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週末(10/30・31)の出資馬・出走結果

f:id:yakifish:20200513045835g:plain イルデレーヴ(牡・池添学)父ミッキーアイル 母デイトユアドリーム

土曜阪神6R 3歳上1勝クラス(ダ1200m)優勝(1番人気) 岩田望J

まずまずのスタートから中団の一角を追走します。良い手応えのまま4コーナーを回り、最後の直線で上がり3ハロン最速の脚で馬群を割って鋭く伸びると、そのまま先頭でゴールし、嬉しい2勝目を飾っています。

池添学調教師「おめでとうございました。前走から続戦となりましたので、いかに落ち着いてレースに臨めるかがカギになると思っていましたが、こちらの不安をよそに変わりない雰囲気で向かうことが出来ました。ゲートの出はそこまで速くなかったものの、道中はジョッキーが焦らず運んでくれましたし、4コーナーを回る時の手応えから、“これなら勝てるな”と確信したぐらい、強い競馬を見せてくれました。レース後、岩田望来騎手にどうだったか確認したところ、『ゲート内では何かやりそうな雰囲気がありましたが、辛抱して駐立出来ていましたね。ゲートの出はまずまず反応してくれましたし、道中の感じも良かったので、前走同様に終いを活かす競馬を心掛けましたが、最後は良い脚で伸びてくれました。前回以上に落ち着いていましたし、今年初めに乗せていただいた時より心身ともに逞しくなっていますね』と勝利を称えていました。左回りコースよりも、右回りコースの方が手前替えはスムーズですが、しっかりバランスを取って走れるようになった今なら、右左関係なく上手に走ってくれそうですね。ひと夏越して心身ともに逞しさがレースにも表れていますし、今回のような競馬が出来れば2勝クラスでも通用すると思います。間隔を詰めて使ったこともありますし、トレセンに戻って状態を確認した後は、リフレッシュ放牧に出す予定です」(レース結果)

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・在厩場所:3日に滋賀県ノーザンファームしがらきへ放牧

池添学師「先週は、良い意味で前走と変わりない雰囲気でしたし、これなら良い走りを見せてくれると思っていましたが、こちらが思っていた以上に強い競馬をしてくれました。あれぐらい落ち着いて競馬に臨めれば、最後までしっかり走ってくれますし、次走も同じような雰囲気で臨めるようにしていきたいですね。トレセンに戻って状態を確認したところ、目立った疲労はなく体調も問題ありませんでしたが、続けて使ったこともありますし、疲れが出る前に放牧に出しておけば、立ち上がりも早くなると思いますので、牧場に戻して心身ともにリフレッシュさせることにしました。次走の予定につきましては、牧場で状態を確認しながら検討していきたいと思います」(11/3近況)

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f:id:yakifish:20200513045835g:plain アンダープロット(牡・加藤征)父ハーツクライ 母マチカネタマカズラ

土曜東京8R 3歳上1勝クラス(芝2000m)優勝(1番人気) C.ルメール

外枠からスタートを決めて、スッと先手を奪います。道中はマイペースに持ち込み、手応え楽に直線へ向くと、2着馬に一旦前を譲るシーンこそありましたが、ゴール前差し返して惜敗続きに終止符を打っています。

加藤征師「皆様、おめでとうございました。前走は開幕週の馬場で逃げた馬がもうひと踏ん張りしてしまい、惜敗という形でしたが、今回はルメール騎手がハナに立って息を入れながらマイペースで運んでくれました。直線では2着馬に交わされるところはあったものの、最後は根性を見せて差し返してくれましたし、ルメール騎手が『終始冷静に走れていた』と話していたように、着差は僅かですがまだ余裕は残っていたようですね。相手なりに走ってくれるタイプのようにも感じますし、このような馬はクラスが上がった方が競馬はしやすいのかもしれません。その他、ジョッキーは『道中、物見をするようなところがありましたが、凄く良いフットワークをする馬です』と褒めてくれましたよ。上がりの息遣いや歩様も良好ではあるものの、トレセンでの状態をよく確認させていただき、それから今後の事について検討していきたいと思います」(レース結果)

