ウォータースケイプ
・在厩場所：ノーザンファーム早来
担当者「トレッドミルでの運動を開始後はすこぶる順調に進めることが出来ており、キャンターのペースを少しずつ上げているところです。定期的に獣医師に右前球節部の状態を診てもらっていますが、運動を継続している中でも張りが酷くなることはありません。とは言え、馬格のある馬ですし、負担が掛かりやすい部分もあると思いますので、今後も慎重に立ち上げていく方針です。調教を休まず行えていることもあって、体重が極端に増えることは無く、緩んだ馬体も引き締まってきましたよ。今後も獣医師の指示を仰ぎながら、乗り運動に移行できるよう中身を作っていきたいと思います。馬体重は５５６キロです」（5/15近況）
ヴァイザーブリック
・在厩場所：ノーザンファーム空港
担当者「トレッドミルでの運動を開始してからも、左トモ飛節の状態は大きく変わりませんね。この中間は少しペースを上げているのですが、体も締まってきましたし、脚捌きもこの馬なりに軽快ですよ。乗り運動を行っていないこともあって時折気持ちの昂ぶりこそ有るものの、手の掛かるほどではありませんし、以前と比較するとだいぶ気性面の成長を感じます。今後も脚元の状態を見ながらにはなりますが、くれぐれも再発だけには気を付けて進めていきたいと思います。馬体重は４６９キロです」（5/15近況）
ベイステート
・在厩場所：ノーザンファーム空港
担当者「引き続きトレッドミルでの調整が続いています。これまでは週6日トレッドミルでダクを行っていましたが、現在は週6回の内3回は軽めのキャンターを開始しています。キャンターの時間は日によって3～5分と、脚元の状態を見ながら進めていますが、負荷を高めても良い意味で脚元に変わりはありません。ここ最近は、やや元気が有り余っていた様子だったのですが、キャンターを取り入れたことで馬房でもゆったりと過ごすことが出来ており、ステップアップした効果が精神面に良い影響を及ぼしているようです。やや馬体重が増加傾向にありますので、もう少し負荷を高めて馬体を引き締めていく予定です。馬体重は５１０キロです」（5/15近況）
アルナイル
・在厩場所：ノーザンファーム空港
担当者「この中間も坂路コースと周回コースでの調教を行っていますが、速い日はハロン15秒ペースまで脚を伸ばして登坂するようにしています。バランスの修正に重きを置いて進めているものの、だいぶ体を使えるようになったため、ハミを取る位置もこれまでより良いですね。伸びきった走りが解消してきました。欲を言えばもう少し後ろに力が付いてきくると更に良い走りを期待できそうですが、これは15-15で乗り込んでいけば自然と鍛えられるのではないかと思います。また、見た目にも変化があり、負荷を掛けてから全体的に幅が出てきましたね。馬体重は４８３キロです」（5/15近況）
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この中間、トレッドミルでのキャンター調教の負荷を着実に高めることが出来ているウォータースケイプ。そして２５日に更新された動画では坂路で軽く乗っているので、もう心配は要らないでしょう。フットワークはなかなか軽快です。
左トモの飛節を腫らし、回復するには時間が掛かるかなと見ていたヴァイザーブリック。ウォータースケイプ同様にトレッドミルで進められていますが、２０日に更新された動画では人を乗せ、角馬場で脚慣らしを行っている感じ。また、少しずつでも気性面で落ち着きが出てきたのは好感。教えられたことを今後もしっかり吸収していって欲しいです。
ベイステートは週６日トレッドミルへ入れているようですが、その中でも強弱をつけて調整中。脚元に疲れ・反動が出ていませんし、ストレスを発散することが出来、落ち着きも出てきた様子。良い方へ進んでいるのは確かなので、騎乗運動を１日でも早く再開できるように努めていって欲しいです。
アルナイルは内面の頼りなさが目に付きますが、前向きな気持ちはあるので、体力づくりを優先しながら、気持ちと体の動きが噛み合ってくるようにお願いします。ちょっと長い目で見て行く必要がある１頭なので、無駄な怪我だけはしないように。
