グレイシャーパーク（牝・高橋忠）父Dawn Approach 母カリスペル
土曜阪神１Ｒ ２歳未勝利・牝馬（ダ１４００ｍ）８着（８番人気） 幸Ｊ
行き脚が付かず促しながら中団で流れに乗ります。３コーナーあたりからジワジワ押し上げて行き、最後の直線で外に出して追われると、ジリジリ脚を伸ばすも上位馬を捉え切るところまで行かず、初めてのダート戦は８着でゴールしています。
高橋義忠調教師「走法がピッチなので、幸騎手には出来ればある程度前目のポジションでレースを運んで欲しいと伝えていました。トモがまだ甘いためにスッとゲートを出ることが出来なかったですが、初戦と比較すると流れに乗れていましたし、最後もジリジリと伸びてくれました。レース後、幸騎手にどうだったか聞いたところ、『トモがまだしっかりしていない為に上手くゲートを出てくれなかったですが、促していくとスッと流れに乗れましたし、勝負どころの手応えから、最後の直線で外に出せば伸びてくれると思っていました。ただ、いざ追い出しに掛かると手応えほど伸びず、同じ脚色でした。この条件は合っていると思いますし、もう少し成長を待ってあげれば、もっと良い脚を使ってくれそうです』と話していました。初戦は競馬を分かっていないことに加え、全体的な幼さが目立っていましたが、今回のレース内容なら、もう少し時間を掛けて成長を促して行けば形になりそうですね。優先出走権を獲ることが出来なかったですし、大事に育てていきたい気持ちがあるので、トレセンに戻って状態を確認した後は放牧へ出す方向で考えています」（レース結果）
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【次走へのメモ】
ほぼ仕上がる。出遅れたが、ジワッと中位へ。道中は折り合いをつけてマイペースで追走していたが、４角手前で仕掛けても反応が鈍く、直線もジリジリとしか伸びなかった。（Ｂ誌）
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・在厩場所：15日に滋賀県・島上牧場へ放牧
・次走予定：2021年第1回中京開催
高橋忠師「トレセンに戻って状態を確認したところ、大きなダメージはなく体調も変わりありませんでした。ペースが上がるところまで良い手応えのまま追走していましたし、手応えからもっと伸びそうな雰囲気は感じられましたので、もう少し成長を促して行けば、もうひと伸びが利くようになってくるでしょう。15日に島上牧場へ放牧に出させていただきました。馬房の調整がつき次第、ＮＦしがらきへ移動することになっています。その後も問題なければあまり間隔を空けずに出走させたいと考えているので、翌年の第1回中京開催を目標に帰厩させる方向で考えています」（12/16近況）
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デビュー戦からプラス８キロでの出走となったグレイシャーパーク。増えた分は成長分といった感じで太目感なくレースへ臨むことは出来たと思います。
レースぶりに関してですが、デビュー戦で芝を使っているので、芝スタートからスッと流れに乗っていけるかなと見ていましたが、ボコッと出てしまって最後方からの競馬。ダートへ入ってからジワッと押し上げて行き、道中は中団でマイペースの追走。デビュー戦は競馬を全く理解しておらず、直線ではまったく反応しませんでしたが、今回は砂を被って嫌がるような素振りを見せず、この馬なりにレースへ集中できていたと思います。ただ、３～４角でのペースアップに対しては反応が一息で促しながらの対応。勢いをつけて直線を向きたかったのですが、それは叶いませんでした。直線では少し外目に持ち出してから追い出されましたが、ジリジリという伸び。ひと押しを欠いた走りに終わってしまいましたが、この辺りはまだまだ成長途上が理由。今回は最後まで鞍上の叱咤激励に応えようとしていたこと自体は良かったです。ひとまず１歩前進です。
レース後のグレイシャーパークは１５日にトレセンの隣の島上牧場へ移動済。ＮＦしがらきの馬房の都合が付き次第、再移動となります。今後については大事に使っていきたいということでしたが、厩舎のＨＰを見ると、２月７日の中京・ダ１４００ｍ（牝馬限定）を３戦目に予定しているようです。
まだまだ未勝利脱出へのメドは立っていませんが、レースを重ねるごとに内容は良くなっていくと思うので、３戦目の次走では悪くても掲示板を確保できるようにお願いしたいです。
