アルテアシップ（牡・手塚）父ルーラーシップ 母ギモーヴ
・在厩場所：美浦トレセン
手塚師「先週こちらに入厩してきてからも、環境の変化に戸惑うことは無かったので、現在はゲート練習を中心に調整しています。ゲートは手開けで出す段階まで進めており、発馬についてはまだ練習が必要ではあるものの、入りや駐立はスムーズですね。真面目に調教に取り組んでくれている点には好感が持てるものの、まだ馬体を持て余してしまっている印象ですね。それに、乗り運動初日は特に酷かったのですが、かなりスクミやすいですし、ベースの部分はまだまだ鍛えていく必要がありそうです。まずはこのままゲート試験合格を第一目標に進めていきます」（4/19近況）
・在厩場所：美浦トレセン
手塚師「その後は順調に発馬も上達してきていましたし、今週にもゲート試験を受けようと考えていたものの、先週末から両前の深管に痛みが出て来てしまいました。指動脈が張っていますし、歩様も気にしてしまっていることから、試験を受けるのは難しい状況です。ゲートは合格できるレベルくらいまで上達してきていたものの、大型馬ということもあり、脚元の状態が良化するまで少し時間を掛けた方が良さそうです。体力的にもまだまだな印象ですし、今は無理をする時期でもありませんから、一旦ノーザンファーム天栄へお戻しする方向で考えています」（4/27近況）
・在厩場所：ノーザンファーム天栄
28日に福島県・ノーザンファーム天栄へ放牧に出ています。
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北海道での育成は頗る順調で早期デビューを目指し、１４日に美浦・手塚厩舎へやってきたアルテアシップ。まずは新しい環境に慣らしつつ、ゲート練習に着手していましたが、馬体をまだ持て余しているのは仕方ないも、『かなりスクミやすい』というのは初耳。ちょっと悩ましいですが、ひとまずコツコツと体力をつけていくしかないでしょう。
また、ゲート練習に関しては、真面目さを発揮して着実に上達。ただ、繋ぎが長目で緩さがあるので負担が掛かる様子で、両前の深管に痛みを確認。歩様にも影響が出ているとのことで、試験を受けるのは厳しい様子。体力不足の現状を踏まえ、ここで仕切り直すこととなり、２８日にＮＦ天栄へ放牧に出ています。まずは焦ることなく、患部の治療に全力を注ぎ、不安をしっかり解消してから、再始動してもらえればと思います。ここは慎重を期して行きましょう。
あと、２０日付でＪＲＡの競走馬登録が完了。血統馬らしい評判を早くから広げていって欲しかったですが、ここはじっと耐え、帰厩後に存在を高めて行けるようにお願いしたいです。
