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喉の手術等でデビューが遅れるも、ポテンシャルの高い1頭。ただ、口向きが良くなく、ハミをガツンと噛んでしまうのが悩ましい課題。初実戦で舞い上がってしまうと操縦が利かなくなるかも…。結果は二の次でまずは無事に走り終えて欲しい。★アースコンチェルト

f:id:yakifish:20200513045835g:plain アースコンチェルト(牡・斉藤崇)父エピファネイア 母アースサウンド

日曜中京5R 3歳未勝利(芝2200m)7枠12番 団野J

・在厩場所:栗東トレセン
・調教内容:8日にCWコースで時計

斉藤崇師「8日にCWコースで追い切りを行いました。先週に引き続いて大成(団野大成騎手)を背に単走の形で行い、6ハロン81.4秒で、ラスト1ハロン12.2秒のタイムをマークしています。先週よりも全体・終い共に時計を詰めているように、体の使い方やハミ受けは良かったですよ。大成は『ハミ受けの難しさは依然ありますが、コースにゆったり入ることが出来て、先週よりもコンタクトが取れていました。向正面で他の馬が走っているのを見ると、一瞬はハミを噛んでしまいましたが、必要以上にムキになることはなかったですし、最後までしっかり脚を使ってくれました』とコメントしていました。乗り込みをこなしていくにつれて外側に張るところは少しずつ解消されていますが、競馬のスピードになって苦しくなると、張り易くなることが考えられますから、どちらかというと左回りコースの方がスムーズに立ち回ることが出来ると思います。新馬戦には間に合わなかったものの、良い状態でレースに向かうことが出来ますし、スタミナ豊富な馬ですから、その持ち味をレースで活かしてもらいたいところです」(3/9近況)

団 野 8CW良 81.4- 66.0- 51.7- 37.4- 12.2 一杯に追う

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第2回中京2日目(03月12日)
5R 3歳未勝利
芝2200メートル 指定 馬齢 発走12:10
枠    馬    馬名    性齢    重量    騎手
1    1    ビップルイス    牡3    55.0    松本大
2    2    サダムターゲット    牡3    53.0    川端海翼 
2    3    リヴァーレ    牝3    54.0    横山典弘
3    4    クールサムタイム    牡3    56.0    和田竜二
3    5    アグネスアース    牡3    56.0    小崎綾也
4    6    リミットバスター    牡3    56.0    岩田望来
4    7    ウインユアソング    牡3    55.0    永野猛蔵
5    8    コパノサントス    牡3    56.0    幸英明
5    9    ブレイクボーイ    牡3    56.0    川田将雅
6    10    カレンラグレース    牡3    56.0    松山弘平
6    11    フェスティヴビーム    牡3    56.0    森泰斗
7    12    アースコンチェルト    牡3    56.0    団野大成
7    13    ヤーゴ    牡3    53.0    佐々木大輔
8    14    ヒラボクアルセウス    牡3    56.0    松若風馬
8    15    アスターブジエ    牡3    56.0    西村淳也

○斉藤崇師 「大型でいい跳びをするが口向きが良くない。その点がどうかですね」(競馬エイトより)

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エピファネイア産駒は芝での活躍が目立つも、アースコンチェルトは母系の影響を受け、ダート寄りかなと思いつつ、雄大な馬体と堂々と振る舞う気性に魅力を感じての出資となりました。

育成時のアースコンチェルトは早くから動きの良さが目立ち、同世代の中でも期待値の高い1頭でしたが、そろそろ移動が視野に入り、ハロン14秒台までピッチを上げたところで息遣いの荒さを確認。念の為に内視鏡検査を行ったところで、咽頭片麻痺の症状と診断され、喉の手術を行うことに。早期発見できたのは良かったですが、そこから徐々に歯車が狂ってしまった感も。喉の手術後、順調に立ち上げていくことは出来たも、動きの質を高めていくのに一苦労。大型馬で馬体を持て余していた+操縦性が課題に。特に後者は口向きの難しさとして今も続き課題になっています。

そんな中で昨年11月に初入厩を果たすと、ゲート試験は約1週間で無事クリア(合格)。前向きさがあるのは好感も、体力面で途上さが窺え、NFしがらきで鍛え直すことに。体力強化と共に、口向きが硬く、ハミを掛け過ぎると噛んで抑えが利かなく癖の矯正に努めてきましたが、纏まりのある走りが出来るまでに時間を要し、新馬戦がなくなった時期でのデビューとなりました。

帰厩後の調教・追い切りに関しては、パワフルでスタミナがあることを実感できるも、走りはやや単調で上がりを要する形。また、左側へモタれる面を覗かせ、コーナーリングにもやや危うさも。そこで右回りの競馬場を避け、左回りの中京競馬場でのデビューにもなりました。

脚力的には魅力的なモノを感じ、素質の高い1頭だと今も思いますが、デビュー戦の今回は操縦性の難しさを考慮し、逃避したりすることなく、まずは無事に走り終えて欲しいというのが本音。気分良く先行出来ればと好走も期待できるかなと思うも、先々を見据えれば、馬群で我慢させての追走させる方がベターかも。まあ、現状でどういうレースが出来るのかを冷静に見守り、課題点(口向きの悪さ)を実感できればと思います。