ナイトバナレット(牡・矢作)父ディープブリランテ 母ナイキフェイバー
火曜中京9R 門松S(ダ1400m)12着(10番人気) 坂井瑠J
互角のスタートから後方を追走します。そのまま最後の直線へ向き、懸命に追われますが、目立つほどの伸び脚は見られず、初めてのダート戦は12着でゴールしています。
矢作調教師「調教の走りからダートを試してみましたが、思うような結果を残せず申し訳ございませんでした。ゲートはこれまで以上に出てくれましたし、道中も砂を被って怯むことはなかったので、最後の直線でどれだけ伸びてくれるのか期待していましたが、さすがにあれだけ流れが落ち着いてしまうと後ろに控えている馬にとっては厳しかったですね。レース後、瑠星(坂井瑠星騎手)に聞いたところ『上手くスタートを決めてくれたので、流れに乗り遅れないよう促しながら追走しました。いつも通り控えて終いの脚を活かす形を作ることが出来ましたが、流れが思いのほか落ち着いてしまい展開が向かなかったですね。ダートの走りそのものは悪くなかったですよ』と話していました。上位馬はある程度前で競馬をしていたことを考えると、展開が向かなかったことに尽きますし、今回だけでダート適性の判断は難しいですね。もう一度試したい気持ちがありますが、昨年12月からここまで3戦したこともありますので、この後はこれまでの疲れを取る為、放牧へ出して心身ともにリフレッシュさせたいと思います」(レース結果)
⇒⇒6日に滋賀県・NFしがらきへ放牧に出ています。(6日・最新情報より)
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3勝クラスに上がって、上位を窺うことが出来なくなっているナイトバナレット。今回、新味を求めるためにダートへ矛先を向けてきましたが、まずは馬体重が絞れてきてくれるかどうかに大注目していましたが、発表された馬体重は増減なしの490キロ。芦毛ということで太く見せがちですが、やはりお腹回りはボテッとして余裕のある造り。気合乗りも物足りなく思えたので、正直この時点で苦戦するだろうなあと思いました。
レースぶりに関しては、序盤進んでいかないのでダート戦の今回も後方からの競馬。道中、砂を被ることになっても戸惑うことなく追走することは出来ていたと思います。ただ、芝のレースと比べると、どこまで脚が溜まっていたかは正直微妙。1400mは若干忙しいように見え、置かれないように少し促していた感じだったので…。
また、レースは前へ行った3頭がそのままゴールまで激しい攻防を繰り返したように圧倒的に前有利な展開。ナイトバナレットはじわじわ脚を繰り出してはいるのですが、逃げ・先行馬も伸びていたので差は詰まらずじまい。大した見せ場なく12着に流れ込んだレースで終わってしまいました。
レース後は脚元等の状態を確認し、早速6日にNFしがらきへ放牧に。本気を出し切っていない分、レース後の疲れ・ダメージは少ないと思いますが、まずは馬体が絞れてこないと話しになりません。少し楽をさせた後は早速速いところを乗り出してもらって、馬体を引き締めていくことに全力を注いでもらたいです。
今回だけではダートがダメと言えないので、次走でもダート適性を探ってもらえればと思います。ただ、距離に関しては1600m以上でお願いしたいです。