ダイアトニック（牡・安田隆）父ロードカナロア 母トゥハーモニー
日曜東京11Ｒ 安田記念（Ｇ１・芝１６００ｍ）６枠１２番 岩田康Ｊ
・在厩場所：栗東トレセン
・調教内容：1日に坂路コースで時計
安田隆師「ここに来て日中の気温が高くなってきたことから、暑さに堪えないよう出来るだけ早い時間帯で調教を行うようにしていますが、この中間も良い意味で馬の雰囲気は変わりないですし、飼い葉をよく食べて良いコンディションを保っていました。先週の追い切りでは、動きに重さが感じられたものの、全体・終い共に好時計をマークしてくれましたから、そのひと追いでどれだけ上向いてくれるか期待していました。先週末に坂路で14-14程度の時計を出したところ、素軽いフットワークで駆け上がってくれましたし、着実に調子が上向いているなと感じました。そして、今週は東京競馬場までの輸送が控えていることと、前走のように気持ちが入り過ぎてしまわないよう、1日の追い切りは坂路で攻め過ぎないように時計を出しました。全体が54.6秒で、ラスト1ハロンは馬なりのまま12.6秒のタイムと想定通り駆け上がってくれましたし、前向きな姿勢を見せながらも我慢するところは我慢出来て、とても纏まりのある追い切りを消化することが出来ました。この中間にもゲート練習を行っていますが、枠入り・駐立は問題なかったですし、今の雰囲気を保ちながらレースに向かうことが出来れば、前走のように煩いところを見せることはないと思っています。8勝のうちの6勝が1400ｍと言うことで、ベストな距離から比較すると1ハロン長いように思いますが、1月の京都金杯のように、リズムよく運んで脚を溜めることが出来れば、一瞬の脚を活かすことが出来るはずです。前走はしっかり仕上げた反面、気持ちが入り過ぎてしまったことがすべてでしたから、その反省を活かして、レース当日は細心の注意を払い、心身ともに良い状態でゲートインできるよう努めていきたいと思います」（6/2近況）
助 手 29栗坂良 57.6- 41.3- 27.0- 13.6 馬なり余力
助 手 １栗坂良 54.6- 39.7- 25.6- 12.6 馬なり余力
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第3回東京2日目（06月05日）
11Ｒ 安田記念（G1）
芝1600メートル 3歳上OP 指定 国際 定量 発走15:40
枠 馬 馬名 性齢 重量 騎手
1 1 カフェファラオ 牡5 58.0 福永祐一
1 2 ヴァンドギャルド 牡6 58.0 岩田望来
2 3 ロータスランド 牝5 56.0 Ｍ．デムーロ
2 4 ダノンザキッド 牡4 58.0 川田将雅
3 5 ホウオウアマゾン 牡4 58.0 坂井瑠星
3 6 カラテ 牡6 58.0 菅原明良
4 7 ファインルージュ 牝4 56.0 武豊
4 8 イルーシヴパンサー 牡4 58.0 田辺裕信
5 9 シュネルマイスター 牡4 58.0 Ｃ．ルメール
5 10 エアロロノア 牡5 58.0 幸英明
6 11 カテドラル 牡6 58.0 戸崎圭太
6 12 ダイアトニック 牡7 58.0 岩田康誠
7 13 ソングライン 牝4 56.0 池添謙一
7 14 ソウルラッシュ 牡4 58.0 浜中俊
7 15 セリフォス 牡3 54.0 藤岡佑介
8 16 レシステンシア 牝5 56.0 横山武史
8 17 サリオス 牡5 58.0 Ｄ．レーン
8 18 ナランフレグ 牡6 58.0 丸田恭介
○安田隆師 「前走はゲートで気合が入り過ぎて、ジャンプするようなスタート。流れに乗れなかったことが応えました。中間は駐立の練習をさせています。力は出せる態勢ですから、あとは１６００ｍをこなせれば」（競馬ブックより）
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当初は次走・函館スプリントＳへの出走を予定していましたが、６０キロを背負うことが分かってから方向転換。ダイアトニックは１週予定を早め、Ｇ１の安田記念への挑戦を決めました。
ただ、キャリアと年齢を重ねてからは、"マイルが長い"というのは結果として出ていますし、ここは５８キロを背負うＧ１の舞台。相手も揃っている訳ですし、正直なところ、苦戦は免れません。また、帰厩後の調整・追い切りを見ても、１週前には坂路でビシッと追われていますが、鞍上は体重の軽い斎藤Ｊ。そして直前の１日の坂路追いは輸送を考慮してサラッとソフトな仕上げ。前走で馬場入り後にイレ込み、スタートで出遅れてしまったことを念頭に置いてのものでしょう。
個人的にはタラレバになりますが、阪急杯を勝った後に１週間でも短期放牧に出していれば気持ちの面で一杯になることはなかったと思うので、放牧を挟んだ今回はゲート云々を気にし過ぎる必要はないのかなと思っています。ですので、Ｇ１へ挑戦するには手緩い調整というのは否めません。実際、馬体にも余裕があるようですし。少し言葉は悪いのですが、気性に難しいところがある同厩のダノンザキッドの精神安定剤として帯同することになっただけなのかなと思ってしまいます。
レースに関しては、明らかに距離が長いので、追い込み一手に賭けて、どこまで追い上げてこれるかでしょう。厳しい条件が揃い尽くしていますが、暑さに負けることなく、少しでも上の着順を目指して欲しいです。