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・在厩場所:2日に福島県ノーザンファーム天栄へ放牧

加藤征師「先週はありがとうございました。レース後は脚元を含めて馬体面に大きなダメージはありませんでしたが、引き続き成長を待ちながら使っていきたいと思いますので、2日にノーザンファーム天栄へ放牧に出させていただきました。相手なりに走れるタイプなので、上のクラスでもまた良い競馬を見せてくれるでしょう」(11/3近況)

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f:id:yakifish:20200513045835g:plain ドゥラモンド

日曜東京9R 国立特別(芝1600m)2着(2番人気) C.ルメール

まずまずのスタートを切ると、道中は中団に控えてレースを進めます。直線では懸命に脚を伸ばして、勝ち馬には離されたものの、しっかりと2着を確保しています。

手塚師「1400mを続けて使ってきての1600m戦だったので、道中の折り合いが鍵になると思っていましたが、そこはさすがC.ルメール騎手といった感じで、しっかりと折り合って走らせてくれましたね。課題のスタートも問題なく出てくれて、勝ち馬を上手くマークする形で進められましたから、これならと思って観ていたものの、直線では勝った馬には逆に差を広げられる形になってしまいましたし、今日は相手が悪かったとしか言いようがありません。ジョッキーも『エンジンが掛かるまで少し時間は掛かりましたが、道中の感じだとこの距離でも問題はなさそうです』と話していて、ルメール騎手だからという部分も大きいかと思いますが、マイル戦でも自分のリズムで走れればチャンスがあることが分かったのは収穫だったと思います。3戦続けて悔しい結果になってしまったものの、安定して自身の力は発揮できるようになっていますし、いずれ順番は回ってくるはずですから、次に気持ちを切り替えて頑張っていきたいと思います。この後はトレセンに戻ってからの具合を見て判断しますが、状態さえしっかり整えればチャンスがある馬ですから、無理はさせないで良いのかなと考えています」(レース結果)

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・在厩場所:2日に福島県ノーザンファーム天栄へ放牧

手塚師「先週は結果を残せなかったのは残念でしたが、ルメール騎手の手腕は大きかったものの、マイル戦でも良い走りが見られたことは良かったです。レース後は脚元を含めて特に問題はありませんでしたが、全体的に頑張って走ったなりの疲れは見られますね。しっかりと状態を整えた上で次に向かっていった方が良いでしょうし、心身のリフレッシュを図るため、一旦ノーザンファーム天栄へ放牧に出させていただきました」(11/3近況)

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週末(10/30・31)に出走した出資馬の出走結果・レース回顧をまとめて。

前走で1勝クラスにメドの立つ走り(2着)を見せてくれたイルデレーヴ。その後は在厩調整を続け、中2週の出走となりましたが、パドックの雰囲気は悪くなく、好調をキープ。ただ、1番人気に支持されるとはビックリで、ちょっと見込まれ過ぎたなあと思っていました。

レースに関してですが、2着に好走した前走はスタートをポンと出て、良い位置で脚を溜めることが出来ましたが、今回はスタートの出が甘く、二の脚も一息。目に見えない疲れがあるのかなと惨敗まで覚悟していましたが、岩田望Jはスッと内へ潜り込むことを選択。砂を被って少し嫌がる感じはありましたが、促すとすぐ反応はありましたし、道中の手応えは上々。その後は勝負どころまで動き出しを待つ余裕があり、4角手前からジワッと外へ。

直線を向いて前に進路が出来ると、岩田望JはGOサインを出し、イルデレーヴも少し沈み込むような走りに変化。左手前に替えるとひと追い毎に前との差を詰め、残り150mぐらいで勢いよく先頭へ。そして最後は手綱を控える余裕すらあり、まさに完勝と言える競馬だったと思います。

