ダイアトニック
・在厩場所:栗東トレセン
・調教内容:24日に坂路コースで時計
・次走予定:10月4日の中山・スプリンターズS(G1)・横山典J
担当助手「24日に坂路で時計を出しました。相手のペースに合わせて最後まで無理をしない程度に時計を出しましたが、終始持ったままの手応えでしたし、ゴールした後も息が乱れることはありませんでした。栗東トレセンに移動した後もすこぶる体調は良好ですし、朝一番に調教を行うようにしていることもあって、暑さの影響を受けることなく進めることが出来ています。キーンランドSを使ったことで、馬体は更に良くなっていますし、来週は終い重点でメリハリを付けて追い切り、闘争心を引き出したいと思っています」(9/24近況)
助 手 21栗坂良 57.8- 42.6- 27.9- 14.1 馬なり余力
助 手 24栗坂良 52.5- 38.4- 25.6- 13.4 馬なり余力 キングオブコージ(古オープン)一杯に1.4秒先行0.4秒先着
サリオス
・在厩場所:美浦トレセン
・調教内容:24日に南Wコースで時計
・次走予定:10月11日の東京・毎日王冠(G2)・C.ルメールJ
堀師「24日に南Wコースで併せて追い切りを行いました。依然として普通キャンターではこれまでと比べると幾分モタモタするところがありますし、身のこなしにも重さが残っている状況です。そのため、仕上げの段階へと入ってきている2週前追い切りの今回は、先週よりも時計・内容共にさらに一段階ステップアップしたものを課して、その辺りが段々と解消してくるように努めています。今週スピードに乗せた調教を消化したことで、来週にかけての動きがどう変わってくるかよく見てみたいと思いますが、ここまでのところ右トモには大きな問題はなく、その点についてはスムーズに進められているのかなといった印象です。また、馬体重は最新の計測で548キロ、飼い葉についてもこの中間もしっかりと食べていますから、健康状態にも特に不安はありません」(9/24近況)
助 手 21美坂稍 56.2- 41.4- 26.2- 12.6 馬なり余力
助 手 24南W重 64.7- 49.3- 36.1- 11.9 馬なり余力 ブーザー(古馬2勝)末強めの内1.0秒追走0.6秒先着
モンドインテロ
・在厩場所:美浦トレセン
・調教内容:24日に坂路コースで時計
・次走予定:10月11日の京都・京都大賞典(G2)・嶋田J
手塚師「24日に坂路コースで併せて追い切りを行いました。道中はモンドインテロが追い掛ける形で進め、最後は馬体を並べる形で終えています。今回は2週前追い切りになるので、先週よりもさらにピッチを上げて、全体で53秒を切るところまで負荷を強めました。終いは強めに追う形になりましたが、同入に持ち込めたようにしっかりと対応できていますし、馬体の方も段々と太さは解消してきている印象です。脚元のことがあってフラットコースでの調教を控えている中、中身の方をどれだけ整えられるかが一つのポイントになりますが、あと2本追い切りを消化できますし、今日の感じからすれば何とか態勢を整えられるのではないかと見ています。なお、今回は長期休養明けであることに加え、脚元のことも考慮すると、一発で結果を残すというよりは、まずは競馬に向けての一連の流れを無事に経験させることが先決だと考えています。そういったことからも、鞍上にはうちの所属で普段のモンドインテロのこともよく分かってくれている純次(嶋田純次騎手)でいかせていただければと思います」(9/24近況)
助 手 20美坂良 55.9- 41.2- 27.6- 13.6 馬なり余力
助 手 24美坂稍 52.7- 38.2- 25.1- 12.4 強めに追う リノワールド(古馬2勝)末一杯を0.6秒追走同入
*~*~*~*~*~*~*~*~*~*
今週末のG1・スプリンターズSへの出走を予定しているダイアトニックは24日に坂路にて1週前追い切りを消化。重賞を勝っているキングオブコージと併せ馬を行い、最後は少し無理をしませんでしたが、全体時計の52秒5はマズマズ。それなりの負荷を掛けることが出来たのは良かったと思います。あとは最終追いを行って、レースへ向けて気持ちを乗せていってもらえればと思います。
サリオスは順調に時計を出していますが、ピリッとしたところに欠けるので、24日の追い切りは意識的にスピードに乗せた併せ馬を敢行。馬なりでこの脚力はさすがといったところですし、このひと追いでグッと上向いてくる筈。本番はこの次になりますが、春の2戦は勝ち切れなかったので、良い流れを生み出す意味で毎日王冠を勝って、今後に弾みをつけて欲しいです。
脚元を考慮して坂路オンリーの調整が続くモンドインテロ。追い切りの時計や内容はさすがの脚力を示していますが、太目残りの分、良化度がスローな印象。目標は暮れの中山・ステイヤーズSなので、京都大賞典は8分ぐらいのデキでの出走は仕方ないかと思います。京都への輸送で幾らか絞れてくれればといったところでしょう。そういうことを考慮して、次走の鞍上も嶋田Jに落ち着きました。今後も淡々と乗り込みながら、まずはレース当日を無事に迎えて欲しいです。