サリオス
・在厩場所:美浦トレセン
・調教内容:21日に坂路コースで時計
・次走予定:11月21日の阪神・マイルCS(G1)・松山J
堀師「先週の金曜日に無事に帰厩していますが、輸送での馬体減りが大きな傾向にあり、ノーザンファーム早来を出発した際には578キロあった馬体重が、18キロ減ってこちらへ到着しました。ただ、輸送熱はありませんし、血液検査にも異常が見られなかったことは良かったですね。また昨年、秋競馬に向けてこちらへ帰厩した際と比較しても、今回の方が飼い葉食いは良好ですし、馬にも活気がある印象です。そういった状況だったので、21日から時計を出し始めており、今朝は坂路コースで軽めのタイムをマークしています。左前脚の着地には若干ぎこちなさがありますし、よくケアしながら調整していきたいと考えていますが、休養が長引く要因となった蹄に関しては、レントゲンで確認を行いつつ、獣医師や装蹄師と相談して削蹄の計画を立てていきたいと考えています。なお、マイルチャンピオンシップの鞍上については、引き続き松山騎手に依頼しています」(10/21近況)
助 手 21美坂良 58.9- 42.8- 27.8- 13.8 馬なり余力
ドゥラモンド
・在厩場所:美浦トレセン
・調教内容:20日に南Wコースで時計
・次走予定:10月31日の東京・国立特別(C.ルメールJ)
手塚師「20日に南Wコースで併せて追い切りを行いました。道中はドゥラモンドが先行して、直線では外に進路を取って脚を伸ばすと、最後は馬体を並べてゴールしています。最後はやや強めに追う形になりましたが、併せた相手が今週の菊花賞に出走予定のアサマノイタズラでしたから、特に気にする必要はありません。最後まで脚取りはしっかりとしていて、全体的な動きはまずまずでしたし、馬場の外目を通る形で良い負荷を掛けることが出来ましたから、来週の競馬に向けて中身の方も問題なく整ってきそうです。次は1ハロン距離が延びることになりますし、今後も折り合い面に注意しながら調整していきたいと思います」(10/21近況)
助 手 17美坂良 56.3- 41.6- 27.8- 13.2 馬なり余力
助 手 20南W稍 68.9- 53.5- 38.4- 11.7 強めに追う アサマノイタズラ(古オープン)馬なりの外0.9秒先行同入
アンダープロット
・在厩場所:美浦トレセン
・調教内容:20日に南Wコースで時計
・次走予定:10月30日の東京・芝2000m(C.ルメールJ)
加藤征師「20日に南Wコースで併せて追い切りを行いました。道中はアンダープロットが3馬身先行して、直線では外ラチ沿いから脚を伸ばすと、最後は3勝クラスのアドマイヤスコールに対して1馬身先着して終えています。先週の調教では1本目としてはある程度動けていましたが、今週は更に動けるようになってきましたね。楽に6ハロンを82秒台でまとめることが出来ましたし、馬場が重かっただけでなく、かなり外目を回って終いの1ハロンが11.6秒と、直線に入ってからの伸びも申し分ありません。また、長めから時計を出したことで中身もこのひと追いで良化してくるでしょうし、1週前追い切りとしては上々だと思いますから、これで来週もうひと追いすれば完璧な状態でレースへ向かうことが出来そうです」(10/22近況)
助 手 17美坂良 60.1- 45.4- 30.5- 14.8 馬なり余力
助 手 20南W稍 82.3- 67.6- 52.3- 37.4- 11.6 直強め追う アドマイヤスコール(古馬3勝)強めの外0.5秒先行0.2秒先着
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サリオスは北海道からの長距離輸送で馬体重を18キロ減らしてしまったようですが、体調面では悪い兆候が見られませんし、元気はある様子。北海道では絞り切れていなかったのでむしろ良かったのかもしれません。ただ、左前脚の蹄は寒くなってくると裂蹄とかも気になるので、常にケアを行っていく必要がありそう。また、装蹄に関しても、工夫を施すようなので、それによってバランスが良化し、不安が軽減されることを願っています。また、マイルCSの鞍上には松山Jを予定。そろそろ実戦で息のあったところを見せて欲しいです。
ドゥラモンドとアンダープロットは今週末のレースを予定。共に有力候補になってきますが、ドゥラモンドは1ハロン延びるのが課題になりますし、息遣いに少し難があるアンダープロットは最後のひと押しが課題。まあ、その辺りは癖を掴んでくれているC.ルメールJの手腕で何とかして欲しい。中間の追い切りはそれぞれ順調に来ています。