ルシルクの21(牡・音無)父ニューイヤーズデイ
・在厩場所:北海道・ノーザンファーム空港
・調教内容:週1回屋内坂路コースでハロン16秒のキャンター2本、週2回周回コースで軽めのキャンター2500m、週1回トレッドミルでキャンター、残りの日は軽めの調整
担当者「その後も順調に乗り進めることが出来ていましたから、この中間から3ハロン46秒を目安にした調教を行っており、速い日は終いハロン15秒まで負荷を強めています。ペースアップ後も疲れを見せることはなく、体力があって動きも軽快です。精神面で我慢が出来ない部分は相変わらずあるものの、必要以上にムキになることなく調教に取り組むことが出来ています。ここまで課題と言ったところは見当たらず、いつもでペースアップ出来るレベルにあるものの、もう一段階良化を図るべく、もう少し時間を掛けつつ心身共に成長を促していきたいと考えています。他の馬と比較しても早い組で進めていくことが出来ていますから、早期移動を目標に進めていきたいですね。馬体重は518キロです」(1/4近況)
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気性面での子供っぽさはまだまだ残るでしょうが、走ることには至って真面目なルシルクの21。スパッと切れる脚を使うタイプではないかもしれませんが、調教動画を見ると、ブレの少ない走りで1歩1歩がしっかりしている印象。この中間もジワッと負荷を高めていますが、しっかり食らい付き、頑張ってくれています。
今後については、もう1段良くなる余地を残していることから、更に心身の成長・良化を促していくことになりますが、新種牡馬の仔ですから、早めに使いたいという思惑も。牧場でもそれなりに手応えを感じているのかなと思いますが、あと1ヶ月ぐらいの動きを見てから、最終的な方針を固めていってもらえればと思います。無理に急かして進めていくことは避けてもらいたいです。