ボンディマンシュ(セ・藤田輝【大井】)父ロードカナロア 母ビアンカシェボン
3/10(金)大井11R 朧月賞(ダ1400m)5着(1番人気) 森泰斗J
スタートで遅れてしまい、後方3番手からの競馬になります。直線に入って大外から前との差を徐々に詰めにかかるも、掲示板を確保したところで終えています。
藤田輝信調教師「パドックではコンディションの良さを窺えるような歩きでしたし、力を出せる仕上がりではあったと思います。ただ、今日は森泰斗騎手も話していましたが、とにかくゲートの中で煩くて、厩務員も慌てて尾持ちしに行ったものの、しっかり出ることは出来ませんでした。直線も脚は使っているのですが、後手に回ってポジションが後ろになってしまった分だけ甘くなってしまいましたね。ここはチャンスだと思っていただけに悔しい結果となりましたが、次こそは巻き返したいと思います。この後は心身の状態をよく確かめてからどうするか検討していきます」
森泰斗騎手「跨った時はそれほど煩くなかったのですが、ゲート内に入るとバタバタして非常に危なかったです。今日の感じだと、入った時から尾持ちをしていた方が良いですね。ペースが遅くなってしまったとはいえ、出遅れてからリズム良く追走出来たと思ったのですが、最後の伸びは甘くなりました。距離はこれくらいが合っているはずですし、乗っている感じですともっと力は有りそうなのですが、まだ上手くそれを出し切っていないですね。人気に応えられず申し訳ございませんでした」(レース結果)
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地方へ転出して2戦目となった今回。前走は隣の馬に釣られてゲートに突進して飛び出してしまうアクシデントがありながら、最後までジリジリ脚を繰り出しての4着。悲観する走りではなかったので、今回は順当な良化に期待。前走で先着を許した馬も出ていましたが、馬券に絡む走りは見せて欲しいと思っていました。
パドックに登場してきたボンディマンシュは前走からマイナス2キロ。正直、もう少し引き締まってきて欲しかったですが、落ち着きはあり、雰囲気は悪くなかったと思います。あとは前走の経験をしっかり生かしてくれれば、結果は付いてくると思ったですが…。
レースにおいては、ゲートに入った瞬間に煩さを発揮。バタバタして舞い上がってしまうと、尾を持ってのスタートですが、上手に出ることは出来ず。後方からの競馬を余儀なくされてしまいました。ただ、道中はマイペースを取り戻し、自分のリズムで押し上げることが出来たと思うも、直線では弾けるところなくジリジリ。右手前で走り続けていましたし、左回りの方が良いのかな? 最後の最後はこの馬の底力で5着に上がってくれましたが、前走よりも着順を落とすとは想定外ですし、ちょっとショックのある敗戦となりました。
ゲート難に関しては、改善に努めてもらいたいも、ボンディマンシュの特徴として上手に付き合っていく必要はありそう。距離は1400mでも大丈夫ですが、ゲート難から道中で脚を使う可能性を考慮すると、もう少し短い方が個人的には良いのかなと思います。