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【シルク】週末(2/12・13)の出資馬・出走記事

f:id:yakifish:20200513045835g:plain ミスビアンカ

土曜東京10R 雲雀S(芝1400m)6枠9番 津村J

・在厩場所:栗東トレセン
・調教内容:9日に坂路コースで時計

高橋忠師「今週は東京競馬場までの輸送に備えて、9日の追い切りは坂路で疲労が残らない程度に控えて時計を出しています。全体が53.7秒で、ラスト1ハロン12.6秒を、ほぼ馬なりのまま駆け上がってくれましたよ。前回の新春ステークスも良い状態でレースに向かうことが出来ましたが、その時以上に馬の雰囲気が良いですし、心身ともに充実しているなと感じられます。調教に騎乗した難波剛健騎手も状態の良さを感じ取ってくれたようで、『以前と比較しても心身ともにしっかりとして、逞しくなっているなと思いました。道中は走りに対して集中していましたし、具合の良さを感じましたよ』と好調をアピールしていました。前走は消極的なレースになって力を出し切れずに終わってしまいましたが、良績を挙げている東京競馬場なら、自分の競馬に徹することが出来ると思いますし、津村騎手も良いイメージでレースを運んでくれるはずです。後は良馬場で実績を残しているだけに、週末の馬場コンディションが気になりますが、今の状態なら多少渋っても辛抱してくれるのではないかと期待しています」(2/10近況)

助 手 5CW良 43.1- 13.3 馬なり余力
助 手 9栗坂良 53.7- 38.4- 25.1- 12.6 馬なり余力

f:id:yakifish:20200513045835g:plain ポレンティア

日曜東京6R 4歳上1勝クラス(芝2400m)3枠3番 C.ルメール

・在厩場所:美浦トレセン
・調教内容:9日に南Wコースで時計

田中博師「6日に坂路コースで終い重点で追い切りを行いました。前半はゆったりと入ったので時計自体は目立ったものではありませんでしたが、ラスト1ハロンの反応は良かったですし、この馬なりにしっかりと動けていましたね。そして、9日に南Wコースで併せて追い切りを行い、道中はポレンティアが5馬身先行して、直線では同じクラスのアイアゲートと馬体を並べて終えています。私が乗って感触を確かめたのですが、中身に関しては物凄く良くて、ステイヤーのような息遣いをしていましたね。長めからそれなりに時計を出しても息の乱れがありませんでした。ただ、右トモの硬さは残っていて、流し加減に走ろうとしていたものの、これまでと比較してもマシでしたし、しっかりと動けてはいたので、この感じであれば問題無いでしょう。来週の芝1800m戦を予定していましたが、今週の動きや息遣いのことを考えるともう少し長い距離での走りを見てみたいと思い、それにルメール騎手が騎乗可能ということで、急遽今週の芝2400m戦へ臨むことといたしました。今は調教の動きに対して結果がなかなか伴っていないですし、試行錯誤している段階なので、距離延長でガラッと変わり身を見せてくれないかと期待しています」(2/9近況)

助 手 6美坂良 57.3- 40.1- 25.4- 12.5 馬なり余力
調教師 9南W良 82.2- 66.7- 52.5- 38.5- 11.9 馬なり余力 アイアゲート(古馬1勝)馬なりの外1.0秒先行同入

f:id:yakifish:20200513045835g:plain ボンディマンシュ

日曜東京10R バレンタインS(ダ1400m)6枠12番 川田J

・在厩場所:栗東トレセン
・調教内容:9日に坂路コースで時計

中内田師「先週、ポリトラックコースで長めからしっかり負荷を掛けているので、今週は東京競馬場までの輸送を考慮して、9日に坂路で追い切っています。気持ちが入り過ぎないよう単走で行いましたが、全体が51.2秒で、ラスト1ハロン12.3秒と、前日の雨の影響で馬場が悪かったことを考えると、破格の時計をマークしてくれました。イメージとしては、サッと流して終いを伸ばすように行うつもりでしたので、予定より時計が速くなってしまいましたが、騎乗していたスタッフもそこまで時計が出ているような感じではなかったようですし、ゴールした後も息づかいが乱れることもなく、ケロッとしていたようですから、それだけ体が楽に動けていた証拠だと思います。メキメキと力を付けていることに加えて、オープン馬の風格さえ出て来ましたし、初コンビとなる川田騎手も自信を持ってレースに臨んでくれると思います」(2/10近況)

