シェダル（牡・長南）父ゴールドアリュール 母マイティースルー
5/5(木)園田11Ｒ 兵庫大賞典（重賞１・ダ１８７０ｍ）７枠１０番 下原Ｊ
・在厩場所：西脇トレセン
・調教内容：29日にダートコースで時計
長南調教師「先週、下原理騎手に手伝ってもらってしっかり負荷を掛けているので、29日は疲労が残らない程度に終い重点で追い切りを行っています。全体は51秒台で、ラスト2ハロンは25秒前半をマークしてくれましたし、最後の直線では軽く気合を付けた程度でビュッとスピードに乗ることが出来ていました。先週、びっしり追い切りを行いましたので、疲労が表面に出ないか注意していましたが、ここ最近は早めに電気治療でケアを施すようにしているので、それが良い方に出ていると思います。体の張り・艶は欲を言えばまだ上向いてきそうな感じではあるものの、ここ最近の中では良い状態に仕上がっていると思います。ただ、気掛かりなところを挙げるとすると、ここ最近は雨が断続的に降ってしまっており、スピードを求められる馬場になっています。パサパサの馬場で力を発揮するシェダルに対して、ジンギは脚抜きの良い馬場でスピードを活かし、そのまま自分のペースに持ち込む競馬が得意なだけに、少しでも馬場が乾いてくれることを願いたいですね。園田最強馬と謳われる相手だけに、厳しい競馬になるのは確かではあるものの、シェダル自身も調子を上げてきていますし、ここでも良い走りを見せてもらいたいところです」（4/29近況）
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兵庫へ転入後、名古屋遠征で取りこぼすことになるも、地元・園田では４勝を積み上げ、ようやく兵庫のトップを決めるレースへ辿り着いたシェダル。まだまだ底を見せていませんが、ここは園田の絶対王者・ジンギが登場。２０２０年姫山菊花賞でエイシンニシパの２着に負けて以降、地元同士では先着を許していないようですし、前走は名古屋大賞典で３着。まだまだ衰えていません。そしてそのジンギを負かしているエイシンニシパも９歳馬ながらまだまだ健在です。
それらに対し、シェダルはその２頭の一角を崩そうかという存在。前走では今回と同距離を走り、そして５８キロを背負っての完勝。実況アナも「待ってろ、ジンギ！」発していたように勝ちっぷりは強かったと思います。ただ、今回に関しては、園田での大きなレースへ使うべく、コンスタントに５戦消化してからの１戦。一方のジンギやエイシンニシパはここを目標にゆとりのあるローテを組んでいます。そして大舞台での経験値の差は大きいです。ですので、今回に関しては現段階でどこまでの力量差が存在するのかを知る機会かなと見ています。
レースに関しては、前走のような形が理想。ですので、スタートが１つ鍵を握りますが、今回も外目の偶数枠。何とか駐立で大人しくしてもらい、互角のスタートを切って欲しいところ。そして道中はジンギを徹底マークする形で。２周目の３角手前からはペースアップして底力が問われると思いますが、外から並び掛けるところへいければ面白いのですが…。逆にここで振り切られると、着順が乱れてしまうかも知れません。
まあ、今回に関しては恐れるモノはないので、とにかく真っ向勝負に徹するのみ。その中で色々気付くことが出てくると思うので、それらを今後にしっかり役立てて行けば、少しずつでも実力差を詰まっていくことでしょう。そしていずれは世代交代で園田のトップへ登り詰めて欲しいです。
