焼魚定食の表示価格には消費税が含まれています。

出資しているシルクとロードと東サラのお馬さん情報が中心。(有)シルクホースクラブ&(株)ロードサラブレッドオーナーズ&(株)東京サラブレッドクラブのHP掲載の情報の転載・画像使用の許可を得ています。

週末(7/2・3)の出資馬・出走結果

f:id:yakifish:20200513050027g:plain サンクフィーユ

2022.07.04
7月2日(土)小倉8R・3歳上1勝クラス・牝馬限定・芝1800mに川田Jで出走。10頭立て1番人気で6枠6番から平均ペースの道中を4、4、4、4番手と進み、4コーナーでは外を通って0秒3差の2着でした。馬場は良。タイム1分45秒8、上がり35秒4。馬体重は22キロ減少の440キロでした。

○中内田調教師 「栗東を離れる段階で460キロぐらいでした。十分に稽古を積んで理想的な臨戦過程だったものの、輸送後に飼い葉を残して大幅なマイナスを記録。この暑さも響き、現地へ辿り着いてから減り過ぎたのが誤算です。また、前半が結構速かった点も、体調の整わない今日のサンクフィーユにはキツい形に。『勝負所のペースアップに付いて行けずにラストは流れ込んだだけ』とジョッキーも振り返っています。不完全燃焼の競馬。申し訳ございません」

*~*~*~*~*~*~*~*~*~*

2022.07.06
レース後も特に異常は認められません。現在は心身のリラックスに重点を置
いた調整。今後は7月7日(木)に滋賀・チャンピオンヒルズへ移動して夏以降のレース出走へ向けて心身のリフレッシュを図ります。

○中内田調教師 「無事にトレセンへ着いています。レース当日の22キロ減が示す通り、見た目にも明らかに細く映る状態。最後にダラダラ回って来ただけで、2着まで上がった部分は能力の高さの裏付けでしょう。7月7日(木)に育成牧場へ。まずはボリュームを戻したいです

*~*~*~*~*~*~*~*~*~*

f:id:yakifish:20200513045835g:plain ラシックステップ(牡・安田隆)父モーリス 母レッドジゼル

日曜小倉2R 3歳未勝利(芝1800m)優勝(5番人気) 北村友J

まずまずのスタートから、道中は無理せず中団の一角で折り合いを付けます。最後の直線コースで追われると残り200m付近であっさり交わし、そのまま先頭でゴール、約4ヶ月ぶりとなるレースで待望の初勝利を飾っています。

安田隆行調教師「おめでとうございました。中間の調教の動きや馬体を見ると、未勝利にいるような馬ではないと思っていましたが、ウィークポイントである息づかいがレースでどのように影響するか気掛かりでした。小倉競馬場までの輸送で馬体重はやや減ってしまったものの、3月の阪神以来のレースということと、中間に蹄を痛めた経緯から馬体に緩みが残らないようしっかり乗り込んでのものですから、馬体減は想定内でした。パドックではどの馬にも引けを取らないほどの好馬体でしたし、ジョッキーが跨る際に、『馬の雰囲気は良さそうですし、どの馬よりも良い身体ですね』と褒めていましたし、自信を持ってレースを運んでくれたのも良かったと思います。レース前、北村友一騎手には、『これまでのレース内容は意識せず、変な先入観を持たずにレースを運んで欲しい。またゲートの扉の音に驚くところがあるので、その点も注意して欲しい』と伝えていましたが、駐立の際に前掻きをしていたものの、何とかタイミングよく出てくれましたし、道中も上手くエスコートしてのびのびと走らせてくれましたね。勝負どころでは最低でも掲示板には来てくれそうな感じでしたから、後は息づかいが影響しなければと思っていましたが、こちらの不安をよそに、着差以上に強い競馬をしてくれました。レース後、北村友一騎手は『パドックの段階から、どの馬よりも力がありそうだなと感じていました。ゲートは何とか五分に出ることが出来たものの、少しバタバタするところが見られたので、その点は今後も練習が必要ですね。道中は指示通り馬のリズムに合わせて運びましたが、上手く息を入れる余裕がありました。手応えの良さから勝負どころで動いていきましたが、最後まで力強く伸びてくれましたね。止め際こそ息づかいが気になりましたが、レース内容を考えても中身が良くなってきているのではないかと思います。結果を出すことが出来てホッとしています』と勝利を喜んでいました。未勝利を卒業できて本当に嬉しいですし、これでじっくり成長を促していくことが出来ますね。この後はトレセンに戻って状態をよく確かめてから相談させていただきます」(レース結果)

