ヴィアルーチェ(牝・奥村武)父Almanzor 母Via Firenze
・在厩場所:美浦トレセン
・調教内容:ゲート練習
奥村武師「こちらに入ってきた際の健康状態に問題はなかったので、翌日に角馬場で軽めの騎乗運動を行ったものの、スクミの症状が出てしまいました。また、軽い疝痛も見られたため、しばらくは軽めのメニューで様子を見ていました。乗っていてバタバタしたりして人に迷惑をかける程ではないものの、少し力みやすいところがありますし、まだトレセンの環境に慣れず緊張していたことから、そういった症状が出てしまったのだと思います。幸い先週末にはスクミ・疝痛共に症状が治まり、坂路コースを軽く登坂することが出来ました。今週からは他の2歳馬と一緒に坂路を軽く登った後にゲート練習を行っています。練習開始初日から、ゲート入りや中での駐立に問題はなく、ここまでスムーズに進めることが出来ています。今日は機械で前扉を開けて出るところまで練習しましたが、まだ発馬は遅くて訓練が必要なものの、基本的に気が良さそうなタイプですから、それほど苦にせず出の方も上達してきそうな印象です。飼い葉は与えた分しっかりと食べてくれています」(5/18近況)
⇒⇒20日にゲート試験を受けて合格しています。(20日・最新情報より)
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美浦トレセンへやってきたヴィアルーチェ。長距離輸送によるダメージはさほどなかったと思うのですが、角馬場で脚慣らしをしていた際にスクんだり、軽い疝痛も。体力面でまだまだ途上な面はあるでしょうが、慣れない環境下で緊張から来るものもあった様子。幸い、日にちの経過と共にそういう面は解消し、坂路での乗り込みとゲート練習を併行して進めてきました。
ゲート練習に関しては、発馬で不慣れな面を残すも、枠入り・駐立はスムーズにクリア。あとは練習を重ねていくだけでしたが、ヴィアルーチェは20日にゲート試験に初挑戦。おそらく練習がてらに受けたのかなと思いますが、無事1発で合格することが出来ました。そしておそらく近日中にNF天栄へ放牧に出ることになるでしょう。
また、19日付でJRAの競走馬登録も完了。晴れてJRAの一員となり、デビューを意識してしまいますが、走りは軽いタイプだと思うので、夏の新潟の芝1400あたりでのデビューを目指してもらいたいです。