坂良 61.9 - 45.3 - 29.7 - 15.3 馬なり余力
助 手 30美坂稍 55.3 - 40.0 - 26.3 - 13.2 馬なり余力
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アンブロジオは実戦へ行くと気持ちが昂りやすいので、それが鼻出血を誘発しなければ良いのですが、週末の出走へ向け、ひとまず順調な仕上がり。追い切りではしっかり折り合いが付いています。また、最終追いは新潟への輸送を見据え、サラッとした感じに止め、メリハリを付けておいて欲しいです。
アンダープロットは次走へ向けての調教・追い切りを本格化させていますが、鼻出血明けですが、動きは良い意味で以前と変わらず。力強さを感じることが出来ます。また、雰囲気も良いので、14日の新潟・弥彦Sまでにはきっちり仕上がりそう。
ピクシーナイトも次走予定の13日の東京・京王杯SCへ向け、調教・追い切りのギアを上げてきていますが、27日の坂路追いでは上々の時計をマーク。このひと追いでピリッとしてくると思いますし、内面での充実も進む筈。ただ、リンパ管の状態には常に目を配り、症状がぶり返してこないようにお願いします。
栗東・渡辺厩舎へ転厩したメッセージソングですが、順調に追い切りを消化。まだまだ精神面の幼さが目立つのは悩ましいも、集中出来れば力強い伸び脚を披露。パワー・体力は着実に加わっています。あとは集中力に欠ける面(集中が続かない)を補う為、直線勝負に徹するといった極端な戦法に磨きを掛けるのみでしょう。
1度実戦を経験し、転厩になったとはいえ、2戦目でガラッと変わってくることを期待したアッシュフォード。その分、前走の走りには少しがっかりした感は否めないも、ひと叩きしたことで馬の雰囲気は良好。すぐ追い切りを再開出来ていますし、この雰囲気なら良い状態で3戦目へ。揉まれるともう1つみたいなので、スムーズな競馬で巻き返して欲しいです。
マンスールは未勝利に終わった半兄カルトゥーシュに足りなかった前向きさに溢れているのは好感も、追い切りでも折り合いをつけるのに苦労する感じ。気持ちがどうも先走っているのでしょう。ハミを見直したり、舌を括ったりして改善に努めて欲しいです。動き自体は天皇賞・春に出走したタイトルホルダーに食らい付くところを見せ、ひと追い毎に上昇中。週中の最終追いは息を整える程度で良いぐらいだと思います。また、次走の結果・内容次第では1ハロン短縮も検討して欲しいです。