シェダル(牡・長南)父ゴールドアリュール 母マイティースルー
3/30(水) 園田11R 薫風特別(ダ1870m)優勝(1番人気) 吉村智J
まずまずのスタートから促しつつ好位3番手に取り付け、道中は先行馬を射程圏内に入れながらレースを運びます。2周目の3コーナー付近で楽に先頭に立つと、そのまま後続馬に影を踏ませることなく7馬身差をつけてゴールし、地元園田では負け知らずの4勝目を飾っています。
吉村智洋騎手「8番枠と言うことで、ゲート入りは最後の方でしたから、中ではそこまで煩いところを見せることはなかったですし、まずまずスタートを決めて良いポジションで流れに乗ることができました。相手関係からここはあっさり勝ってくれると思っていましたし、園田のこの条件はすぐペースが緩んで折り合いが重要になってくるので、今後の為にも前半は我慢させて2周目の向正面から動いていくイメージでレースを運びました。最初の内はやや力むところが見られたものの、すぐ収まってリズムよく運ぶことが出来ましたね。勝負どころでは力の違いからあっさり先頭に立ってしまいましたが、最後の直線で追いだすとしっかり反応してくれましたし、ゴール手前は流す余裕すらありました。距離は全く問題ないと思いますし、良い経験になったと思います」(レース結果)
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・在厩場所:西脇トレセン
・調教内容:軽めの調整
・次走予定:5月5日の園田・兵庫大賞典(重賞1)・下原J
長南師「先日は改めておめでとうございました。レース後も脚元含めて気になるところはなく、ここ最近の中では疲れを感じさせないですね。ただ、梅見月杯の後は、暫く経ってから疲れが表面に出た経緯がありますから、今回も油断はせずに慎重に立ち上げて行こうと思います。また、次走の兵庫大賞典まで少し時間があるので、前回と同様に早めに電気治療を施すなどしてケアしておこうと思います。なお、吉村智洋騎手はエイシンニシパに騎乗することが決まっていることから、次走は現在リーディング2位の下原理騎手に依頼させていただきました」(4/1近況)
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相手関係からここは負けられず、次の大目標に良い内容でしっかり繋いでいって欲しいなあと思っていたシェダル。ただ、レース間隔が詰まるのがどうかな?とちょっと心配でもありましたが、それが杞憂に終わって何よりでした。
今回、大外枠だったので、出遅れはマシになるかなと見ていましたが、その通りに五分の発進。その後、少し促して外目の3番手をキープすることとなりましたが、緩い流れでも折り合い等は問題なし。そして2周目の向正面からは仕掛けのタイミングを計っていましたが、後続の動きを確認してからGOサインを出す余裕ぶり。残り400mでは既に先頭に躍り出て、最後の直線では鞭を2発ほど入れて、反応を確認。最後は流し気味のゴールでしたが、2着馬には7馬身差をつける完勝でした。
戦前から力の違いは分かっていましたが、今回はロスなく立ち回れたことで、省エネなレースが出来ました。力量差はまだ測りしれませんが、こういうレースが出来れば、次走でもジンギ等に食らい付くことは出来るのかなと思います。
レース後のシェダルですが、クタッとした感じはなく、ひとまず元気そう。ただ、目に見えない疲れがあるかもしれないので、まずは馬体のメンテナンスにしっかり時間を取ってもらえればと思います。そして騎乗運動を再開後はレースまでの時間を逆算し、次走ではピークの状態へと持っていって欲しいです。