ダイアトニック(牡・安田隆)父ロードカナロア 母トゥハーモニー
土曜阪神11R 阪神C(G2・芝1400m)7枠14番 岩田康J
・在厩場所:栗東トレセン
・調教内容:21日に坂路コースで時計
安田隆師「レース当該週に負荷を掛け過ぎると気持ちが入り過ぎてしまうことから、先週末に坂路で負荷を掛けて時計を出しています。その際は終い重点とはいえ、全体が52.3秒で、ラスト1ハロン12.2秒と、道中は必要以上にムキになることもなく、鞍上のゴーサインが出ると力強く駆け上がってくれました。そのひと追いでほぼ態勢が整ったことから、21日の追い切りは坂路で馬なりに控えて行いましたが、終始のびのびと走ることが出来ていました。前走は適度な気合いを見せる中でも落ち着きがあって馬の雰囲気はとても良いと感じていましたが、その時以上の状態にありますよ。このレースをもって現役を引退することが決まりましたが、7歳馬とは思えないほど活気に満ち溢れているだけに残念な気持ちがある反面、短距離馬が活躍しているオーストラリアの競馬なら、種牡馬としての需要が大いに期待できると思います。得意な舞台でラストランを迎えられるのは何よりですし、有終の美を飾れるようにレース当日まで厩舎一丸となって調整に努めていきたいと思います」(12/22近況)
助 手 18栗坂稍 52.3- 37.9- 24.5- 12.2 強めに追う
助 手 21栗坂良 55.8- 40.7- 26.2- 12.6 馬なり余力
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第6回阪神7日目(12月24日)
11R 阪神C(G2)
芝1400メートル 3歳上OP 特指 国際 定量 発走15:45
枠 馬 馬名 性齢 重量 騎手
1 1 カイザーミノル 牡6 57.0 荻野極
1 2 ダイメイフジ 牡8 57.0 菱田裕二
2 3 ラウダシオン 牡5 57.0 B.ムルザバエフ
2 4 トゥラヴェスーラ 牡7 57.0 鮫島克駿
3 5 ミッキーブリランテ 牡6 57.0 和田竜二
3 6 メイショウチタン 牡5 57.0 国分恭介
4 7 バスラットレオン 牡4 57.0 川田将雅
4 8 プルパレイ 牡3 56.0 西村淳也
5 9 ライトオンキュー 牡7 57.0 古川吉洋
5 10 ロータスランド 牝5 55.0 岩田望来
6 11 ルチェカリーナ 牝4 55.0 M.デムーロ
6 12 エントシャイデン 牡7 57.0 坂井瑠星
7 13 オパールシャルム 牝5 55.0 松若風馬
7 14 ダイアトニック 牡7 57.0 岩田康誠
7 15 キングオブコージ 牡6 57.0 横山典弘
8 16 ルプリュフォール せ6 57.0 武豊
8 17 トリプルエース 牡5 57.0 福永祐一
8 18 グレナディアガーズ 牡4 57.0 C.デムーロ
○安田隆師 「この時季は体調がいいタイプ。変わらずに順調ですよ。阪神1400mはベストの舞台。あとはスタートさえ決まればと思います。いい形でラストランを飾れれば」(競馬ブックより)
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ダイアトニック有終Vへ坂路55秒8、安田隆師「ラストラン頑張ってほしい」/阪神C(日刊スポーツより)
土曜の阪神C(G2、芝1400メートル、24日)に向けて21日、このレースを最後に現役を引退し、オーストラリアで種牡馬入りするダイアトニック(牡7、安田隆)が坂路で最終調整を行った。
4ハロン55秒8-12秒6で軽快に駆け上がり、好調をアピール。安田隆師は「今朝はいつもの感じでいい動きだった。スタートを決めてほしいね。冬場はいつも状態がいい。舞台がベストなのでラストラン、頑張ってほしいです」と前走スワンSに続く重賞連勝を期待した。阪神芝では【3・0・1・0】。得意舞台で有終の美を飾るか。
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週中に今回のレースが引退レースとなり、オーストラリアでの種牡馬入りが決まったダイアトニック。前走のスワンSではこの馬らしく出たなりの位置で脚を溜め、直線ではスパッと切れる脚を使って後続を完封。1分19秒8の走破時計も優秀でしたが、着差以上の強さ。正直、引退が惜しい程の充実した走りを見せてくれました。
その後はNFしがらきへ放牧に出て、完勝による疲れを取り除くことに専念。疲れ・反動から硬さが出ることはなかったですし、順調に調教を積み重ねていくと、昨年は間に合わなかった阪神Cへきちっと間に合わすことが出来ました。
また、帰厩後の調整・追い切りに関しては、今回も坂路オンリーではなく、CWコースで1本ながらも時計を出すことが出来ていますし、脚取りは軽快。最終追いはレースでテンションが上がり過ぎることを避けるためにソフトな内容でしたが、18日に強めを乗っているのでこちらが最終追いという内容。『高いレベルで状態が安定している』というのがピタッとくる表現なのかなと思います。
今回は外目の枠に入りましたが、偶数枠を引き当てたのは○。阪神はずっと使ってきている割に馬場は荒れていないので、ポジショニングは岩田康Jにお任せで大丈夫でしょう。あとはスタートが決まるかどうかに尽きるでしょう。ポンと出てくれさえすれば、脚を温存することが出来、前走のようなピリッとした脚を繰り出せるでしょうから。
父ロードカナロアもラストランとなった2度目の香港スプリントでは、2着馬以降に5馬身差をつける完勝劇を見せてくれました。その産駒・ダイアトニックにも、父の引退レースを彷彿をさせる強さ&完成された走りを是非見せてもらいたいです。