アリーヴォ(牡・杉山晴)父ドゥラメンテ 母エスメラルディーナ
・在厩場所:栗東トレセン
・調教内容:24日にCWコースで時計
・次走予定:4月3日の阪神・大阪杯(G1・C.ルメールJ)
杉山晴紀調教師「今週はレース1週前と言うことで、24日にCWコースで長めからしっかり負荷を掛けて追い切りを行っています。西村淳也騎手に手伝ってもらい、道中はアリーヴォが追走し、勝負どころから外に出して古馬1勝クラスの馬に併せる形を採り、追い出しに掛かるとしっかり伸びて0.2秒先着しています。ジョッキーは『以前に乗せていただいた時はまだ2戦目と言うことで、心身ともに幼いところが目立っていましたが、この1年ほどで随分と逞しくなっていますね。馬場が重く走りづらい中でも脚を取られることなくしっかり駆け抜けていきましたし、最後は抜け出してフワッとしたものの、まだそれだけ余裕がある証拠ですから、見た目以上に余裕が残っていたと思います。このひと追いで更に良くなってきそうですね』とのことでした。スタンドから見ていても“1週前としてはかなり動けているな”と感じたぐらいですし、良い状態に仕上がってきていますよ。今の状態を維持しつつ、来週の大阪杯に向けて態勢を整えて行ければと思っています」(3/24近況)
助 手 21栗坂良 58.3- 41.7- 27.0- 13.2 馬なり余力
西村淳 24CW稍 97.2- 80.2- 64.9- 50.2- 35.9- 11.1 強めに追う スズカルビコン(古馬1勝)一杯の外1.2秒追走0.2秒先着
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16日に帰厩したアリーヴォは21日に坂路で帰厩後の初時計をマークし、大阪杯の1週前追い切りにあたる24日はCWコースで3頭併せを敢行。その模様を映像で見ましたが、道中は真ん中の馬の真後ろにつけ、直線は外へ。追い切りを手伝ってくれた西村淳Jの指示にもスッと反応し、少し仕掛けられるとシャープな脚捌きでグイグイ伸びて先着。目一杯ではないですし、先頭に立つと手前を替えたりしてフワッと。それぐらい余裕も感じられ、状態の良さがヒシヒシと伝わってきました。そしてこのひと追いで更にグンと上向いてくれるでしょう。
ただ、大阪杯では昨年の年度代表馬が満を持して出てきますし、新星のジャックドール、G1を勝っている牝馬3頭と相手は多彩で強力。それに対してアリーヴォは勝ち鞍の全てが小倉と特殊な存在。冷静に見るとちょっと足りないかなと思いますが、接戦で勝利を掴むことが多かったのに、重賞勝ちとなった前走では2着馬に約2馬身差をつける完勝。相手が強くなる中で引き離しているので、本格化してきた今ならひょっとしないかなあ?