*~*~*~*~*~*~*~*~*~*

・在厩場所:6日に滋賀県ノーザンファームしがらきへ放牧

安田隆師「先週は改めて優勝おめでとうございました。追い切りの動きだけ見れば、あっさり勝ち上がっても不思議ではないと思っていましたが、着差以上に強い競馬でしたね。息づかいの方も段々と中身がしっかりとしてきたことで、そこまで気にならなくなってきましたし、一つ勝ち上がったことで馬の成長に合わせて進めていくことが出来るのは何よりです。レース後も問題ありませんでしたが、無理せず牧場へ戻させていただきました。次走の予定につきましては、牧場で状態を確認しながら検討していきたいと思います」(7/6近況)

*~*~*~*~*~*~*~*~*~*

f:id:yakifish:20200513045835g:plain オリーヴベリー

日曜福島3R 3歳未勝利(ダ1150m)5着(8番人気) 菅原明J

まずまずのスタートから無理せず、道中は中団後ろよりを追走します。勝負どころから徐々にエンジンを吹かしていくと、直線では外に持ち出して前との差を詰めて行き、掲示板を確保しています。

武市調教師「騎乗依頼していた三浦騎手が負傷したため、明良(菅原明良騎手)に乗ってもらうこととなりました。この条件ですが序盤から出して行くと終いが甘くなってしまうでしょうし、明良には前半は無理せず後ろが嵌ってくるまではじっくりと進めて欲しいと話していました。スタートは上手く出られましたし、その後もこちらのリクエスト通り馬のリズムを重視して進めてくれましたね。『最後は少し脚色が鈍ってしまいましたし、もう少し脚を溜めた方が良かったかもしれません』とジョッキーはレース後に話していたものの、直線の短い福島競馬場ですし、馬体が嵌っていたのなら3コーナーくらいから徐々に促して行く今回の乗り方で問題はなかったと思います。その他に明良は、『勝負どころで内にいた馬が外に寄って来て、4コーナーの出口で外に振られる不利がありましたし、その点でももう少し仕掛けを待ってあげた方が良かったのかもしれません。それでも、そういった不利がありながらも直線では良い脚を使ってくれました。前走の競馬も見ていましたが、芝スタートのレースの方が良さそうですね』と話していました。何とか優先出走権を獲って次に繋げることが出来ましたが、暑い中で頑張って走ったこともあるので、この後についてはトレセンで状態を確認してから決めたいと思います」(レース結果)

*~*~*~*~*~*~*~*~*~*

・在厩場所:美浦トレセン
・調教内容:軽めの調整 
・次走予定:第2回福島開催、もしくは第2回新潟開催

武市師「先週は4コーナーで外へ弾かれる不利がありながらも、ただ1頭ラスト3ハロンは36秒台の脚を使えていますし、展開など嵌まればこのクラスを勝てる能力はあると思っていますから、次で何とかしたいところです。レース後は今のところ脚元等に問題ありませんから、このまま在厩させて続戦したいと考えています。明日から乗り出しを開始してみますが、再度第2回福島開催で使うか、次の新潟開催まで待った方が良いのか状態をよく確かめた上で決定したいと思います」(7/6近況)

*~*~*~*~*~*~*~*~*~*

f:id:yakifish:20200513050027g:plain フライングバレル

2022.07.04
7月3日(日)小倉8R・3歳上1勝クラス・牝馬限定・芝1200mに永島Jで出走。12頭立て10番人気で7枠10番からハイペースの道中を8、8、10番手と進み、4コーナーでは外を通って1秒9差の11着でした。スタートで煽って1馬身の不利を受けました。馬場は良。タイム1分08秒7、上がり35秒6。馬体重は4キロ減少の468kgでした。

○安田調教師 「過去2戦が序盤から積極的に進めて大きく負ける形。その点も踏まえ、『リズムを重視しながら流れに乗せたい』との指示を出しました。開幕週の馬場らしく時計も速いとは言え、今日は追走だけで手一杯。4キロ減の起用と芝へ戻す選択が奏功して欲しかったものの、良い面を見せられずに残念です。まだレースを終えたばかり。ひとまずは具合を確かめます」

