ルシルクの21(牡・音無)父ニューイヤーズデイ
・在厩場所:北海道・ノーザンファーム空港
・調教内容:週3回屋内坂路コースでハロン16~17秒のキャンター1~2本、残りの日は軽めの調整
担当者「この1ヶ月間も非常に順調に調教を進められており、現在は坂路コースでハロン16秒までペースを上げています。今のペースにしてから3週間ほど経過しましたが、まだ前掛かりな走りをする部分はあるものの、肩はしっかりと出ますし、トモも使えていて動きは良いですね。乗っていて力強さも感じますし、手応えにも余裕が出てきました。体重が示す通り筋肉が付いてきましたし、メリハリの利いた馬体に成長してきていますよ。このままスムーズに行けば早めの移動も視野に入ってきそうですが、課題を挙げるとすれば精神面で、まだ我慢が出来ない部分がありますから、人間の指示を待って動けるようになると良いですね。馬体重は502キロです」(12/1近況)
ペニーウェディングの21(牡・清水)父シルバーステート
・在厩場所:北海道・ノーザンファーム空港
・調教内容:週1回屋内坂路コースでハロン16~17秒のキャンター2本、週2回周回コースで軽めのキャンター2500m、残りの日は軽めの調整
担当者「10月下旬のリフレッシュ期間が明けてからは、坂路コースでハロン17秒ペースから徐々に立ち上げて行って、現在はハロン16秒ペースまで進めています。体高はそれほど変わった感じはしませんが、馬体にはだいぶ幅が出てきましたし、飛節や首、肩のパーツがそれぞれひと回り大きくなりました。腹回りがなかなか絞れて来ずに気になっていたのですが、だいぶ引き締まって見映えも良くなりましたよ。たまに悪さをしようとする時はあるものの、精神的にもだいぶ落ち着いてきたと思います。調教を継続しても動きに硬さが出ることはありませんし、これかもどんどん良くなっていきそうな印象を受けています。馬体重は497キロです」(12/1近況)
キープシークレットの21(牡・杉山晴)父ドレフォン
・在厩場所:北海道・ノーザンファーム早来
・調教内容:週2回屋内坂路コースでハロン16~17秒のキャンター1本と周回コースで軽めのキャンター2700m、週2回屋内坂路コースでハロン16~17秒のキャンター1本と角馬場、週1回周回コースで軽めのキャンター2700m、残りの日は軽めの調整
担当者「この中間は週4回の内2回は坂路コースをハロン16秒ペースで登坂していますが、順調に負荷を強めていくことが出来ているように、特に問題なく乗り進めることが出来ています。性格は大人しいものの、いざ調教に行くと道中は抑えるのに苦労するくらいで、自然と時計が出るほどの前向きさを見せています。基本的には従順で扱いやすい馬ですが、突発的に何かやってやろうとするところがあるので、これから負荷を強めていく際は、より折り合い面に注意しながら進めていきます。ドレフォン産駒にしてはそこまで硬さは見せていないですし、現時点では特に課題は見当たらないですから、この調子で乗り進めつつ鍛えていきたいと思います。馬体重は491キロです」(12/1近況)
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ルシルクの21はこの中間、坂路での乗り込みを順調に消化。トモはまだまだパンとしていないも、身のこなし自体は良好。また、順調に乗ることが出来ていることで馬体の充実も同世代では目立つ様子です。
ペニーウェディングの21はリフレッシュを挟んだ後、淡々と乗り込みを進めていますが、その成果が馬体の充実に繋がっているのが何より。あとは精神面での幼さが少し目立つので、走ることに集中できるように丁寧に教え込んでもらいたいです。
キープシークレットの21は性格的に一癖隠している感じはしますが、走ることへ前向きなのは好感。また、追い切りは動くタイプに育ちそうな雰囲気。豊富なスピードを武器に芝・ダートを問わない活躍を見せてくれる馬へと育って欲しいです。