スイープセレリタスの23(牝・宮田)父ロードカナロア
・在厩場所:ノーザンファーム空港
担当者「募集馬見学ツアー後にこちらへ移動してきており、ロンギ場での騎乗馴致まで順調に進めることが出来ていましたが、現在は馬体に皮膚病が出てきてしまい、体調もあまり良くなさそうですから、少し休ませる期間を設けています。皮膚病が治ってから騎乗馴致を再開する予定ですが、こちらで馴致を行った際の受け入れはとても良かったですし、性格は大人びていて落ち着きもありました。おそらく少しストレスに弱い面があって皮膚病が出てしまったのではないかと思いますから、まずはしっかりと治療し、その後も精神面や体調面に気を付けながら進めていければと思います。馬体重は462キロです」(9/1近況)
ヘヴンハズマイニッキーの23(牝・武井)父American Pharoah
・在厩場所:ノーザンファームYearling
Yearling担当者「現在は18時間の夜間放牧を行っています。先月と同様に放牧と併行して週2回ロンギ場と週3回トレッドミルでの運動を続けていますが、この中間は運動を強化したことで更に筋肉量が増して、より一層パワフルな馬体になりました。精神面も着実に良化しており、馴致の方もスムーズに進められていますよ。また、馬体に見合ったパワーが付いただけでなく、こうして継続して放牧・運動を行っていることから、体力面も申し分ないですし、そろそろ育成厩舎への移動も視野に入ってきそうですね。馬体体重は477キロです」(9/1近況)
モーベットの23(牝・鈴木慎)父サートゥルナーリア
・在厩場所:ノーザンファーム早来
担当者「こちらに移動してきてからは、順調に環境にも慣れてくれましたので、この中間は週1回ロンギ場での騎乗馴致を行っており、それ以外の日はウォーキングマシンで動かしています。イヤリングでとても丁寧に馴致を行ってくれていたこともあり、こちらでも順調に馴致を進めることが出来ています。馬房での鞍付けや飛び乗りで跨って馬房内で回したりと、本格的な調教に向けての準備期間では、こちらに意識が向いて集中してくれていましたから、賢くて物覚えも良いですし、この後もしっかりコミュニケーションを取って進めることが出来ると思っています。また、馴致での動きや脚捌きを見ていると、軽さがありそうですし、これからコースに入って乗り運動を行うのが楽しみですね。普段馬房にいる時は、前掻きをしたり鳴いたりする等、繊細なところがあるので、気を付けながら進めていきたいと思います。馬体は400キロ程には見えないくらい体を大きく見せますが、まだ幼さがありますので、これからしっかり鍛えて競走馬の体にしていきたいと思います。馬体重は405キロです」(9/1近況)
*~*~*~*~*~*~*~*~*~*
スイープセレリタスの23は一足先に育成厩舎へ移動し、騎乗馴致を進めていましたが、ストレスを感じて皮膚病を発症。体調自体も少し良くないとの判断で、楽をさせて回復を優先。まずは心身のバランスをしっかり整えてもらえればと思います。
ヘヴンハズマイニッキーの23はまだ育成厩舎へ移動していませんが、夜間放牧を継続し、軽めの運動もスタート。体重増が叶っているので、地道にパワーアップが叶っているのでしょう。ただ、気性面はピリッとした感じがあると思うので、育成厩舎へ移動し、本格的な騎乗馴致を進めていく際にどういう変化が見られるのか、注視したいです。
モーベットの23は育成厩舎へ移動し、騎乗馴致を着々と進めることが出来、物覚えが良さそうなのは○。ただ、寂しがり屋か馬房内で幼さが目立ち、馬体重を減らしてしまったのは心配。多少、ゆとりを持たせつつ、基礎を植え付けていってもらえればと思います。