コンジャンクション（牡・池添学）父ルーラーシップ 母グリューネワルト
日曜阪神２Ｒ ３歳未勝利（ダ１８００ｍ）７枠１３番 吉田隼Ｊ
・在厩場所：栗東トレセン
・調教内容：2日に坂路コースで時計
池添学師「想定を見て番組を検討した結果、3月6日の阪神・ダ1800ｍ戦に吉田隼Ｊで出馬投票させていただきました。先週、ＣＷコースで長めからしっかり負荷を掛けていますので、今週は疲労が残らない程度に2日に坂路で追い切りを行い、道中はコンジャンクションが追走し、途中から同じ3歳未勝利馬に併せて0.1秒遅れでゴールしています。最後は捉え切るところまでいかなかったものの、仕掛けてからの反応は良かったですし、最後までしぶとく伸びてくれました。新馬戦から芝にこだわって使ってきましたが、手応えほど伸び切れないところを考えると、ダートなら詰めの甘さをカバーしてくれるのではないかと思います。レースを経験していくにつれて内容は良くなっていますし、馬自身も力を付けているので、この条件で良い走りを見せてもらいたいところです」（3/3近況）
助 手 27栗坂良 57.3- 41.1- 26.4- 12.9 馬なり余力
助 手 ２栗坂稍 53.6- 38.3- 24.7- 12.5 一杯に追う メイショウレイメイ（三未勝）馬なりを0.6秒追走0.1秒遅れ
ロコポルティ（牡・西園正）父ヘニーヒューズ 母サダムグランジュテ
日曜阪神12Ｒ ４歳上２勝クラス（ダ１２００ｍ）１枠１番 幸Ｊ
・在厩場所：栗東トレセン
・調教内容：2日にＣＷコースで時計
西園正師「2日にＣＷコースで追い切りを行いました。併せた馬は古馬オープン馬のタガノビューティーでしたが、格上馬に引けを取ることなく最後は0.1秒先着しているように、動きとしては申し分なかったですよ。テンから意識的に仕掛けて行った為に、ラスト1ハロンは12.4秒掛かってしまっているものの、全体は80秒を切っているように、破格の時計をマークしてくれました。ここ最近は短期放牧を挟んでフレッシュな状態でレースに向かうようにしていますが、それが良い結果に結び付いていますし、馬自身もメキメキと力を付けてきたように思います。前走はスタートさえ五分に決めていればと言う内容でしたし、昇級初戦としては十分な内容のレースだったと思います。ただ、道中では耳を絞って気難しいところを見せていたように、まだ精神的に幼いところがあることを考えると、詰め込み過ぎずに大事に育てていく方が良いでしょう。幸英明騎手とは初コンビとなりますが、最後までしっかり追ってくれる騎手でもありますし、上手くエスコートして勝利へ導いてくれるのではないかと期待しています」（3/3近況）
助 手 ２ＣＷ稍 78.7- 63.9- 50.4- 36.9- 12.4 一杯に追う タガノビューティー（古オープン）一杯の外0.1秒先着
イルデレーヴ（牡・池添学）父ミッキーアイル 母デイトユアドリーム
日曜阪神12Ｒ ４歳上２勝クラス（ダ１２００ｍ）３枠５番 大久保Ｊ
・在厩場所：栗東トレセン
・調教内容：2日に坂路コースで時計
池添学師「2日に坂路で追い切りました。先週末に坂路で15-15程度の時計を出して、今週は終い重点で負荷を掛けましたが、道中は行きっぷりの良さを見せつつも、我慢するところは我慢出来ていましたし、その分最後までしっかり伸びてくれましたね。友雅(大久保友雅騎手)には、この馬の特徴を掴んでもらうために、普段の調教に加えて、厩舎周りの運動にも騎乗してもらっていますが、普通キャンターでも持っていかれることはないですし、コミュニケーションが取れて手の内に入れてくれていると思います。前走はゲートを五分に出たものの、駐立の際にソワソワしていたようなので、この中間は普段の調教と並行してゲート練習を行いました。ただ、トレセンで練習している限り、そこまで煩いところを見せていないので、後はレース当日の落ち着き次第ですね。スタートを決めて出たなりの位置で脚を溜めることが出来れば、３キロ減の斤量を活かしてより良い脚で伸びてくるはずです。一度使って体にメリハリが出て、前走以上の状態で向かえそうなので、後はジョッキーが上手くエスコートして勝利に導いてもらいたいところです」（3/2近況）
見 習 27栗坂良 59.7- 42.9- 28.2- 14.4 馬なり余力
大久保 ２栗坂稍 53.4- 38.6- 24.7- 12.3 一杯に追う
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日曜日（3/6）に出走する出資馬の出走記事をまとめて。
