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出資しているシルクとロードと東サラのお馬さん情報が中心。(有)シルクホースクラブ&(株)ロードサラブレッドオーナーズ&(株)東京サラブレッドクラブのHP掲載の情報の転載・画像使用の許可を得ています。

調教本数を積んで仕上がりは良好。追い切りの時計・動きも水準にはあるも、背腰がパンとしていない現状で芝が合うかどうかは自信がなくて。過度の期待は控え、現状でどこまで通じるのかを見守りたい。★マンスール

f:id:yakifish:20200513045835g:plain マンスール(牡・栗田)父サトノアラジン 母バシマー

土曜東京5R メイクデビュー東京 2歳新馬(芝1600m)4枠8番 T.マーカンドJ

・在厩場所:美浦トレセン
・調教内容:23日に南Wコースで時計

栗田師「バランスを整えるため、先週末は坂路コースを2本登坂させて、2本目で55-40くらいの時計を出しています。段々と体力が付いてきましたし、徐々に良いところで抱えられるようになりましたね。最終追い切りは23日に南Wコースで併せて行い、道中はマンスールが4馬身先行して、勝負どころでは外目から脚を伸ばすと、最後は同入で終えています。古馬2勝クラスの馬に後ろから突いてもらう形でしたが、少しトモの弱さがあってギアの掛かりは遅いものの、走ることに対して前向きですし、乗り手がゴーサインを出せばしっかりと動いてくれます。ゲートに関しても今朝の練習では水準くらい出ましたので、これなら初戦から良い勝負になりそうですよ」(11/24近況)

助 手 20美坂良 55.6- 40.3- 26.4- 13.5 馬なり余力
助 手 23南W重 67.6- 52.2- 38.1- 12.1 強めに追う パワーブローキング(古馬2勝)末強めの外0.8秒先行同入

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第5回東京7日目(11月26日)
5R メイクデビュー東京 2歳新馬
芝1600メートル  混合 馬齢 発走12:10
枠    馬    馬名    性齢    重量    騎手
1    1    セイウンガオリー    牡2    55.0    戸崎圭太
1    2    パープルダイヤ    牝2    51.0    佐々木大輔
2    3    ゴールドモニター    牝2    54.0    丸田恭介
2    4    セイルアウェイ    牡2    55.0    大野拓弥
3    5    マジカルフラワー    牝2    53.0    秋山稔樹
3    6    エリンジウム    牝2    52.0    小林凌大
4    7    ドゥラミチャン    牝2    53.0    永野猛蔵
4    8    マンスール    牡2    55.0    T.マーカンド
5    9    ショウナンアビアス    牡2    55.0    横山武史
5    10    スズハローム    牡2    55.0    菅原明良
6    11    ウインフロリゼル    牡2    55.0    松岡正海
6    12    フェリスクララ    牝2    54.0    田辺裕信
7    13    ブラックポイント    牡2    55.0    C.ルメール
7    14    ジョアジョルナータ    牡2    55.0    石川裕紀人
7    15    マスターパペット    せ2    55.0    武藤雅
8    16    ステイジョリー    牡2    55.0    木幡巧也
8    17    レイベリング    牡2    55.0    M.ギュイヨン
8    18    ダイナマイトレディ    牝2    54.0    柴田大知

○栗田師 「まだ背腰がしっかりしていないが、スピードがあって気持ちも前向き。東京のような広いコースはいいと思う」(競馬ブックより)

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第1回追加募集にラインナップされ、兄カルトゥーシュ(父トーセンラー)に続いて出資することになったマンスール。力強さは一息も、身のこなしの良さ+滑らかな歩様に惹かれての出資となりました。また、フットワークにはバラつきはあるも、兄カルトゥーシュとは違い、走ることへの前向きさがあるのも好感。スタミナ型の兄に対して、こちらはスピードタイプでしょう。

育成時のマンスールは概ね順調に進めることが出来ましたが、トモが緩くてハミにモタれがちな面が大きな課題。背腰に弱さがあり、体力面でも途上なところがあるので、思うように心身のバランスが取れず、気持ちが先走った走りになっています。スピードは良いモノを秘めていますが、完成度が低いというのが現状でしょう。使いつつ、体力が付いて来れば変わってくるかなと思いますが、成長曲線が緩やかなのは気になるところで…。

デビュー戦の舞台に選んできたのが芝1600m。距離はこれぐらいが合っているかなと思いますが、芝での切れ味となるとどうか? また、スピードの持続が続くかも半信半疑です。また、父の産駒の傾向とすれば、牝馬は芝での活躍が目立つも、牡馬はダートでの活躍ばかり。芝がサッパリでも、ダートへ矛先を向けた途端にガラッと変わってくる馬をチラホラ見ます。それらと比べると身のこなしは柔らかだと思いますが、やはり傾向通りかな? 

トレセンでの調教・追い切りに関しては、早くから水準以上の時計・動きを見せ、1週前追い切りでは同期の攻め駆けする僚馬を煽る動き。本数を重ねて、馬体もきっちり出来ているのかなと思います。

ただ、芝1600mの新馬戦ということで、レースレベルは別にしても、粒の揃ったメンバー構成。展開や芝の適性有無で着順がガラッと変わりそう。マンスールは有力馬というよりは伏兵という感じなので、過度の期待は控え、現状でどこまでやれるのかを冷静に見守りたいところ。そしてデビュー戦で出た課題をしっかり潰していきながら、心身の成長が伴っていけば、息長く頑張ってくれる馬になってくれるでしょう。