シェダル(牡・長南)父ゴールドアリュール 母マイティースルー
6/30(木)園田11R 黄梅特別(ダ1870m)優勝(1番人気) 鴨宮J
まずまずのスタートを決めると、促しつつ好位4番手を追走します。2周目の3コーナー手前から抜群の手応えで先頭に並びかける、最後の直線で鋭く伸びて、後続馬に7馬身差をつけ先頭でゴールし、摂津盃へ向けた前哨戦を見事に勝利で飾っています。
長南調教師「おめでとうございました。予定を早めて帰厩させましたが、短期放牧明けとしては、とても順調に進めることが出来ました。最終追い切り後に疲れが出ないか気掛かりでしたが、逆にシャキッとして馬の雰囲気は良かったですし、体重の変動もなく良い状態でレースに向かうことができました。吉村騎手が騎乗停止の為、鴨宮騎手で臨むことになりましたが、返し馬を丁寧に行ってくれましたし、出遅れることなく五分のスタートを決めてくれましたね。レースでは、2番人気のフィアットルクスをマークする形で進め、勝負どころで上手く交わして行きましたし、こちらが思っていた以上に楽な競馬でしたね。摂津盃の前哨戦ということで、決して目一杯の仕上げではありませんでしたが、その中でこれだけ強い競馬をしてくれるのですから、今から本番がかなり楽しみになりました。炎天下での競馬でしたから、この後の反動には十分注意してじっくり立ち上げて行きたいと思います」
鴨宮騎手「吉村騎手からアドバイスを受けていましたが、返し馬の段階で“さすがにジンギと接戦を演じただけあるな”と思ったほど、この馬の凄みを感じました。ゲートがもう一つ良くないと伺っていたので、出来るだけテンションが上がらないように、ゆったり輪乗りを行いましたが、ゲート内では大人しくしていましたし、立ち遅れることはなかったです。道中はフィアットルクスを射程圏内に入れてじっくり追走していきましたが、いつでも交わせるぐらいの手応えでしたし、2周目の向正面で軽く促すとグッとハミを取ってくれたので、そこで勝利を確信したぐらいです。特に注文を付けるところはなかったですし、結果を出すことが出来てホッとしています。これだけの馬に乗せていただき、私にとって良い経験になりました」(レース結果)
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NFしがらきで心身のリフレッシュ図り、17日に西脇トレセンへ戻ったシェダル。そこから2週間足らずでの出走+目標が先であること、大井で実績を残してきた新たなライバル(フィアットルクス)との対決で取りこぼすことが頭を過ぎりましたが、終わってみれば、正攻法からの横綱相撲でライバルに7馬身差をつける完勝劇。強かったです。
今回、吉村Jの騎乗停止で、鴨宮Jへ乗り替わることになりましたが、よく研究してくれているのが伝わりましたし、課題であるゲートを決めてサッと好位をキープ。そして当面のライバルを見ながら進め、2周目の3角からは早めに被せに行きましたが、大きなアクションを送らず、シェダルを動かしてくれていたのは感心するほど。そして手応えの違いで勝利を確信できました。
今後は8月の摂津盃へ向け、仕上げを進めていくことになりますが、暑さをしっかり乗り越えるというのが大きな課題になってくるかと思います。色々手を尽くしながら、体調アップ・維持を叶えていって欲しいです。