レース後のイルデレーヴですが、目立った疲れはなく、元気一杯。ただ、短期間に2度使ったこともあり、昇級戦を迎える前に一息入れることに。3日にNFしがらきへ放牧済。今回のような競馬スタイル(末脚を生かす形)が合っているようですし、これだけ鋭い脚を使えたのは初めてで一皮むけた走りを見せてくれました。これなら2勝クラスに上がっても、十分通用できるでしょう。そしてまだまだ成長していって欲しい1頭です。

将来的にはOPクラスまで出世して欲しいと期待しているアンダープロット。ただ、ここまで1勝と期待に応えてくれていませんし、ひと押しが足りない競馬が多いのが悩ましいところです。

今回、一息入っての出走でしたが、牧場時に喉の不安を少し伝えられていましたし、帰厩後の追い切り・調教ではそういう不安は覗かせず、前走時よりも仕上がりは良好。実際、前走よりマイナス6キロと絞れた馬体でレースへ臨むことが出来、雰囲気は良かったです。

また、前走ではスッと2番手を取りに行っていたので、この少頭数ならハナへ行くこともあるのかなと予想していましたが、C.ルメールJは注文をつけるようにハナへ。やや引き離す形だったのはビックリしましたが、オーバーペースではなく、淡々と引っ張る感じ。勝負どころからは後続に差を詰められましたが、慌てず騒がず。最後の直線を向いてからも追い出しを我慢し、残り400mぐらいからじんわりと追い出し開始。スッと後続を突き放してくれることを期待したのですが、武豊Jのシーニックウェイがひと追い毎に差を詰めてきて、残り200mでは一旦前へ出られる形。アンダープロットも内から抵抗し続け、その後も抜きつ抜かれつの攻防。最後の最後で内から馬体を併せに行くとグイッと伸び返してハナ差の勝利。とにかく勝ててヤレヤレです。

レース後のアンダープロットは脚元等に異常はなし。ただ、内面に弱いところを残し、引き続き成長を促したいということで2日にNF天栄へ。素質は2勝クラスでも上位級だと思いますし、相手なりに駆けることができる馬。昇級後も詰めの甘さは残るも、大崩れするようなことはないでしょう。また、今回の勝利が良い自信になってくれれば、ポンポンと連勝が続いても不思議ではありません。

ドゥラモンドは1400mに距離を縮め、安定感が出てきていましたが、今回はマイル戦へ。折り合いに少し難があり、パワーが付いて来たことで前進気勢もアップ。1ハロンの延長とはいえ対応は簡単ではなく、1400mで見せたパフォーマンスよりも下がるだろうなあと見ていました。その反面、この距離でも対応出来れば、レース選択の幅が広がり、数を使いやすくなるんだろうなあとも見ていました。

今回一息入っての1戦でしたが、毛ヅヤは良好で馬体をふっくら見せて仕上がり上々。ただ、サリオスの半弟・エスコーラが万全なら2勝クラスではちょっと力が違うことは覚悟していました。

レースは五分のスタートから出たなりの位置で折り合いに専念。行きたがる面を見せるかなと心配していましたが、そこはC.ルメールJ。上手に宥めつつ、脚を溜める形で追走することが出来ていました。そして当面のライバル・エスコーラを前に見る形で進め、良い感じに見えました。その後、勝負どころを迎えるところでも下手に動かず、直線を向いてから仕掛ける形。手応えは十分残していましたし、鞍上のGOサインにじわじわ反応。

ただ、目の前を走るエスコーラとの手応えの差は歴然。ドゥラモンドが懸命に追いすがるのを尻目にまさに涼しい顔で悠々と。残り200mでハミを掛け直すとグングン引き離されてしまいました。この走りならOPまでノンストップでしょう。それに対してドゥラモンドは2着争いを死守するのが精一杯。鞍上の手腕が光りましたが、まあ最後の最後で交わさせなかったのは評価したいです。

レース後のドゥラモンドですが、一生懸命走り抜いたことで全体的に少し疲れが残る様子。無理をする必要もないことから2日にNF天栄へ移動しています。まずはしっかり休ませ、次走へ向けての英気を養ってもらえればと思います。また、個人的には1度ダートでの走りを試してもらいたいです。