今週末の阪神・３歳未勝利のダ１８００ｍは土日に各１鞍ずつ組まれていて、そこにロードアラビアンも出走を予定。出資馬の対決は避けて欲しいなあと思っていたら、個人的な希望が叶い、コンジャンクションは日曜日のダ１８００ｍへの出走となりました。
コンジャンクションはこれまでキャリア４戦。最初から人気・評価は高かったですが、馬体の緩さが目立ち、コーナーリングが不得手。加速しながら直線へと回り切らない為、エンジンの掛かりが遅くなります。そして長く良い脚を繰り出してはくれますが、ワンパンチ足りません。ですので、個人的には緩さが残る中でも、追い切りはマズマズ動くので、決め手不足をダートで補えればと考えていましたが、５戦目の今回でその希望が叶いました。
中間の調整に関しては、順調に追い切りを消化していますが、動き自体はややモッサリ。一息入った分、反応が鈍く、馬体に少し余裕があるのかもしれません。そんな中、最終追いとなる２日の坂路追いはビシッとやったので、このひと追いでの良化度に期待したいです。
相手関係に目を遣ると、１番の強敵になってくるのが、前走この舞台で３着に敗れるも走破時計は上々のサイラス。ひと叩きして粘りが違ってくるでしょう。ただ、コンジャンクションとすれば、これまで芝の中距離を使ってきて、きさらぎ賞で１番人気に支持されたストロングウィルなど強敵と凌ぎを削ってきたので、相手関係が楽になったのは事実。ダートの適性は走ってみないと分からない部分はありますが、未勝利では力上位の存在。
枠は外目の偶数枠が理想でしたが、奇数枠とは言え外枠に入ったので、砂を被ったり揉まれ込んだりする可能性は少なさそう。スムーズな競馬を心掛けてもらえれば結果は付いてくるのかなと。また、鞍上に吉田隼Ｊを確保してきたのは個人的には心強いです。
ロコポルティとイルデレーヴはダートの短距離を主戦場にしている為、使っていけば、対決する可能性は高くなりますが、実際に今回が２度目の同レースへの出走。前回が１勝クラスでの対決だったので、それぞれ１つ勝ち星を積み重ね、上のクラスでの再戦は少し感慨深いです。
まず、ロコポルティは１勝クラスで揉まれ弱さを見せていましたが、２走前から追い切り場所を坂路からＣＷコースへ変更。そこから良い方へ急変してきましたが、馬体重もその間に２０キロほど一気に増量。前走は更に増えて、腹構えはさすがに余裕があるとは思いますが、トモの踏み込みがバネを感じさせるように深く入るのが特徴。走りも変わってきているのかなと思います。
また、昇級戦となった前走では出遅れが応えるも、直線で渋太く脚を伸ばして２着。正直、前走は相手関係に恵まれた部分があると思いますが、連続してしっかり差し込んできたことは評価できるでしょう。その後は好走パターンになってきた短期放牧を挟んでここへ。中３週のローテで追い切りは２本のみですが、２本共に時計は上々。特に２日の追い切りではＯＰ馬のタガノビューティーに先着。相手はそこまで攻めで動く馬ではないも、６ハロン７８秒７－３ハロン３６秒９－１ハロン１２秒４と好時計をマーク。更に充実してきたのかなと思います。
あとは新コンビとなる幸Ｊの手腕に託すのみですが、スタートに課題がある馬なので最内枠に入ったのは試練になりそう。砂を被り、内で揉まれることで、少し隠れていた気の悪さが表面化すると、よもやの惨敗まであるかもしれません。
前走のイルデレーヴは距離延長で追走を楽にして差し込む競馬をイメージしていましたが、芝スタートでモタモタする。出たなりの位置で手綱を抱えて脚を溜めたかったところ、間延びした走りになって追走に脚を使ってしまった様子。直線ではピリッとした脚を見せることなく、ジリジリ後退するしかありませんでした。また、距離に関しても、微妙に長かったのかなと思います。
その後は在厩で調整を行い、中２週のローテで実績のある阪神・ダ１２００ｍへ。大敗を喫した後なので精神面は気になりますが、追い切りは丹念にこなし、活気ある姿を見せてくれています。状態面でのマイナスは考えなくて良さそうです。
ただ、２勝クラスで勝ち負けするのはもう少し力を付ける必要があるので、今回の鞍上は今週から騎手デビューの所属の大久保Ｊへ。前走後は追い切りで常に騎乗して感触を掴んでいますし、騎手デビューとなった前日の騎乗は意外とソツなく乗って、悪くなかったと思います。馬群で脚を溜め、最後の直線で馬群を割ってくるのは新人Ｊには楽ではないかもしれませんが、３キロ減の効果を背にして、前々走の５着をひとまず目指し、今回は乗ってきて欲しいです。
