レッドデクスター(牡・橋口)父イスラボニータ 母パイタ
橋口調教師「今日はダクの時に左トモが若干気になる程度。獣医にも診てもらったところ触診反応などもなく、一見するとこのまま進めていっても問題なさそうな状態です。ただ、獣医からは「一度ああいった症状を見せただけに、完全に休ませたうえで少し様子を見た方がいい」というアドバイスを受けました。昨日もお伝えしたようにレントゲンが撮れない箇所ゆえに原因の特定ができないのが何とももどかしいですが、今までの経験則からすると仙腸関節もしくはその付近の筋を痛めた可能性が高いのではないかと見ています。未勝利馬なら一か八かでレースに向けて進めていくところですが、既にひとつ勝っていますし、これからもっと活躍が期待できる馬だと思うので、ここは無理せず放牧に出して一旦休ませることにしました。出資会員の皆様には大変申し訳ないのですが、先のある馬なのでご理解いただければと思います。明日(金)グリーンウッドへ移動した後も数日は舎飼にとどめて様子を見ていくことになりそうです」
2022.07.20
栗東:橋口慎介厩舎
調整メニュー:引き運動
橋口調教師「先週末までは順調に乗り込んでいたのですが、昨日(火)の調教後に歩様が乱れてしまいました。常歩では問題なかった反面、ダクになると背中を丸めて庇っているような感じで左トモを落としていたため、すぐに獣医を呼んで診てもらったところ、異常な所見はなかったとのこと。それでも診察を終えて馬房へ戻す時には常歩でも歩様が乱れていたのですが、ひとまず一日は様子を見ようということになりました。ところが今日(水)になって歩様は改善されていて、昨日の跛行が嘘のようです。獣医にもう一度診てもらいましたが、今日も所見なし。レントゲンが撮影できない場所のため、検査をするならエコーを撮ることになりますが、獣医も『所見がないので、恐らくエコーを撮っても何も映らないと思う』と言っていましたし、今日になってからは歩様も正常に戻っていることから、ひとまずこのまま経過観察に努めるつもりです。ただ、股関節や骨盤に何らかの損傷が発生している可能性は否定できず、このままレースに向けて進めていくと重大な故障につながる危険性がないとは言い切れません。箇所が箇所だけに大事を取って次走予定は白紙に戻し、金曜日にグリーンウッドへ放牧に出すことにしました。このようなことになってしまい、大変申し訳ありません」
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次走の鞍上が戸崎Jに決まり、あとはレースへ向けて着々と仕上げていくのみだったレッドデクスターですが、19日の調教後に歩様を乱すアクシデント。ひとまず一晩、様子を見ることになり、翌日に改めて歩様をチェックすると、前日の跛行が嘘のように改善。獣医師も正直良く分からない様子。ただ、異常があったのは確かなので、筋肉の内側を痛めていたり、股関節や骨盤に何らかの損傷の可能性は十分あるとのこと。
そこで無理して大事故へ繋がるとダメなので、原因がもう1つハッキリしないとはいえ、本日金曜日にグリーンウッドへ放牧に出ることになりました。まずは舎飼で様子を見ることになりますが、どう進めて行くのが良いのかを悩ましいところです。今はこのまま軽症で治まってくれることを願うばかりです。