ピクシーナイト(牡・音無)父モーリス 母ピクシーホロウ
土曜東京11R 京王杯SC(G2・芝1400m)8着(5番人気) 戸崎J
戸崎騎手「前走よりも跨った感触は良かったと思います。ゲートを出てから良い感じで走ることが出来ていたものの、直線では進路が無くなる場面がありました。ただ、本当に良くなれば距離に関しては問題なくこなしてくれるのでしょうが、現状は緩急のつくような競馬は苦手なのかもしれません。ここを使ってこれからもっと良くなってくると思います」(レース結果)
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・在厩場所:ノーザンファームしがらき
音無師「先週の馬場であればもう少しポジションを取りたかったところですし、最後も前が壁になったりしているのでスムーズさは欠いてしまったかなと思います。それでも前走の高松宮記念よりは確実に状態が良くなっていましたし、レースの内容も決して悪くなかったので、使いつつ良い頃の輝きを取り戻してくれるはずです。レース後も脚元含めて目立ったダメージは見られませんでしたが、16日にノーザンファームしがらきへ放牧に出させていただきました」(5/17近況)
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骨折による長期休養から叩き2戦目となった今回の京王杯SC。これまで坂路オンリーでの仕上げだったピクシーナイトですが、今回の最終追いではCWコースでの併せ馬を敢行。『意欲的な追い切りだなあ』と見ることは出来るも、本来の姿を取り戻せていないので、試行錯誤を続けている段階。それ故、1ハロン長いココは追い切りの延長線だと個人的には割り切った考え・気持ちはありました。
パドックに登場してきたピクシーナイトですが、前走からマイナス6キロの馬体重。数字以上に引き締まった感はありましたが、本来の張りや艶は良化途上。ジワッと良くなってきたかなという印象でした。
次にレースぶりに関してですが、五分のスタートを切ると、ムキになって前へ行きそうな素振りを見せるも、戸崎Jはなだめて折り合いを重視。ピクシーナイト自身も首を上手に使い、リズム良く走ることが出来ていました。ただ、4角を回って直線を向く際、2着馬のウインマーベル&松山Jに蓋をされ、直線で進路を見出せずにモタモタ。そして本来の姿ではまだないので、間を割って出るようなギアは引き出せず。結局は良い脚を繰り出せないまま流れ込むような形でのフィニッシュ(8着)となりました。ただ、勝ち馬とはコンマ4秒差。復帰戦となった高松宮記念から着実に前進できたことは素直に嬉しいです。
レース後のピクシーナイトですが、馬体のチェックをひとまず済ませ、16日にNFしがらきへ放牧済。今後については全く分かりませんが、秋の大一番は中山・スプリンターズS。その前に1~2度使うことになると思うので、前哨戦となる次走で復活の狼煙を上げることが出来るよう、今回の放牧で良い頃の動き・雰囲気を取り戻し、3歳時から更なるレベルアップ(成長)を叶えるように、甘やかさずに鍛えていってもらいたいです。