サリオス（牡・堀）父ハーツクライ 母サロミナ
日曜東京11Ｒ 安田記念（Ｇ１・芝１６００ｍ）８枠１７番 Ｄ.レーンＪ
・在厩場所：美浦トレセン
・調教内容：1日に南Ｗコースで時計
堀宣師「右トモを中心に感じられる身のこなしの硬さを改善させるべく、この中間も坂路コースには入れずにバランスの修正に努めてきました。ここまでの継続した取り組みの成果もあってか、先週の追い切り後からは気持ちも入って来たことで、むしろ歩様は改善されてきていることから、先週末には南Ｗコースで軽めに時計を出しています。そして、今朝はＤ．レーン騎手に跨ってもらい、単走で南Ｗコースでの最終追い切りを消化しています。厩舎で着けているＧＰＳのタイムが5ハロンから70.0秒のラスト1ハロンは12.7秒という時計が示すように、ビッシリと負荷を掛けたわけではありませんが、先週の段階で心肺機能は整ったと仮定して行ったとは言え、息遣いがクリアな点は強調できますね。ジョッキーの感触的にも息遣いだけでなく、ウォーミングアップ時のダクでの脚運びが良化したと話していましたし、余力を保たせるように配慮した中でも、馬には元気があって毛艶も上向いてきています。ダービーに出走時が５２８キロ、昨年の安田記念が５３６キロだったように、この時期は体重が減る傾向にあり、最新の計測で５２８キロと引き続きマイナスで推移しているものの、飼い葉はしっかりと食べてくれています。当日まで健康状態や歩様の維持に努め、好結果に繋げたいと思います」（6/1近況）
助 手 29南Ｗ稍 59.7- 43.2- 13.7 馬なり余力
レーン １南Ｗ良 70.4- 54.5- 39.7- 12.6 馬なり余力
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○堀師 「調教後の馬体重が５２８キロで、前走より大幅に減っているが、ダービー・安田記念の時がこれぐらいだったように、暑さに弱いタイプなので。必然なのかなとも思っている。カイ食いが良くなって、毛ヅヤも良化。前走の敗因は距離よりも馬場と見ているので、とにかく良馬場で走らせたい」（競馬ブックより）
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１２００ｍで新味が出ることを期待した前走のサリオス。レースの流れにはマズマズ対応でき、直線で進路を確保した時には少し力が入ったのですが、他馬のプレッシャーを受け、進路が狭くなってしまうと反撃できず。タフな馬場になったのも敗因の１つかなとは思いますが、揉まれ弱さというか勝負根性の足りなさが結果に表れたかと思います。
前走後はＮＦしがらきでリフレッシュ。疲れの蓄積が見られた右トモのケアを重点的に行いつつ、徐々に負荷を高めることには成功。そして２年連続での安田記念出走へ舵を切ってきました。
ただ、そこで１つ誤算だったのが、ＮＦしがらきから美浦へ戻る際に２０キロほど馬体が減ってしまったこと。そしてレースへ向け、調教＆追い切りをスタートさせると、更に１０キロほど減少。馬自身は元気いっぱいなのですが、背肉が落ち、見た目にも張りや毛ヅヤは一息とのこと。追い切りの動きに関しては、ビシビシやれずに馬なりばかりですが、脚取り自体は軽快で息遣いは○。良い頃の迫力はありませんが、追い切りの本数＋馬体のメンテナンスを重ね、８～９割方仕上がったのかなと思います。あとは当日の蒸し暑さに何とか勝って欲しいです。
枠番は８枠１７番と外へ入ってしまったのは一般的には苦しいも、ここ最近の低迷には内枠で揉まれ込んだことが響いていると思うので、個人的には大歓迎。また、ハナを切るだろうレシステンシアが隣にいるので、それに引っ付いていく形でレースを進めてもらえればと思います。揉まれずに気分良く走れれば、香港マイルのような走り・頑張りが期待できるのでは？と密かに期待はしています。そして後はサリオスと好相性のＤ.レーンＪの手腕に託すのみ。人馬の息の合った走りを見せてもらい、直線では最後まで渋太く踏ん張ってもらいたいです。
