ヴィクトリアピースの２２（牡・稲垣）父バゴ
・在厩場所：ノーザンファームYearling
Yearling担当者「ここまで21時間に及ぶ夜間放牧を順調に継続し、加えて馴致も進めています。本馬は1月生まれということもあり、比較的早い段階から夜間放牧を行い、体力面の強化を図ってきました。そのおかげか夏の暑さにもへこたれず、継続して運動をこなすことが出来ています。気性面ではやや頑固なところがありますが、こちらの意思を丁寧に伝えれば分かってくれるので、理解力の高さを感じています。おそらく近い内に移動の声が掛かると思われますので、それに備えて馴致面を強化し、体調管理もしっかり行っていきます。馬体重は４５２キロです」（8/14近況）
○誕生日：１月２７日生まれ
○育成：ノーザンファーム早来
○馬体重：４３２キロ 体高 １５４．０センチ 胸囲 １７１.０センチ 管囲 ２０.２センチ（６月下旬頃）
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前脚が内側へ寄り気味なのは気掛かりで、少し腰の甘い造りなのかなとも思いつつ、可動域の広い歩様に惹かれたのがヴィクトリアピースの２２。少し頭の高いところは我の強さから来ているのかなと思いますが、そういう面が解消されてくれば、身のこなしの良さは更にアップされるでしょうから、ノーザンファームの育成力に期待したいです。
また、父バゴは日本では異形の血脈ですが、ブラストワンピースの半妹となる母との配合ではクロスが多く、マキャベリアンとCoup de Genieの全兄弟は魅力的。狙った配合でしょう。適性距離に関しては、スピードタイプとは思えず、距離は合った方が絶対良さそう。血統からもスタミナは豊富そうですし。
お得な価格と歩きの良さから人気を集め過ぎるかなと見ていましたが、１０頭制限で実績を積むには高価格馬が優先された感じで意外に必要実績は伸びなかったです。ただ、抽優馬の申し込みは多かったので、会員さんの評価も高い１頭です。
預託先の美浦・稲垣厩舎は少し地味な存在でしょうが、ロード馬でも地道に結果を残してくれていますし、ノーザンファーム産も少しずつ良いのが入ってきている印象。まだ出資したことがなかったので、ここが良いタイミング・出会いだと思った次第です。
まずは丈夫にレースを経験していって、芝の長丁場で存在感を発揮していく競走馬にぜひ育ってもらいたいです。
