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馬っぷりの良さに素質を感じるも、初めての実戦でピリッとした感じに欠ける。レースでは立ち遅れ、トモの嵌りが良くなるまで無理なく追走させるも、最後まで走りが噛み合わず。見せ場すら作れずに13着に沈む。そしてレース後に歩様に違和感を発症。骨折等の診断は下らなかったも、育成時に悩まされた箇所に痛み。今後について協議した結果、1戦のみで引退することになってしまいました。★ルージュクオーレ

f:id:yakifish:20200825181938g:plain ルージュクオーレ(牝・友道)父ドゥラメンテ 母リュズキナ

2023.07.02
7月2日レース後コメント(13着)

友道調教師「すみませんでした。パドックでも返し馬でも落ち着き払っていたように、まだ何もわかっていないようでしたね。ゲートもいかにも初出走といった感じで…。藤岡康太騎手は『返し馬でキャンターにいってもトモが全くついてこなくて、前の馬についていけなかった。ずっと抱えたままではついていけないですし、大きくて動かしてしまうとバラバラになってしまうので少しずつ動かしながらついていきましたが、最後まで体が動いてこずスピードに乗れなかったです。この馬なりに一生懸命走ってくれて、キックバックを嫌がったりパニックになったりするなど新馬らしいところは逆に見せなかったですが、競馬では精一杯の走りでした。すみません』と話していました。坂路では真っ直ぐのコースをうまく前脚で掻き込むことで進むことができていましたが、競馬のスピード、コーナーを回ることには対応できなかったですね。この後は状態を確認してからですが、まずは反動が出なければいいですね」

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2023.07.05
栗東友道康夫厩舎
本日は引き運動をおこないました。

友道調教師「レース後、歩様に乱れが生じてしまって…。ひと目見て跛行しているのがわかるといった状況で、獣医師に診てもらったり検査をおこなったり詳しく調べたのですが、骨折といった所見はなし。『レース中に股関節周辺など深い部分に負担が掛かり、痛めてしまっているのかもしれない』との見解でした。原因を特定できていない現状では次走に向けて進めていくわけにはいきませんし、もう後がないこの時期ですからね…。今後については獣医師らを交えて関係者の間で協議させていただきます」

2023.07.06
引退

本馬は7月2日の中京競馬・3歳未勝利(牝馬限定・ダ1400m)に出走して13着での入線。レース後、歩様に乱れが生じたため、獣医師の診察を受けたり検査をおこなったりして詳しく調べた結果、骨折といった所見はなかったものの、獣医の見解では『レース中に股関節周辺など深い部分に負担が掛かり、痛めてしまっているのかもしれない』とのことでした。原因が特定できていない状況では次走に向けて進めていくわけにもいかず、立て直したとしても3歳未勝利の期間内には到底間に合わないことなども踏まえて、獣医師らを交えた関係者の間で協議した結果、誠に残念ではございますが、ここで引退の結論に至りました。出資会員様には追って書面にて詳細をご報告させていただきます。長い間、ルージュクオーレ号にたくさんのご声援をいただき、ありがとうございました。

友道師「現状や獣医師の見解などを踏まえてオーナーサイドと協議した結果、引退することとなりました。外厩で苦労しながら立て直してもらったこと、トレセン入りしてからも馬自身の頑張りもあってどうにかデビューにはこぎつけましたが、レースでのダメージには耐え切れなかったようです。今の状態では乗り出す見通しすら立てられず…といった状況で、この先の人馬の安全を第一に考え、このような判断に至りました。キャリア1戦で現役を退くことになってしまい、大変申し訳ありませんでした」

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追い切りでは水準以上の動き・時計をマークし、ようやくデビューへと辿り着いたルージュクオーレ。『確かな能力を実戦でも発揮して欲しい』と期待して臨むも、陣営のトーンは終始低め。これだけ動けば、もっと強気になって不思議ではないのに、この慎重さは入厩からの調整の苦労ぶりがあったんでしょう。今にして思えばですが…。

パドックに登場してきたクオーレはお腹回りに幾らか余裕を残すも、馬っぷりの良さはさすが。ただ、やはりトモの踏み込みには甘さを感じ、落ち着きというよりはやや走る気持ちに欠けているように見えました。レース時のダートは重。時計の速い決着が予想され、さすがに今回は分が悪いなあと思いました。

続いて、レースぶりですが、五分のスタートからレースの流れに乗れるかどうか注目していましたが、ゲートが開く音に反応したのか1歩立ち遅れる形。芝部分の走りは悪くなかったですが、急かせるとフットワークがバラバラになるので、トモの嵌りが良くなってくるまで無理はしませんでしたが、最後まで走りのバランスは良くならず。陣営がレース前に心配した競馬のスピードに対応できませんでした。その結果、後方追走からちょろっと脚を使うも、最後は苦しくなってのゴールへ。13着と大きく負けてしまったショックはそれなりにあり、あとは脚抜きの良い馬場を走り終えたので、疲れ・反動が出ることを懸念。水曜日の更新は心配でなりませんでしたが…。

レースを走り終えたところで、歩様に違和感を発症。ひと目見て跛行しているのがわかるといった状況だったそう。その後、獣医師に詳しく診てもらったところ、『股関節周辺など深い部分に負担が掛かり、痛めてしまったのかもしれない』というジャッジ。結局は頓挫を繰り返していた時と同じような状況なので、完治していなかったのか、ぶり返してしまったのかは何とも。そして今後についての協議が行われ、残念ながらこの1戦のみで引退することになってしまいました。うーん、残念ですが、骨折はなく、大事にならなかったのが救い。どこかの牧場で繁殖牝馬として第2の馬生を送ることが出来れば嬉しいですが。お疲れ様でした。