シェダル（牡・長南）父ゴールドアリュール 母マイティースルー
3/9（水）園田11Ｒ 春暖特別（ダ１７００ｍ）優勝（１番人気） 吉村智Ｊ
躓き気味にゲートを出ると、促しながら中団やや前目で流れに乗ります。２周目の向正面を過ぎたあたりで外から押し上げて先頭に躍り出ると、そのまま後続馬に影を踏ませることなくゴールし、地元仕切り直しの１戦を見事に勝利で飾っています。
長南調教師「おめでとうございました。梅見月杯後は背腰からトモにかけて疲れが見られたことから、立て直しを図りましたが、馬体の張り・艶はまだ少し物足りないものの、4日の追い切りで調子が上向いてきたことを実感できましたから、良い走りを見せてくれると期待していました。ゲートの出は少しモッサリとしていましたが、すぐリカバリーできて良いポジションで流れに乗ることが出来ましたし、道中の感じもモタモタしたところはなかったですね。勝負どころではスッと上がっていくことが出来ましたし、最後の直線に向いた瞬間、勝利を確信しました。レース後、吉村智洋騎手は『ゲート内で何度か脚をバタバタしていましたが、すぐ落ち着いてくれました。ゲートを出た瞬間に躓いて良いスタートを決めることが出来なかったですが、促していくとスッと二の脚が付いて良いところに取り付けることが出来ました。勝負どころの反応はやや鈍かったものの、スピードが乗っていくとグッと加速して最後は後続馬を突き放してくれました。今回は格の違いを見せてくれましたね』とのことでした。５８キロの斤量を背負いながらも完勝してくれたように、ここでは力が違いましたね。前走は名古屋競馬の特殊な馬場に加えて、蹄鉄を踏むアクシデントがありましたが、ここではしっかり力を示してくれたと思います。この後はレースの反動が出ないかよく確かめたうえで、次走の予定について検討していければと思っています」（レース結果）
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・在厩場所：西脇トレセン
・調教内容：軽めの調整
長南師「先日は改めておめでとうございました。一番良い頃の状態には及ばなかったものの、力を出し切ればあれだけの競馬をしてくれるのですから、改めてポテンシャルの高さを感じました。レース後は、前走のようにトモに疲れが残らないよう電気治療を施しましたが、今朝の様子を見る限り疲労は感じられないですし、歩様もシャキッとしていました。今の感じならすぐ立ち上げて行けそうですが、もう少し軽めの運動に控えてコンディションを整え、来週から普通に乗り出していければと考えています。次走の予定につきましては、状態を確かめたうえで検討させていただきます」（3/11近況）
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逃げ有利の馬場＋蹄鉄がズレていたなど言い訳できる材料はあったも、名古屋へ遠征した前走では完敗を喫したシェダル。気持ちの強い馬ではないので、その敗戦が尾を引かないかということ＋５８キロを背負っての１戦ということで、少し不安な気持ちでレース結果を見ることになったのですが、まずは無事に勝つことが出来てホッとしています。
レースに関しては、相変わらずスタートで遅れましたが、リカバーして中団の位置を確保。そして園田での勝ちパターン・早めの捲りで早めの先頭という騎乗で４角を回る時点で勝負を決めることが出来ました。今後もこの作戦を取ることになるでしょうが、相手が強くなり、どこまで通用するのか。それに尽きると思いますが、同時にスタートで無駄なロスは作りたくありません。まずは五分に出るところまで改善してきて欲しいです。
レース後のシェダルですが、ひとまず脚元等は大丈夫。ただ、トモは疲れを溜め込みやすいので引き続き電気治療などで入念なケアを続けてもらえればと思います。今後については次の更新で示されると思いますが、そろそろ園田の強豪と対決することになってくるのかな？
