パールデューの23(牡・森一)父クリソベリル
・在厩場所:ノーザンファーム空港
担当者「こちらに移動後も馴致は順調に進み、既に坂路コースをハロン20秒ほどのペースで登坂する段階まで進めています。性格的には大きな体の優しい仔という感じで、多少臆病な面や心配症な部分が見受けられますね。特に視覚情報に敏感で、最初は洗い場に入らなかったり、牧場内の道路を渡る際も慎重に見ていたりしていました。ただ、臆病すぎる程ではなく、慎重なタイプという感じですから、良い意味で少し性格を強くしてあげられれば良いかなと考えています。入場後にこちらで馬体をよく確認したところ、右前脚の内側に骨瘤が確認されましたが、既に固まっており悪さをしている様子は無さそうですから、今後も順調に調教に取り組むことが出来そうです。馬体中は464キロです」(9/1近況)
アーモンドアイの23(牡・国枝)父モーリス
・在厩場所:ノーザンファーム空港
担当者「こちらに移動後も順調に馴致を行うことができ、既に坂路コースをハロン20秒ほどのペースで2本登坂する段階まで進めることが出来ています。ロンギ場では他馬と一緒に運動した際は落ち着いていましたが、結構グイグイ行きそうな感じもありましたね。イヤリングからの報告では、『放牧地では前に馬がいたら追いかけていくタイプだった』と聞いていますから、坂路や周回コースでの調教を本格的に開始してからも気を付けて進めていきます。また、少し臆病な面もあり、地面の色が変わっている所等では下をよく見るところがありますね。馬体は幅があってしっかりしている印象ですが、他の馬と比べてもお腹回り等にはまだ余裕がありそうですから、今後もボディコンディションに気を付けて進めていきます。馬体重は504キロです」(9/1近況)
ユナカイトの23(牡・黒岩)父エピファネイア
・在厩場所:ノーザンファーム早来
Yearling担当者「この中間は18時間の夜間放牧を行っていました。連日の暑さに負けず、メリハリのある馬体で良いコンディションをキープ出来ていたと思います。各パーツの筋肉に柔らかみが出てきて、放牧地では柔軟性に富んだしなやかな走りを見せてくれていました。我の強い面はあるものの、人の指示に対して理解力がある為、初期馴致は問題無く進めることが出来ていましたので、8月27日にノーザンファーム早来へ移動しています。馬体重は483キロでした」(9/1近況)
リミニの23(牡・尾関)父ロードカナロア
・在厩場所:ノーザンファームYearling
Yearling担当者「この中間も順調に18時間に及ぶ夜間放牧を行っています。連日の暑さにもへこたれることもなく、飼い葉をよく食べて好馬体を維持しており、筋肉量豊富な馬体が放牧地での力強い動きをもたらしています。夜間放牧の効果から、体力も十分に備わっており、運動メニューも問題なくこなしています。洗い・鞍付けの馴致は問題なく、順調にメニューをこなしているので、この調子で馴致の質を上げつつ、育成厩舎への移動に備えていきます。馬体重は469キロです」(9/1近況)
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8月上旬に育成厩舎へ移動していたパールデューの23ですが、順調に馴致を消化。坂路でハロン20秒のところを乗るところまで進んでいます。ただ、性格的に慎重なところがあるので、走ることへの前向きさを意識して引き出すように努めてもらいたいです。
パールデューの23と良く似た時期に育成厩舎へ移動したアーモンドアイの23も順調に馴致を消化。こちらも坂路でハロン20秒のところを乗るところまで進み、馬体重を減らしていないのも好感。性格的に少し臆病なところはあるようですが、母もそういう面があったので、経験を積んでいけば問題ないでしょう。
ユナカイトの23は暑さに負けることなく夜間放牧を続け、先月より8キロ増。我の強さはあるでしょうが、初仔で体質が弱いということはなさそう。鍛えがいのある馬にまずは育ってもらいたいです。あとは先月末に育成厩舎へ移動したので、馴致が滞りなく進んでいくことを願っています。
リミニの23はまだ育成厩舎へ移動していませんが、夜間放牧を続けながら大きく馬体を減らしていないのは○。父ロードカナロアの牡馬によく見られる気難しさは大丈夫かな?