土曜阪神５Ｒ ３歳未勝利・牝馬（芝２０００ｍ）９着（６番人気） 坂井瑠Ｊ
シャドーロール着用。ややモッサリとしたスタートから中団やや後方で流れに乗ります。最後の直線コースでは坂を登ったあたりから脚を使い、初戦は９着入線しています。
安田翔伍調教師「競馬場に到着後は環境の変化に戸惑うようなことはなかったですし、パドックでもゆったり自分のリズムで歩いてくれました。返し馬では乗り手の指示に従ってスムーズにキャンターへ入って行くことが出来ましたし、ゲートインするところまで課題と言う課題は特にありませんでしたね。また、ゲートの出はそこまで速くはなかったものの、極端に流れに乗り遅れることはなかったですし、最後の直線では、向かい風の中でも坂を登ったあたりからジワジワ伸びてくれましたから、リヴィアなりに最後まで頑張ってくれました。レース後、坂井瑠星騎手は『力のいるウッドチップコースではまだ動き切れないところがありましたが、実戦の芝では上手に走ってくれましたね。初戦にしては周りの馬を気にするようなことはなかったですし、終始真面目に走っていましたよ。本当ならもう少しポジションを取りに行きたかったものの、あれ以上スピードを上げて行こうとするとフォームが不安定になりそうでした。ただ、良いところで抱えようとすると、更にポジションが後方になってしまいそうでしたので、ギリギリのところで抱えて行きましたが、最後は脚を使ってくれました。これから力を付けて行けばもう少し良いポジションで流れに乗っていくことが出来そうです』とのことでした。9着に敗れてしまったものの、レースに向かうまでの過程は良かったですし、力を付けて推進力が増していけばと言う内容でした。一度競馬を使ったことによってどのように変化していくのかよく確かめたうえで、今後の方針について相談していければと思っています」
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【次走へのメモ】
ほぼ仕上がる。シャドーロール。返し馬はいい感じ。道中は無理せず追走していたが、勝負どころからの反応が鈍かった。ラスト１００ｍあたりからやっと伸びてきたが、ここまで。（Ｂ誌）
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・在厩場所：栗東トレセン／近日中に滋賀県・ノーザンファームしがらきへ放牧予定
・調教内容：軽めの調整
安田翔師「先週は良い結果を残すことが出来なかったですが、レースに向かうまでの過程や馬の雰囲気は良かったですし、これから力を付けて行けばと言う内容だったと思います。トモがまだしっかりしていない為に、推進力に欠けたところは否めないですし、現状はコーナーが4つあるよりも、ワンターンの方が負担も軽いかもしれません。レース後の状態と想定を見ながら続戦させるか考えるつもりでしたが、レース直後は特に気にならなかったものの、翌日に状態を確認したところ、左前脚の外側付近に張りが見られました。獣医師に診てもらったところ、特に異常はなく、軽く捻ったものとのことでした。歩様には見せておらず、痛がる様子もないので、無理をしなければすぐ治まってくるでしょう。ただ、流石に続戦と言う訳にはいかないですから、この後は牧場に戻して脚元のケアを施してもらう予定です」（4/20近況）
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丹念に追い切りを重ねてデビュー戦を選んできたリヴィア。ただ、攻め時計は強調できるものではなく、コーナーでバランスを取るのに苦労し、スムーズに加速出来ない現状と実戦の芝で良さが出たとしても、デビュー戦から好走は正直難しいと覚悟はしていました。
パドックに登場したリヴィアの馬体重は４２８キロ。シャドーロールをしていましたが、周囲を気にするような素振りはなかったです。気の小さな馬という印象もありましたが、舞い上がったりせずに堂々と振る舞うことが出来ていたかなと。ただ、馬体重通りに小さな馬だと率直に思いました。また、返し馬を映像で見ましたが、走りには軽さがあり、良いモノはあるなあと確認も出来ました。
レースぶりに関してですが、スタートはゲートが開く音に反応したのか、ワンテンポ遅かったですが、二の脚はマズマズで中団あたりを追走。周りを囲まれていましたが、気にする感じはなかったですし、折り合いも問題なし。それなりに脚を溜めることが出来ていたかなと思います。ただ、３角過ぎからのペースアップには反応が一息。コーナーで仕掛けていくとバランスを崩しかねないですし、初めての実戦で戸惑いもあったかと思います。小柄な馬なので強風が吹いていたのも楽ではなかったでしょう。
上記の要因で、４角を回ってくる時には既に前との差は大きく、このまま失速していくように見えましたが、直線で追われてからは余裕がなかった割にジワジワ加速。そして坂を駆け上がったから前の馬達に迫っていきましたが、９着までが精一杯でした。まあ、それでも集中力を切らさずに頑張ってくれたことは良かったですし、今回の経験が次走以降に繋がってくれれば。
レース後のリヴィアですが、数日が経ってから左前脚の外側付近に張りを確認。強風下でのコーナーリングは辛く、軽く捻ったのではないかな？という見立てです。幸い、筋を痛めたりしていませんし、歩様にもその影響が出ていません。ですので、数日休ませば、自然と解消されていくものと思います。ただ、優先権を逃しましたし、無理は禁物なので一旦ＮＦしがらきへ放牧予定です。
次走に関してはワンターンの競馬の方が無理は少ないということで、今回から距離を縮めていくことになります。エンジンが掛かってからの伸びはマズマズ良かったので、次走ではもう少しレースの流れに乗せながら、最後にどのくらいの脚を使えるのかを試してもらいたいです。そして２戦目はデビュー戦よりも着順を落とさないようにお願いします。
