クイーンズアドヴァイス21(牡・友道)父ハーツクライ
2022.12.23
引退(運用中止)
本馬は辻牧場(BTC)にて調教を進めていましたが、先日の調教後に疝痛の症状を見せたため、ウォーキングマシンで歩かせて様子を見たところ、痛みのために座り込んでしまいました。馬房に戻したのちに、獣医師の受診およびレントゲン検査をおこなったところ、頚椎(第四・第五)間に異常が見られ、骨膜炎を生じていることが確認されました。頚椎の神経圧迫による腰痿(腰ふら)の症状により、一時は寝起きにも介助が必要で、歩くのにもふらつくほどの状態に陥りました。その後は、いったん寝起き、自力歩行が出来るまでに回復しましたが、立ち姿は集合姿勢(四肢を一か所に集める状態)となっており、以降は状態の良化が見られない状況です。
運用開始前となる年内中までは回復の可能性も含め、ここまで慎重に経過観察を行ってまいりましたが、症状に良化の兆しが見られず、獣医師から「このまま競走馬として続行していくのは難しい」との見解が出されたことを受け、ここで『運用中止』の形を取らせていただくこととなりました。本馬の今後の成長やレースを楽しみにしてくださった皆様には誠に申し訳ございません。
この度のクイーンズアドヴァイス21の運用中止に伴う請求、ポイントの変動状況および返金額につきましては、別途書面にてご案内いたします。
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半兄レッドランメルトは3連勝でOP入りし、好馬体のハーツクライ産駒としてクイーンズアドヴァイス21への期待もじわじわ増してきていた中、唐突に情報が更新されると、まさかまさかの運用中止。
調教後に確認した疝痛の症状から、改めて検査をしたところ、頚椎(第四・第五)間に異常が見られ、骨膜炎を生じていることが確認。頚椎の神経圧迫による腰痿(腰ふら)の症状により、一時は寝起きにも介助が必要な状況へ。その後、寝起き、自力歩行が出来るまでに回復するも、四肢を踏ん張ってしっかり立つところまでは行かず。
そして獣医師から「このまま競走馬として続行していくのは難しい」との見解が示され、運用中止が決まりました。
馬っぷりの良さを気に入り、第一希望として申し込んだクイーンズアドヴァイス21。1歳時の引退というのがせめてもの救いですが、東サラさんでの苦戦は続くばかり。1歳世代から悪い流れを絶ち切っていければと思っていたのに。うーん、悩ましいです。