助 手 6栗坂良 56.9- 40.7- 25.7- 12.4 馬なり余力
助 手 9栗坂良 51.2- 37.9- 24.4- 12.3 一杯に追う

f:id:yakifish:20200513045835g:plain イルデレーヴ

日曜阪神12R 4歳上2勝クラス(ダ1400m)4枠8番 岩田望J

・在厩場所:栗東トレセン
・調教内容:9日に坂路コースで時計

池添学師「先週、しっかり負荷を掛けて時計を出しているので、今週は9日に坂路で終い重点で追い切りを行いました。全体は55.7秒と平凡なものの、ラスト1ハロンは12.4秒と、時計の掛かる馬場だったことを考えると良く動いてくれました。道中はバランスよく走っていましたし、いざ仕掛けに入ってもトモをしっかり使うことが出来ていました。調教ではテンションが上がり過ぎることなく落ち着いていますが、競馬に行くと気持ちが入ってしまい、前走のようにゲート内で煩いところを見せてしまいます。先週末にゲート練習を行いましたが、その際は落ち着いていましたし、出の反応も良かったので、後は本番でも落ち着いた状態でゲートイン出来るかがカギになりますね。前走は出遅れながらも、最後は良く伸びて5着に来てくれたように、スタートを五分に決めることが出来れば好勝負が期待できるはずなので、今の雰囲気を保ちつつ、レース当日に備えていければと思っています」(2/10近況)

助 手 6栗坂良 58.6- 42.4- 27.6- 14.0 馬なり余力
助 手 9栗坂良 55.7- 39.4- 25.1- 12.4 馬なり余力

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週末(2/12・13)に出走するシルクの出資馬の出走記事をまとめて。

2連勝の勢い+C.デムーロJとのコンビ結成で昇級戦の前走でも淡い期待を持っていたミスビアンカ。スタートで若干安目を打つも、二の脚でリカバー。主張すればハナへ行くことは出来たと思いますが、それまでに脚を使いすぎることを鞍上が懸念し、スッと控えたところで外から交わしていく馬がいたりして、少し揉まれる感じに。見た目にはさほど周りを気にする素振りはなかったと思いますが、力んだり・気を遣っていたんでしょう。勝負どころから鞍上の手応えが怪しくなり、押っつけながら4角から直線へ。さすがに直線で仕掛けて伸びていく脚はありませんでした。そして直線の坂を駆け上がる残り300mぐらいで脚色は一杯。一瞬、故障等あったのかなと思う程、そこからはズルズル下がるしかありませんでした。

終わってみれば、まさかの最下位負けでTO(タイムオーバー)のおまけつき。逃げ馬にはよくあることと言えばそうですが、さすがにショックは大きかったです。

その後はNFしがらきへ放牧に出し、当初今年の始動戦として予定していたココへ。調整に関しては1週前に速い時計を出し、直前は余裕を持たせてサラッと。動きは良くも悪くもこれまでと変わりはありませんし、デキは悪くないと思います。

ただ、相手関係に目を遣ると、前走に引き続きここも粒の揃ったメンバー構成。また、ミスビアンカのように逃げたい馬が他にも何頭かいるので、ハナを取り切れるかどうかが1つ鍵に。力を発揮するには気分良く走らせてあげないとダメなので、好相性の津村Jの手腕に期待。厳しい結果に終わったとしても、まずは前走よりも内容の濃い走りを見せてもらえるよう、ミスビアンカには頑張り通して欲しいです。

