焼魚定食の表示価格には消費税が含まれています。

出資しているシルクとロードと東サラのお馬さん情報が中心。(有)シルクホースクラブ&(株)ロードサラブレッドオーナーズ&(株)東京サラブレッドクラブのHP掲載の情報の転載・画像使用の許可を得ています。

実戦へ行って良さを見せてくれたも、随所に心身の幼さを感じる走り。直線ではワンパンチ繰り出すことは出来なかったも、気持ちを切らさずに頑張って4着。想像以上に健闘してくれました。☆オリーボーレン

f:id:yakifish:20200513045835g:plain オリーボーレン(牝・藤岡)父ニューイヤーズデイ 母ブラマンジェ

土曜新潟6R メイクデビュー新潟 2歳新馬牝馬(芝1400m)4着(8番人気) 内田博J

内田騎手「スタートは上手く出てくれましたし、その後も折り合いを欠くことなく落ち着いて走ることが出来ていました。勝負所では外の馬のプレッシャーが結構あったので、促してもスッと反応できない部分がありましたが、それでも気持ちを切らすことなく走ることが出来ていたのは良かったと思います。直線では外の馬の方が手応えが良かったので、すぐに外に出すことは出来なかったですし、外に出してからも周りに馬がいなかったため、なかなかスピードに乗っていけませんでしたが、後ろから他馬が来ると反応してもう一脚使ってくれました。今日は素直に走っていましたが、競馬を使って気が入ってきそうな感じもするので、その点は気を付けていった方が良さそうです」(レース結果)

*~*~*~*~*~*~*~*~*~*

・在厩場所:ノーザンファームしがらき

藤岡師「ゲート練習ではお世辞にも速いとは言えなかったですが、実戦ではロケットスタートを決めてくれました。良いポジションでリズムよく走ることが出来ていましたが、勝負どころでペースが速くなると少しモタモタしていましたね。その辺りは競馬を使っていけば対応してくれると思います。最後は渋太く脚を使ってくれましたが、瞬発力勝負になると分が悪くなりそうですね。芝でも良い走りを見せてくれましたが、早く勝ち上がらせるのであれば、ダート戦も視野に考えていく方が良いかもしれません。トレセンに戻って状態を確認したところ、目立った疲労こそ見られなかったですが、暑い時期に長距離輸送を経験したこともありますから、無理せず昨日にノーザンファームしがらきへ戻させていただきました。すぐ立ち上げることが出来れば、短期で戻すことも考えているので、牧場で状態を確かめながら次走の予定について検討していきます」(8/16近況)

*~*~*~*~*~*~*~*~*~*

心身の幼さが目立ち、水準の時計こそマークしているも、併せ馬で見劣ることが多かったオリーボーレン。正直、デビュー戦から好走するイメージはなかなか沸いて来ず、自滅するような敗戦だけは避けて欲しいなあと考えていました。

パドックに登場してきたオリーボーレンですが、仕上がり早な牝馬らしく馬体はきっちり出来ていたと思いますし、思っていたよりも線の細さはなし。それなりに落ち着いていたかなという印象も、物見をしたりと周囲を気にする素振りも。期待よりも不安な気持ちが強かったでしょうか。

レースではまずはどういうスタートを切ってくれるのか注目でしたが、出はやや甘かったも、内田Jが促すと二の脚が付いて前へ。他馬との並びから1番内のオリーボーレンはハナへ行ければベストだったんでしょうが、外から主張してくる馬がいて内目の4番手を追走。結構スピードの乗りが良く、楽に追走できていたのが印象的。ただ、カーブのキツい内回りということで、勝負どころで他馬のプレッシャーを感じ、行きっぷりが鈍化。ズブさを覗かせていたというよりは走ることへの気持ちが切れかかっていたのかも。直線を向く時のオリーボーレンの反応、内田Jの手応えは一息だったので、直線では早めに沈んでしまうことが頭を過ぎりましたが…。

直線でいざ追われたオリーボーレンはスッと反応できませんでしたが、意外な渋太さを発揮。本当はギアを上げていって欲しかったですが、残り200mぐらいで馬場の外目に持ち出すともうひと頑張り。最初はゴール前で力尽きていく赤帽がオリーボーレンだと勘違いしてしまいましたが、上位3頭には少し離されましたが4着でのフィニッシュ。まずは良く頑張ってくれたなあというのが率直な気持ちです。実戦向きのセンスの良さと心身の幼さという両面が見られ、1度実戦を経験してどういう変化が見られるかが注目でしょう。気ムラなところが強調されてこないことを願いたいです。

レースを終えたオリーボーレンですが、脚元等に異常はなし。今のところテンションが高くなっている感じはなさそう。ただ、ひとまずメドの立つ結果は出せたので、焦ることなくここで一区切りをつけ、心身の成長を促すべきでしょう。15日にNFしがらきへ放牧済です。

また、次走ではダートを試すことを視野に入れていますが、追い切りの段階でチップを被せてみて、それを嫌がったりしないかどうか確かめてから判断して欲しいところ。気性面でまだまだ幼さを感じるなら、芝1400mのレースを数戦経験させ、その後に判断してもらえればと思います。血統を考慮し安直にダートへというのはひとまず避けて欲しいです。