*~*~*~*~*~*~*~*~*~*

2022.07.06
レース後も特に異常は認められません。現在は心身のリラックスに重点を置いた調整。今後は7月7日(木)に滋賀・ジョージステーブルへ移動して夏以降のレース出走へ向けて心身のリフレッシュを図ります。

○安田調教師 「遠征先から無事に帰っており、今のところは脚元の不具合も認められません。一通りのチェックを済ませた上で、7月7日(木)に近郊のジョージステーブルへ移す予定。検討を重ねて今回は芝1200mへ戻す部分を優先したものの、次は距離を延ばそうと思います」

*~*~*~*~*~*~*~*~*~*

週末(7/2・3)出走した出資馬の出走結果・レース回顧をまとめて。※先週末にデビューしたミラクルキャッツ、重賞・CBC賞に出走したロードベイリーフは別記事にて。

ロードの出資馬では久々に大きなところを狙える素材だと思っているサンクフィーユ。2戦目の舞台に小倉・芝1800mを選んできましたが、距離は大丈夫も、開幕週の前有利の馬場+小回りコースがどう出るのか。デビュー戦が器用さに欠けるレースだったので心配でした。また、記事を書いていて、頭を過ぎったのが長距離輸送による馬体減。ロード馬では古くはロードオブザリング、最近ではヴェルトハイムと両馬は東京への長距離輸送でしたが、20キロ前後の馬体減を経験。夏場なのである程度減ることは想定していましたが、まさかこの2頭に続くような馬体減になるとは…。まず、馬体重をチェックして大きく減っていることにガクッとしてしまいました。

パドックに登場してきたサンクフィーユはトモが寂しくなったような感じはしなかったですが、お腹は巻き上がり、見た目に寂しく。厩務員さんに甘える仕草はあり、活気自体はあったと思います。

レースに関してはまずゲートに注目していましたが、タイミングが合って、発馬+二の脚はマズマズ。スッとレースの流れに乗ることは出来たと思います。ただ、向正面での走りを見ると、川田Jが少し促す感じがあり、手応え良く追走できていたとは言えません。そして3角手前からのペースアップにもモタモタしてしまい、川田Jの懸命の仕掛けにも対応するギアは残っていない感じに。4角を回る時にはやや下がり気味だったので、このまま失速することを覚悟しました。

ただ、余力がなく、走りの重心も高くなっている中で、最後の直線では川田Jの叱咤激励に食い下がる頑張りを見せ、2着まで上がってきたのは素質の違いだけといった感じ。負けてしまったのは残念でなりませんが、タイトな競馬を耐え忍んだ経験は今後の糧となってくれるでしょう。

レース後のサンクフィーユは反動が心配でしたが、脚元等は大丈夫。ただ、小倉から戻ってきた際にも細くなったことが予想されるので、まずは牧場(外厩)へ戻し、レースの疲れを癒し、カイバをしっかり食わしこんでもらえればと思います。また、夏競馬はパスして、秋競馬に備えてもらえればと思います。そして3戦目となる次走では馬体のボリュームを増し、能力の高さを存分に示す走りを見せてもらいたいです。

ラシックステップは喉の良化が一息ですし、音に敏感な臆病な性格。正直、小回りの舞台が合っているとは思っていなかったですし、人気を集める馬達がちょっと抜けている感じがしていました。ただ、蹄を痛めるアクシデントがあったとはいえ、その後の追い切りでは以前よりもキレを増したような時計&内容。競馬ブックの短評でも"変わってきた"と書かれていたので、密かには期待していました。

パドックに登場してきたクラシックステップは前走から6キロ減でしたが、数字以上にスッキリ見せ、自分から厩務員さんを引っ張るような雰囲気。『これならちょっと変わってくるかも!?』と自分の中での期待はグンと上がりました。

あとはゲートが開く音に過敏なところがあるので、小回りコースですし、スタートがより重要だなと見ていましたが、ゲート内で前掻きをする場面はありましたが、ゲート音にもだいぶ慣れてきたようでデビュー以来、初めてまともにゲートを出てくれました。そして少しゴチャゴチャしましたが、他馬との接触にも怯むことなく、レースに流れにスッと乗れたのも初めてでした。

