クラシックステップ
日曜中京8R 4歳上1勝クラス(芝2000m)2着(4番人気) 団野J
安田隆行調教師「馬体に少し緩さを感じていたものの、重苦しさはなかったですし、良い状態でレースに向かうことが出来ました。勝ち上がることは叶わなかったものの、今日は最後までしっかり伸びてくれましたね。団野騎手は『勝ち馬には楽な競馬をさせてしまいましたが、この馬なりによく伸びてくれました。緩みがあったことを考えると次はもっと良くなりそうです』と話していましたから、使った上積みは期待できそうです」(レース結果)
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・在厩場所:栗東トレセン
安田隆師「先週は勝ち馬に逃げ切られてしまったものの、メンバー中、上がり最速の脚でよく伸びてくれました。2000mの距離にも対応してくれたように、レース振りが上手になってきましたし、メキメキと力を付けていますね。団野騎手は『勝ち馬には上手く逃げ切られてしまいましたが、クラシックステップなりに上手に立ち回ることが出来ましたし、最後はしっかりと伸びてくれました。馬体に緩さが残っていたことを考えると、次走はもっと良い走りを見せてくれそうです』と話していました。レース後は走ったなりの疲労こそ見られたものの、飼い葉食い含めてコンディションは良好ですし、もう少し様子を見させていただいて、それでも問題なければ4月9日の福島・芝2000m戦を目標に進めていきたいと思います」(3/22近況)
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ロードラプソディ
2023.03.20
3月19日(日)中京8R・4歳上1勝クラス・混合・芝2000mに角田大和Jで出走。15頭立て9番人気で4枠6番からスローペースの道中を3、3、2、3番手と進み、4コーナーでは外を通って3秒7差の13着でした。馬場は稍重。タイム2分04秒0、上がり38秒4。馬体重は2キロ減少の496キロでした。
○松下調教師 「縛った効果が得られてスタートは改善されたものの、直線に向いて早々と圏外に沈む形。『出した分だけ最後に甘くなっている印象も受けるだけに、序盤はじっくり運んだ方が良いのかも・・・』とのジョッキーのコメントです。しかし、本来は前で流れに乗りたいタイプ。ラストに坂の構える2000mが今はキツいのか、目に見えない疲れの蓄積も一因に考えられそうです」
☆★情報と画像は(株)ロードサラブレッドオーナーズのHPより☆★
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2023.03.22
レース後も特に異常は認められません。現在は心身のリラックスに重点を置いた調整。今後は3月23日(木)に京都・宇治田原優駿ステーブルへ移動して春の戦列復帰へ向けて心身の立て直しを図ります。
○松下調教師 「無事に栗東トレセンへ帰っており、ひとまずは馬体に関する異常も特に認められません。立て続けに使った部分を踏まえ、3月23日(木)に宇治田原優駿ステーブルへ移動させる予定。軽い斤量の3歳と一緒に走る番組に変わる前に復帰させる方向で考えたいです」
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日曜日(3/19)に出走した出資馬の出走結果・レース回顧をまとめて。
3度目の直接対決となったシルクとロードのモーリス産駒。今回も両馬とも好走とは行かず、結果は明暗を分ける形となりました。
まず、"明"として取り上げるのがクラシックステップ。広いコースへ替わるのは歓迎も、距離が延びることに正直不安を感じていました。仕上がりに関しては、一息入った後でしたが、前走から馬体重の増減なしでの出走と仕上がりは良かったと思います。
レースは五分のスタートからまずまず行き脚が付いて、内目の5番手を追走。道中は行きたがることなくスムーズに折り合い、鞍上との相性の良さを確認。勝負どころからのペースアップにも下手に慌てず、ジワッとギアを上げつつ、最後の直線へ。
ペースを握っていたテーオーソラネルが直線入り口で早めに突き放しに掛かると、その差は結構広がり、直線半ばではちょっと届きそうになかったですが、クラシックステップと団野Jは懸命に脚を伸ばし続け、坂を駆け上がってからももうひと伸び。勝ち馬には2馬身及びませんでしたが、後続には5馬身差。心配した距離延長にも対応することが出来ましたし、今後は2000m中心でローテを考えていった方が良さそうなくらい。負けはしましたが、今後への可能性が広がる1戦になりました。
レース後のクラシックステップですが、相応の疲れは残るも、脚元には不安なし。在厩調整を続け、来週から始まる1回福島の芝2000mへ転戦することになりました。ひと叩きした次走ではきちっと勝ち上がって欲しいも、スムーズな競馬が出来れば、大きく崩れることはないでしょう。
次に"暗"ということで、ロードラプソディ。1月に復帰してから今回が4戦目。適度に間隔を空けて使ってきましたが、今回はゲート難を解消すべく、ゲート内で縛るという荒療治を実施。追い切りでは動きに陰りは感じませんでしたが、精神面での余裕は徐々に薄れていたのかなと思います。
レースでの注目点として、まずはスタートがどうかですが、縛った効果で五分の発進。ただ、少しヨレてしまった為、無理する必要はなかったと思うのですが、促してポジションを取りに行くことに。それによって4番手を確保することは出来ましたが、出して行った分、行きたがる素振りを見せていました。鞍上の角田大和Jは宥めながら追走してくれましたが、前に壁を作れなかったも最後に響くことに。勝負どころから再度前との差を詰めにいくも、先頭へ並び掛けることは出来ず、直線入り口では逆にじりじり引き離される形。角田大和Jの手応えも怪しくなって…。直線の坂を駆け上がるところでは脚が完全に上がり、流れ込むような形で13着。
敗因とすれば、やはり広いコースでの2000mは長い印象。年齢を重ね、距離は短い方へシフトしているでしょうし、喉の手術をしている馬。追ってからピリッとした脚は使えない馬ですが、マイルの距離でじわじわ脚を伸ばす形が現状合っているように思います。ですので、次走以降でマイルの走りを試して欲しいと切に願います。
レース後のロードラプソディですが、馬体面での不安はなさそうも、コンスタントに使われてきたことを考慮して23日に京都・宇治田原優駿STへ放牧済。まずはレースでの疲れをしっかり取り除いてもらえればと思います。そして、5月中旬頃の出走へ向け、淡々と態勢と整えてもらえればと思います。次走での巻き返しを宜しくお願いします。