アッシュフォード(牡・藤原英)父ハーツクライ 母ハーレクイーン
・在厩場所:北海道・ノーザンファーム早来
・調教内容:週2回屋内坂路コースでハロン15~17秒のキャンター2本と角馬場で軽めのキャンター、残りの日は周回コースでハッキング2700m
担当者「この中間も継続して坂路コースと周回コースを織り交ぜた乗り込みを行っています。坂路では引き続きハロン15秒ペースまで進めていますが、以前だと最後まで動き切れないところがあったものの、必要な箇所に筋力が付き体力面でも成長が見られ、終いまでしっかりと動けるようになってきました。依然として、精神面で我の強い面は残っているものの、乗り手とのコンタクトを意識して取り組んできたことで、段々と操作性も良くなってきました。今後については夏頃の移動を念頭に置いて、馬の状態を見ながら進めていきたいと思います。馬体重は457キロです」(6/1近況)
スカイゲイザー(牡・松永幹)父ロードカナロア 母シングルゲイズ
・在厩場所:北海道・ノーザンファーム空港
・調教内容:週5回屋内坂路コースでハロン14~17秒のキャンター2本、残りの日は軽めの調整
担当者「この中間も坂路コース中心に乗り運動を行っています。週1回はハロン14秒までペースアップしていますが、行きっぷりはとても良くて、予定通りの時計で駆け上がることが出来ていますよ。ただ、まだ気持ち先行のところがあり、テンの行きっぷりは良くても、終いが甘くなってしまうことが多いので、リズム良く走れるよう心身のバランスを整えていきたいですね。日によって坂路調教に加え、周回コースでの乗り運動も取り入れていますので、より体力面が向上してくるでしょうし、そうなれば気持ちにも余裕が生まれるのではないかと思います。今後も移動を視野に入れつつ調整していきます。馬体重は429キロです」(6/1近況)
サンサルテーション(牝・野中)父ドゥラメンテ 母プラウドスペル
・在厩場所:北海道・ノーザンファーム早来
・調教内容:舎飼
担当者「この中間も引き続き馬房内で安静にしています。最低でも2ヵ月間は強めの運動を控えるように指示が出ていますが、馬房では精神的なイラつきは見られないですし、穏やかに過ごしています。飼い葉をよく食べるので、馬体が太くなり過ぎないように注意していますが、極端に体重が増えることないですし、体調管理は問題ないですね。もう暫くの間は舎飼いとなるため、馬体は緩んでしまうと思いますが、頓挫前は坂路コースでハロン14秒まで負荷を掛けていましたから、乗り出せばそこまで苦にせずに遅れを取り戻すことが出来るでしょう。今後も舎飼が続いていきますので、脚元だけではなく、体調にも十分注意しながら進めていきたいと思います。馬体重は504キロです」(6/1近況)
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アッシュフォードは坂路と周回コースを併用してじっくり乗り進めていますが、少しじつ内面が強化され、動きに粘りが出てきた様子。精神面の幼さは次第に抜けてくるのを待つのみですが、自由気ままな馬にならないように注意深く観察していってもらえればと思います。
スカイゲイザーは調教動画を見ても、行きっぷりの良さは十分感じ、両親から良いスピードを受け継いでいる様子。ただ、強い調教を行うと馬体重が減る傾向ですし、現段階で430キロというのは正直物足りないところ。馬体重がドンドン増えて行けば、期待値は上がりますが、早生まれですし、その可能性は正直低いのかもしれません。
サンサルテーションは引き続き舎飼で我慢の生活。今のところはそこまでストレスを感じていないのは何より。体調も安定している感じです。今の雰囲気を維持していってもらえればと思います。