イルデレーヴ(牡・池添学)父ミッキーアイル 母デイトユアドリーム
日曜京都1R 2歳未勝利(ダ1200m)5着(2番人気) 北村友J
まずまずのスタートから流れに乗りながら好位4・5番手を追走します。3~4コーナーから徐々に押し上げて行き、最後の直線で懸命に追われますが、前を捉え切るところまで行かず5着入線しています。
池添学調教師「競馬場に移動する前まではいつも通りの雰囲気でしたが、京都競馬場に到着してからテンションが高くなり、装鞍所ではかなり発汗が目立ちました。ゲート裏で待機していても急に走り出そうとしたりして、レース前にかなり体力を消耗してしまいました。レース後、北村友一騎手に確認したところ、『駐立は辛抱していましたが、いざゲートを出るともう一つ自分から進んで行かずに、走りに対して嫌気が差しているような感じでした。幼いところが邪魔をしていますが、気持ちと走りが噛み合えば走ってくる馬だと思います』と話していました。ゲートの駐立はゴトゴトしながらも我慢していましたし、心身ともに成長していけば結果に結びつくようになると思います。前走後はゲート練習を入念に行っていたこともありますし、この後は放牧に出して心身ともにリフレッシュさせようと思います」(レース結果)
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【次走へのメモ】
発馬を決めて、今日は好位から。ただ、追われてからがピリッとした脚を使えなかった。もうワンパンチ欲しい。(B誌)
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・在厩場所:13日に滋賀県・NFしがらきへ放牧
池添学師「トレセンに戻って状態を確認したところ、大きなダメージはなく、体調も変わりありませんでしたが、心身ともにリフレッシュさせるため、NFしがらきへ放牧に出しました。ゲートの駐立は練習の効果から我慢していましたし、精神的に大人になれば互角に出てくれるようになるでしょう。次走の予定につきましては牧場で状態を確認しながら検討していきたいと思います」(10/14近況)
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ゲート内で縛り付け、枠内での行儀の悪さを修正してきたイルデレーヴ。その甲斐あって、駐立では大人しく、五分のスタート。内の各馬は少し仕掛け気味で先行していきましたが、イルデレーヴはジワッと進出。道中は逃げ・先行集団を見る形で上手に走っているなあと見ていました。そして4角を回ってくる時の反応・手応えは上々。あとは直線でひと伸びあれば、勝ち負けかなと思ったのですが…。
いざ追い出し、鞭に反応して伸びてくる姿勢は窺えたのですが、そこからジワジワでも加速することが出来なかったのが意外。直線半ばからは伸びずバテずの脚色で流れ込むような形でゴールへ。今回も5着以内を確保できたのは悪くないのですが、それ以上に内容が悪いというか寂しいです。
レース後の北村友Jのコメントを見ると、前向きさに欠けていたようですし、競馬場に着いてからテンションが高く、レース前から消耗が目立っていた様子。ゲート練習中心の調整でプラス8キロでの出走でしたし、この中間は調整に少し苦労したんでしょう。その難しさ・甘さが伸びを欠いた要因かと思います。時計が速くなったのもマイナスだったと思います。
レースを終えたイルデレーヴは一足先に13日にNFしがらきへ放牧済。まずはゲート練習+レースでの疲れをしっかり癒し、改めて走ることに気持ちを向けていって欲しいです。また、今後も競馬場へ行ってテンションが高くなるようだと、去勢手術も視野に入れないとダメでしょうねえ。まあ、1つ勝てる力は十分あるので、今回の放牧によって心身のバランスを整え、走りと気持ちが噛み合ってくるように日々の調教から工夫していっていもらいたいです。そして立て直した次走で好結果を出せるようにお願いします。