ヴィアルーチェ(牝・奥村武)父Almanzor 母Via Firenze
・在厩場所:美浦トレセン/近日中に福島県・NF天栄へ放牧予定
・調教内容:22日に南Wコースで時計
奥村武師「22日に南Wコースで追い切りを行いました。5ハロンから70-40くらいと無理はさせていませんが、ラスト1ハロンは13秒台を計時しているように、終いの伸び脚には正直物足りなさを感じましたね。クッションが利いて少し走り辛い馬場状態であったことは確かですが、良い頃はもっと楽に駆け抜けることが出来ていたものの、それに比べると迫力が欠けてしまっています。特にスピードアップしようとした際にはトモがブレてしまい、スッと反応することが出来ていない印象です。この追い切り後に状態が上向いてくる可能性はあるものの、調教後の息遣いを聞いても中身がもう一つのように感じますし、来週のレースとなるとさすがに急仕上げになってしまうでしょう。初戦の競馬で能力は感じましたし、ここで無理して後々まで悪影響を及ぼしてしまうことは避けたいですから、来週の競馬を楽しみにされていたにもかかわらず申し訳ありませんが、一旦NFへお戻しさせていただきたいと思います」(9/22近況)
助 手 22南W稍 86.0- 69.6- 54.3- 39.5- 13.1 馬なり余力
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17日に帰厩し、来週の中山・サフラン賞へ向け、準備が進んでいると思っていたヴィアルーチェ。ただ、1週前追い切りにあたる22日の追い切りがやや平凡だったので、どうしたのかな?と見ていたら、馬場を気にしたとは言え、動けずじまい。外見のダメージは少なさそうで帰厩して早めの2勝目を狙っていたのでしょうが、目に見えない疲れが残り、本調子を欠く感じ。そして検討の結果、来週の出走を取り止め、NF天栄へ逆戻りし、再調整する羽目になってしまいました。
正直、ちょっと判断を見誤ったんだと思いますが、無駄な1走を回避できたのは良かったと前を向くしかありません。そして仕切り直しとなる次走では予定ありきではなく、状態面で獣医師のお墨付きが出るくらいの好調さを取り戻してから、予定を組んでいってもらいたいです。また、今後このようなことがないようにお願いします。