道中は馬群に入れての追走でしたが、回りを気にするような素振りは見せませんでしたし、目の前に人気の2頭(スウィートスカー・クリオミニーズ)がいたので、レースはしやすかったと思います。そして3角あたりから早めにエンジンを吹かし、残り400mぐらいからハミを掛け直して進出を開始。勢いよく直線を向いてくれたので掲示板は確保できそうと安心する中、北村友Jが手綱を握り損ねて少しドキッとしましたが、そこから立て直して追われるとギアを1段上げて加速。残り100mぐらいで先頭へ立ち、そこから2馬身差をつけたのですから、着差以上の完勝。走破時計はそこまで強調できないも、負かした人気の2頭(スウィートスカー2着・クリオミニーズ3着)は力のある馬だと思うので、昇級しても十分通用すると思います。

レース後のクラシックステップは脚元&体調に関して何ら問題なし。、DDSPで喉の状況がまだまだ良くないですし、心身共に若さを残す現状。初勝利のご褒美ではないですが、まずは牧場へ戻ってゆっくりしてもらい、英気を養った後は更なるパワーアップを目指し、心身の成長を促しながら鍛え上げていって欲しいです。状態が良ければ、再度小倉の芝1800mにチャレンジもありでしょうが、個人的には秋競馬からの始動で良いのかなとは思います。

オリーヴベリーは頓挫が重なり、5ヶ月ぶりのレース復帰となりましたが、追い切りの動きはやや重苦しく、やや急仕上げな印象。馬体重も10キロ近く増えての出走になることを覚悟していました。

そんな中、実際にパドックに登場してきたオリーヴベリーはプラス4キロ。最終追いと輸送で帳尻を合わせてきたかなという感じでしたが、自分からグイグイ歩いていて気合乗りの良さが目を惹きました。想像していたよりも仕上がりが進んでいたのでしょう。

レースはまずまずのスタートを切るも、トモの嵌りが良くなるまでじっくり進めるのがこの馬のスタンス。ダート地点に入っての走りは2走前ほどの人馬息の合った走りではなかったですが、マイペースを貫き、残り400m地点からジワッと進出を開始。少しずつ勢いを増して直線を向こうとしてくれましたが、4角手前でユキゲショウがやや強引に外へ出した時に少し接触して外へ振られるロス。これはちょっと痛かったです。それでも立て直してからはひと追い毎に確かな伸びを見せて上位との差を詰めていくことに。逃げ・先行勢有利の展開だったので5着確保が精一杯でしたが、最後の脚はそれなりに目立ちましたし、改めて菅原明Jとの相性の良さを感じさせてくれました。

レース後のオリーヴベリーですが、相応の疲れは感じるも、脚元等は大丈夫。このまま在厩調整を続けていくことになりました。次走については再度福島へ向かうか次の新潟に備えるかは微妙なところですが、右回りの方が走りが安定しているように思いますし、今回は嵌りませんでしたが、展開の恩恵を受ける可能性も。また、今回の走りで仕掛けるタイミングが掴めたと思うので、引き続き菅原明Jに乗ってもらい、残り少ないチャンスで初勝利を掴み切って欲しいです。

フライングバレルは苦戦が続く近況ですが、今回の帰厩後は坂路追いで軽快な動きを披露。最後まで踏み止まることが出来ているので一時期よりもトモの具合は良さそう。そして鞍上には4キロ減の永島J。『変わってくるとしたら今回かも!?』と淡い期待を持ったのですが…。

レースはマズマズのスタートを切るも、ここ数走は前へ行って交わされると止めるパターンだったので、厩舎からの指示で控える競馬を選択。序盤は折り合いも付いて悪くない雰囲気でしたが、勝負どころからペースが更に上がると、追走に手一杯。永島Jは何とか食い下がろうと頑張ってくれたのですが、ジリジリ後退するのみ。そして直線でも手前を替え切れずに伸びを欠いてしまいました。

レースプランとすれば悪くなかったと思いますが、単純にスピード不足かなと思います。距離は短い方が良いタイプかなと見ていましたが、今回のような控える競馬を続けていくのなら、距離を延ばして追走を楽にさせてあげたいです。ダートでも悪くないと思います。

レース後のフライングバレルですが、脚元等は大丈夫。ただ、出走するには相応の節が必要となることから本日7日に滋賀・ジョージステーブルへ放牧予定。次走では距離を延ばす方向なので、牧場サイドと厩舎で打ち合わせを行ってもらい、新たな適性を探っていってもらえればと思います。また、距離を延ばしても結果に繋がらない場合は早めの繁殖入りも個人的には仕方ないと見ています。