ミラクルキャッツ
土曜中山１Ｒ ２歳未勝利・牝馬（ダ１６００ｍ）２枠３番 Ｄ.レーンＪ
・在厩場所：美浦トレセン
・調教内容：9日に南Ｗコースで時計
堀師「9日に南Ｗコースで追い切りを行いました。厩舎で着けているＧＰＳで、5ハロンから70.3秒のラスト1ハロンは12.5秒というタイムをマークしています。1週前にしっかりと追い切ったことで、その後は精神的にイライラして発汗も目立ってしまっていますね。太目感は無く仕上がりは良好ですし、緊張しがちな面に対処すべく、心身のバランスを整えることに重点を置いたことから、微調整程度の最終追い切りに止めました。ウォーミングアップ時にはキックバックに慣らすようにしているものの、特に気にする様子は見せませんし、前走はダートで前進したところを見せてくれたことから、今回も好勝負してくれることを期待しています」（11/9近況）
助 手 ６美坂良 57.9- 42.7- 27.8- 13.6 馬なり余力 ダノンラスター（古馬３勝）馬なりを0.1秒追走同入
助 手 ９南Ｗ良 70.0- 53.2- 38.0- 12.2 馬なり余力
セラフィナイト
土曜東京６Ｒ ３歳上１勝クラス（芝１８００ｍ）４枠７番 Ｔ.マーカンドＪ
・在厩場所：美浦トレセン
・調教内容：9日に南Ｗコースで時計
宮田師「先週金曜日に軽く坂路コースで時計を出させていただきました。単走でサラッと行った感じですが、前走の疲れは抜けているかなという印象ですし、精神面もそこまで気になりません。そして、9日に南Ｗコースで併せて追い切りを行い、道中はセラフィナイトが3馬身先行して、最後は内から伸びた古馬3勝クラスのノワールドゥジェと同入で終えています。ややハミを噛むところがあったものの、反応は良くてこの馬にしてはキビキビと動けていたので、少しずつ良い頃の雰囲気に近づいてきている印象は受けます。今回もブリンカーは着用する予定ですが、今のテンションであれば少し浅めのブリンカーを着けて良いのかもしれませんし、そこはレース直前までジョッキーとも話をして検討したいと思います」（11/9近況）
助 手 ３美坂良 63.9- 46.8- 30.3- 14.7 馬なり余力
助 手 ４美坂良 57.1- 41.6- 27.2- 13.4 馬なり余力
助 手 ５南Ｗ良 88.0- 71.4- 55.6- 39.6- 11.9 馬なり余力 ノワールドゥジェ（古馬３勝）馬なりの外0.6秒先行同入
リヴィア
土曜福島８Ｒ ３歳上１勝クラス（芝２６００ｍ）３枠６番 斎藤新Ｊ
・在厩場所：栗東トレセン
・調教内容：9日に坂路コースで時計
安田翔師「今週は福島競馬場までの輸送が控えていることから、9日の追い切りは疲労が残らない程度に坂路で行いました。全体が52.3秒で、ラスト1ハロン12.5秒と、最後は無理せず相手のペースに合わせた程度です。先週末にＣＷコースで長めから負荷を掛けて時計を出して中身を整えましたが、ラスト1ハロン11.2秒となかなか好タイムをマークしてくれましたし、走りのバランスはとても良かったですよ。仕上がり次第ではもう1週待つことも考えていましたが、こちらが考えていた以上によく動けていましたし、良い状態に仕上がっています。前走のような展開になると厳しいものの、先週の福島の競馬を見る限り、この馬には合いそうだなと思いました。今回は格上挑戦の身で条件としては厳しいものの、ここで良い競馬が出来ないことにはこの先も難しくなってきますから、良い走りを期待したいところです」（11/10近況）
斎 藤 ４ＣＷ良 83.2- 67.0- 52.4- 37.6- 11.2 一杯に追う ドンナセレーノ（古馬３勝）稍一杯の内0.9秒先行クビ遅れ
助 手 ９栗坂良 52.3- 37.8- 24.9- 12.5 強めに追う カズボニファシオ（二未勝）一杯に0.2秒先行0.2秒先着
