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心身に未完成さを感じるも、丹念に追い切りを重ねて動きは軽快。スピードに乗るまで時間が掛かる課題はあるも、心肺機能の高さを生かし、デビュー戦から上位争いに食い込んできて欲しい。☆インディゴブラック

f:id:yakifish:20200513045835g:plain インディゴブラック(牡・奥村豊)父キタサンブラック 母カーニバルダクス

土曜東京5R メイクデビュー東京 2歳新馬(芝2000m)6枠11番 川田J

・在厩場所:栗東トレセン
・調教内容:20日に坂路コースで時計

奥村豊師「今週は東京競馬場までの輸送が控えていることから、20日の追い切りは坂路で行いました。14-13程度の時計で上がってくるように指示を出していたものの、前半のラップが速くなって全体が52.2秒と出てしまいましたね。ただ、ムキになって抑えが利かなかったわけではないですし、我慢するところは我慢できていましたから、これぐらいなら問題ないでしょう。スピードが乗るまで時間が掛かるところがあるものの、今週の追い切りでは無理せずテンからスピードを上げていくことが出来たように、この馬なりに中身がしっかりしてきましたね。先週の追い切りに騎乗した川田将雅騎手は『体の頼りなさは感じるものの、その中でも息づかいの感じや走り自体は良かった』と課題がある中でも好感触でしたから、今の状態でどれだけ良い走りを見せてくれるか楽しみです。直線の長い東京の舞台なら、のびのびと競馬が出来ると思いますので、このまま良い状態で川田騎手にバトンを渡せられるよう、努めていきたいと思います」(10/21近況)

助 手 20栗坂良 52.2- 38.7- 25.8- 13.1 馬なり余力 クチャモザクワジャ(二未勝)馬なりを0.1秒追走同入

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第4回東京5日目(10月23日)
5R メイクデビュー東京 2歳新馬
芝2000メートル 馬齢 発走12:35
枠 馬 馬名 性齢 重量 騎手
1 1 ロンギングエーオ 牡2 55.0 石橋脩
1 2 マテウス 牡2 55.0 横山典弘
2 3 ルヴェルディ 牡2 55.0 C.ルメール 
2 4 マイネルキング 牡2 55.0 石川裕紀人 
3 5 ディナースタ 牡2 55.0 池添謙一 
3 6 カツミチャン 牡2 55.0 大野拓弥 
4 7 ジュンブロッサム 牡2 55.0 武豊 
4 8 ホウオウニンジャ 牡2 55.0 田辺裕信 
5 9 キャッチザワールド 牝2 54.0 三浦皇成 
5 10 コスモダークナイト 牡2 55.0 M.デムーロ
6 11 インディゴブラック 牡2 55.0 川田将雅
6 12 サノケン 牡2 55.0 江田照男 
7 13 アースロマン 牡2 55.0 丸山元気 
7 14 スペースシャワー 牝2 54.0 吉田豊
8 15 デリカテス 牡2 55.0 坂井瑠星 
8 16 エステラ 牡2 55.0 横山武史

○奥村豊師 「週を追う毎に良化中です。大きい競馬場で、長く脚を使えそうなので東京に」(競馬ブックより)

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インディゴブラックは追加募集馬の中の1頭でしたが、心身の幼さを多分に残す中、父キタサンブラックらしく背が高くて雄大な馬体。歩様は前脚の送りがやや独特+捌きは硬めなので脚元へのリスクを感じつつも、トモの踏み込みは力強さ○。これによって推進力のあるトビの大きいフットワークを見せていました。また、母系はアメリカ色が強いので、ダートでも潰しが利くのかなと思い、出資へと至りました。

育成時のインディゴブラックは順調に乗り込むことは出来ていましたが、雄大な馬体を誇るも、そこに筋肉が付きづらく、内面がパンとせず。成長待ちでペースを上がるのを控えたりする時期もありましたが、6月末に栗東・奥村豊厩舎へ初入厩。ゲート試験は1度失敗しましたが、翌日に再受験を行い、無事クリアしてくれました。

その後はNFしがらきで鍛え直すこととなりましたが、調教中に何かに驚いて尻もちをつくアクシデント。幸い、軽度の打撲と診断されましたが、雄大な馬体なのに気持ちの小さな面を覗かせてしまいました。また、打撲が回復後は『馬格の割にまだ中身が伴っていない』という自身の課題に対し、時計を出さない日は周回コースで長めの距離を乗るなどして基礎体力強化に着手。暑さにクタッとすることなくコツコツ頑張ってくれました。そしてデビューへ向け、9月19日に再入厩を果たしています。

栗東へ戻ってきたインディゴブラックは、動きには余裕を感じさせるも、スピードに乗るまで時間が掛かってしまう新たな課題に取り組み、黙々と追い切りを消化。その中で動きには素軽さが出てきましたし、操縦性の高さを維持。器用さに欠ける面は馬体の成長・充実ともに変わってきてくれるでしょう。そしてこの東京・芝2000mでデビューを迎えることとなりました。鞍上に川田Jは心強いです。

ただ、追い切りで目立つ時計は出ていませんし、心身の幼さがもっともっと解消してもらわないといけない現状。スピードに乗るまでに時間が掛かる課題が実際のレースでどこまで影響を及ぼすのかも気になります。まあ、その辺の課題は追い切りに跨ったことで感じるところはあったと思うので、川田Jの手腕で補って欲しいところ。

個人的な見解(イメージ)ですが、Sペースからの瞬発力勝負になると分が悪いと思うので、心肺機能の高さを生かし、早めに仕掛けていって、どこまで粘り・踏ん張り通せるか。勿論、デビュー勝ちできればベストですが、行儀の良い競馬をしてもらって、勝ち負けの争いに食い込むことが出来れば合格かなと見ています。