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ここでジンギ越えを果たして欲しかったも、返し馬から気難しさを覗かせて集中力を欠いていた様子。2週目半ばから早めに捲っていくことは出来たも、直線でもう1段ギアが上がらず4着。前を捉え切れなかったことよりも、ラッキードリームにあっさり差されたのがショック。今回の再戦となりそうな園田金杯でリベンジして欲しい。★シェダル

f:id:yakifish:20200513045835g:plain シェダル(牡・長南)父ゴールドアリュール 母マイティースルー

9/29(木)園田11R 姫山菊花賞(重賞1・ダ1700m)4着(2番人気) 吉村J

モッサリとしたスタートから、道中は押っ付けつつ中団やや後方でレースを進めます。2周目の向正面から果敢に押し上げていき、最後の直線で馬場の真ん中からジリジリ伸びてきますが、上位3頭には及ばず4着でゴールしています。

吉村騎手「馬の雰囲は前走と変わりない感じでした。ただ、馬場に入った後は4コーナーまでゆったり歩かせて、1コーナーへ向けてキャンターに入っていこうとしたのですが、ゴネてなかなか動いてくれませんでした。キャンターに入っていけば問題なかったですが、これまでと違って集中力を欠いているなと感じていました。ポケットからゲートに行くまでは落ち着いていたものの、ゲートに寄って行こうとすると少し嫌がる素振りを見せていましたし、中に入るとゴソゴソとして落ち着きがなかったです。極端に出負けすることはなかったものの、考えていたよりポジショニングが悪くなってしまい、向正面から動いて4コーナーでは先頭に並び掛けるところまでいけたものの、直線ではもう一つギアが上がらなかったですね。逃げたタガノウィリアムが2着に粘っているように、今週は前に有利な馬場でもありましたし、すべてに置いて悪い方に出てしまいました」

長南調教師「この中間は決して順風満帆ではなかったものの、23日の追い切り後は思惑通りピリッとして、良い状態で姫山菊花賞に挑むことが出来ました。前走から7キロ増えていましたが、摂津盃前に治療の影響で体重を減らしてしまった分が戻ったものですし、前走以上に張りがあって馬の雰囲気は良かったです。パドックでは自分から進んで歩いていく馬ではないですが、今回は気分よく歩いているように見えましたし、この感じであればレースでも好勝負になると期待していました。ただ、馬場入場は問題なかったものの、返し馬に入る前にゴネて動かなくなってしまい、ゲート内でも煩いところを見せていました。大きく出遅れることはなかったものの、今週は先行馬有利の馬場で前が止まらないですから、気持ちの面だけではなく、馬場が合わなかったことも影響したと思います。重賞Ⅰを連勝と行きたかったところですが、勝ち馬からそこまで負けていないですし、全てが噛み合えばチャンスがあると思いますから、気持ちを切り替えて次に向かいたいと思います。次走の予定といたしましては、12月1日の園田金盃に向かいたいと考えていますが、少し間隔が空くことから、この後はNFしがらきへ放牧に出して、心身ともにリフレッシュさせる方向です」(レース結果)

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地方競馬】ラッキードリームが姫山菊花賞V 新子雅厩舎が1、2着を独占(デイリースポーツより)

開催5日目の11Rで行われ、3番人気のラッキードリームが4番手から大外を強襲し、兵庫での重賞初勝利を挙げた。2着には4番人気のタガノウィリアムが逃げ粘り、新子雅厩舎の2頭でワンツーを決着。1番人気のジンギはタガノウィリアム追走の3着に終わり、2年ぶりに地元馬に敗北を喫した。

新子雅師には会心のレースとなった。管理するタガノウィリアムが逃げてラッキードリームは4番手。2番手のジンギに前後から圧力をかけた。「展開は思い通り。最後はどちらかが勝てばいいと思った」。この2年間、橋本明厩舎のジンギとエイシンニシパが席巻した兵庫中距離路線の勢力図を塗り替えた。

2021年のホッカイドウ3冠馬の地力をラッキードリームは発揮した。最終4角まではタガノウィリアムとジンギで一騎打ちの展開。「最終3角でシェダルのまくりに対応できず、進路を探して外へ持ち出すと、すごい豪脚だった」と下原理。直線では大外をはじけるように、上がり最速を記録して突き抜けた。

2走前に兵庫へ転入してきた当初から、園田金盃(12月1日)を最大の目標に掲げる。「1走挟むか、直行するかは、オーナーと相談して。今回は人間が無理に力を加えず、馬が勝手に体をつくった。来年はダートグレードを獲れれば」と指揮官。短距離のイグナイター、中距離のラッキードリーム。新子雅厩舎の看板が新装された。

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前走で1つ勲章を取り、今回はジンギ越えを期待したシェダル。ただ、北海道三冠馬・ラッキードリームは何とも不気味な存在でしたし、タガノウィリアムもスタート次第では巻き返しはありそうと。少数精鋭ながら今後の園田を占う意味でどういう序列になるのか楽しみでもあり不安でもありました。

パドックや返し馬の雰囲気はライブで見ていないので何とも言えませんが、馬場に入ってから気難しさを露呈した様子。元々前向きさに欠ける馬ですが、走る方へ気持ちが向いていなかったのかな?

スタートはこれまで通り、駐立が良くなく、半歩遅れる形となりましたが、気合を付けることで大きなロスには至らず。道中の行きっぷりを見ると、少しモタモタした感じは窺えるも、2週目の向正面半ばからはシェダルの必勝パターン・早めの捲りの競馬へ。結構の勢いでラッキードリームを抜き去り、4角手前でジンギに並び掛ける場面を作り、あとは先頭へ躍り出るだけでしたが…。少し外へ振られたのは痛かったですし、直線で1段ギアを上げることが出来ずに4着。ラッキードリームに豪快に差されたのはショックですし、3着のジンギとも3馬身差。うーん、力量差・底力の差を露呈してしまったかな?

まあ、今回も軽度の挫跖を発症し、それが走りのリズムを乱す要因にもなったのかなと思うので、まずは蹄の状態を安定させることが大事でしょう。また、今後については一旦放牧を挟み、暮れの大一番・園田金盃へ。おそらく今回の再戦になるでしょうし、新たな強敵の参戦もあるかも。シェダルにとっては試金石の1戦になってくると思うので、NFしがらきで鍛え直し、悔しい4着からの巻き返しを何とか果たしてもらいたいです。