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土曜日（11/12）に出走する出資馬の出走記事をまとめて。
２戦目となる前走でダートへ目先を替えてきたミラクルキャッツ。脚捌きに硬さがありますし、兄姉もダートで成績を残してきた血統。変わり身は期待できるかなと見ていましたが、砂を被っても嫌がらずに追走できていましたし、最後まで渋太く頑張っていまいた。ただ、１８００ｍは気持ち長かった感じで、最後の最後でワンパンチ利きませんでした。
前走後はＮＦしがらきでリフレッシュ。レース後のチェックで判明した左前の繋ぎ、右トモ飛節の腫れへのケアを入念に行うことが出来ると順当に良化。目標に据えていた東京開催で３戦目を迎えることとなりました。中間の調整・追い切りに関してですが、少し煩い面が目立つため、最終追いはサラッと伸ばす感じ。まあ、それでも先週までは格上と併せ馬を行い、食らい付く動きを見せていたので、仕上がりは悪くないと思います。
今回の舞台、東京・ダ１６００ｍは前走の走りから距離が詰まるのはプラスですし、ワンターンの競馬の方がレースは組み立てやすい筈。そして、鞍上に今週から短期免許で来日したＤ.レーンＪ。ここは順当に勝ち負けして欲しいですが、ライバルとなるのが関西馬。個人的にはデビュー戦で２着のラピッドベルよりも、素質の高そうなヒラリのスピードがダート替わりでスピートが生きそうで怖いです。ただ、ミラクルキャッツよりも後ろから行く馬で注意する馬はほぼいないので、前の動きを見ながら、レースを進められるのは優位かなと思います。あとは鞍上の手綱捌きに託します。
ブリンカーを装着し、前々で立ち回り、粘り込みを狙うようになったセラフィナイト。前走でも五分以上のスタートを切りましたが、乗り慣れている丸山Ｊとのコンビだったので、出たなりの位置で折り合いに専念。脚を溜めることを意識して回ってくると、直線でも馬場の少し傷んだ内目から最後までじわじわ加速。一瞬、内をスクって抜けてきそうな雰囲気はありましたが、最後の最後でモタモタするのがこの馬らしさ。連続して好走できたのは評価したいです。
その後は在厩調整を選択し、中２週のローテでここへ。１度使っているので、追い切りはやや手控えた内容も、ノワールドゥジェに食らい付いたようにデキは維持できていると思います。
ただ、中央開催（東京）へ戻ってきたため、素質を秘める３歳馬の参戦が多く、前走よりも相手強化は明白。正直なところ、着順を落としてしまいそうですが、競馬ぶりは前走の形を継続し、渋太さを発揮して欲しいところ。そして追えるＴ.マーカンドＪを鞍上に迎えたので、見せ場以上の走り・結果を期待したくなります。
一足先に格上挑戦で１勝クラスへ使っていくことを決めていたリヴィア。そんな中、節が足りるということで前走では３歳未勝利へ出走しましたが、この馬には距離不足の２０００ｍ＋軽い芝でスピードを求められたが辛かったです。３歳未勝利で２度２着があるように、力は足りると思うのですが、上位へ食い込むには舞台を選びます。
今回は福島・芝２６００ｍ。小柄な牝馬なので、レースで揉まれ込むと気持ちが続かないかもしれませんが、夏の小倉後、じっくり乗り進められてきた成果で、帰厩後の動きは良好。最終追いは坂路でサラッと行われましたが、立て直した効果は大きくて、動きは軽快。時計も上々。あとはプラス体重でパドックに出てきて欲しいです。
レースぶりに関しては、序盤は焦ることなく、自分のリズムを大事に進めて欲しいところ。そして向正面過ぎから、ペースアップしていくと思うので、ブレーキを踏まずに直線を向いて欲しい。距離は未知数な部分ですが、血統からは辛抱できると思います。
ただ、正直なところ、勝ち切るというイメージは沸いていませんが、２戦連続で８着と少し沈んでいるので、掲示板に入るところまで巻き返し、今後への可能性を繋いで欲しいです。