ポレンティアは当初来週の東京・芝1800mへの出走を目指して帰厩しましたが、心肺機能良さに期待+C.ルメールJが空いていたことから一気の距離延長で芝2400mへ。個人的にはブリンカー装着でマイルよりも短い距離へシフトしていってほしいと思っていますが、陣営はちょっと迷走しつつも、新味を引き出す為に常識に捉われずに考えているというのは評価したいです。

帰厩後の調整・追い切りは予定を繰り上げた分、馬体に少し余裕があると思いますが、1月に1度使っていますし中身は出来ていると思います。精神面で煮詰まった感じもありません。あとはこのチャレンジが良い方へ出るのか悪い方へ出るのか。

レースに関しては鞍上に託すのみですが、これまで短い距離を使っているので五分にスタートを切れば、二の脚は速い方ですし、自然と前へ行きそう。その場合はハナを取ってしまうのかな? 逃げの手に出る場合は早めに人気のアスクヒーローあたりが動いてくると思うので、その際の対応は予め考えておいて欲しいです。

ボンディマンシュは骨折で1年2ヶ月ほどの休養を余儀なくされ、復帰戦の小倉では見どころ少なく敗戦。その際は以前のような堅実さは期待しづらく、低迷してしまうことを過ぎりましたが、一息入れて再調整を行ってからは、舞台設定が合っているというのもあるでしょうが、2勝クラス⇒3勝クラスを連勝。結構強い相手と戦ってきている中でも好成績なのは強調したいところ。元々攻めは動く方でしたが、年齢を重ねて内面がパンとしてきたことで独特の硬さが軽減し、身のこなしに柔らかさがアップ。それに伴い、脚を溜めれば直線で手応え通りの伸びを見せ、一瞬の切れは上々。こういう競馬を続けて行けば、OPでも通用することが出来る筈。まだ数を使っていない馬なので、これからが本格化でしょう。

そして今回は川田Jとの初コンビでの出走。デビュー戦で2着に好走し、2戦目は鞍上強化を図るために川田Jに声を掛けましたが、追い切りに跨った際にボンディマンシュの硬さを気にされ、結局2戦目は斎藤新Jで臨むことに。ちょっとした因縁があるので、ここで川田Jに依頼してきたのは感慨深いです。

ただ、ここはOPへの昇級戦ですし、3連勝を期待するのはちょっと酷かも。重賞で活躍してきた馬もいますし、OPで着々と成績を残している馬もいます。勿論、淡い期待は持ちつつ、次走以降に期待が持てる走りをすることが出来れば、今回に関しては合格かなとは思っています。

イルデレーヴは今回2勝クラスでの2戦目となりますが、差し脚を生かす競馬が板についてきたことから1ハロン延長のダ1400mへ初めて挑むことに。前走は逃げ・先行勢のスピードに負けた感じですが、馬群の中で脚を温存しながら5着まで差し込んできた走りは及第点。大事に使ってきてじわじわ体が強くなってきているので成長も見込める筈。ただ、時計が速くなると分が悪いところはあります。

前走後は一旦NFしがらきでリフレッシュを図り、帰厩後はこれまでどおり坂路で熱心な調整。特に1週前は併せ馬で意欲的に追われ、坂路で51.9-12.2をマーク。おそらく自己ベストだと思いますし、上がりの時計も上々。そして直前はテンションを上げ過ぎないようにサラッとやられていますが、素軽さを増して仕上がりは良好です。

あとは距離+雨による馬場の高速化への対応力。引き続き癖を知り尽くしている岩田望Jが乗ってくれるのは有難いですが、脚を温存する競馬を意識しながら、ある程度の位置で追走できないと届きません。さじ加減は難しいでしょうが、そこは継続して乗っている優位さを生かし、前向きにチャレンジしていってもらえればと思います。そしてゆくゆくは2勝クラスは卒業してもらわないといけませんから。