ウォータースケイプ
・在厩場所：ノーザンファーム早来
担当者「前回お伝えしたようにダイワメジャー産駒らしい気の強さが出てきましたので、この中間は単走中心で調教を行っています。週3回の坂路調教の内、週1回は1日2本登坂させているものの、まだ速い日でも16-15くらいですから楽に動くことは出来ています。ただ、依然として上体は重たいですし、脚元の事を考えるともう少し引き締めたいですね。馬体重は５６６キロです」（8/4近況）
・在厩場所：ノーザンファーム早来
担当者「先週までは週3回の坂路調教の内、1日2本登坂させているのは週1回のみでしたが、この中間からは週2回行っています。また、周回コースでも長めの距離を乗っているものの、今のところ脚元の状態は変わりなく進められていますよ。上体の重たさは相変わらずあるので、この調子で負荷を掛けつつ絞っていけたらと思います」（8/11近況）
・在厩場所：ノーザンファーム早来
担当者「坂路だけでなく、周回コースやトレッドミルを併用しながら調教を進めています。馬体重は前回計測時とそれほど変わりは無いものの、体つきは幾らかシャープに映りますし、乗り込んできて必要なところに筋肉が付いてきました。そうは言ってもまだまだ緩さが抜けていないですから、もう少しこちらで引き締めていく必要があるでしょう。馬体重は５６４キロです」（8/18近況）
ニュージーズ
・在厩場所：ノーザンファーム空港
担当者「背腰からトモにかけて疲れが溜まりやすいですから、適度にリフレッシュを挟みながら進めています。坂路登坂時にトモの甘さが気になりますし、もう一段階パワーアップしてくるともっと質の高い走りが出来そうですよ。まだ具体的な移動予定は立っていないものの、今月中にメドは立てられそうです。馬体重は５２０キロです」（8/4近況）
・在厩場所：ノーザンファーム空港
担当者「この中間は週4回坂路調教を行っており、その内の週3回は15-15を切るくらいのところまで脚を伸ばしています。背中からトモにかけてなるべく疲れを溜めないように注意しながら乗り込んでいるのですが、この馬なりには体を使えるようになってきました。ただ、全体的に硬さを感じますし、体幹もしっかりとしてきて欲しいですね。馬体重は５１２キロです」（8/11近況）
・在厩場所：ノーザンファーム空港
担当者「この中間は週4回坂路調教を行っているのですが、その内の週2回は13-13に迫るくらいで動かしています。力を付けてきたことで質の良い走りを見せているものの、欲を言えばもう少しトモを使えるようにしたいですね。順調にベースアップすることが出来ていますので、移動へ向けてこのまま乗り進めてまいります。馬体重は５１２キロです」（8/18近況）
ベイステート
・在厩場所：ノーザンファーム空港
担当者「引き続き坂路と周回コースでの調教をメインに進めています。前回まではハロン17～18秒ペースで動かしていたかと思いますが、この中間は16-16までペースを上げています。体を大きく使えるように調整しているものの、出だしは硬さがありますし、道中もフッと気を抜くような仕草があります。課題は諸々とありますし、今後もじっくりと良化を促していきます。馬体重は５２０キロです」（8/4近況）
・在厩場所：ノーザンファーム空港
担当者「先週お伝えしたようにこの中間はペースを上げず、坂路と周回コースにて丹念に乗り込んでいます。休んでいた期間がありましたし、息遣いなどを聞くとまだ中身は良化途上ではあるものの、乗り込み量としては十分確保できていますので、この馬なりには荒さが解消してきていますよ。このままトラブルのないように乗り込んでいきます。馬体重は５１４キロです」（8/11近況）
・在厩場所：ノーザンファーム空港
担当者「この中間は週2回坂路コース、週2回周回コースで長めの距離を動かしています。今のところテンションが高くなることはありませんし、折り合い面は問題ないですね。ただ、緩さが影響しているのかチップの深いところでは脚を取られることがありますので、しっかりとベースを築いていかないといけませんね。馬体重は５２０キロです」（8/18近況）
アルナイル
・在厩場所：ノーザンファーム空港
担当者「この中間は週5回坂路調教を行っており、その内の週3回は1日2本登坂させています。右前の状態は良好ですし、速い日には15-15くらいまで乗り進めていますが、ワンペースさがありますし、休ませた期間があるので息遣いは荒いですね。元々体力強化が課題の馬なので、このまま丹念に乗り込んでいければと思います。馬体重は４８６キロです」（8/4近況）
・在厩場所：ノーザンファーム空港
担当者「先週とほぼ同じ調教メニューで進めています。15-15で登坂させると終いはやや甘くなりがちですし、まだまだベースの強化が必要ですね。加えてダラッとした走りにならないよう注意しながら進めていきます。また、右前に関してはここまでトラブルなく乗り込めています。馬体重は４８８キロです」（8/11近況）
・在厩場所：ノーザンファーム空港
担当者「この中間は週4回坂路コースで16-15程度のところ、週2回周回コースにて長めの距離を乗っています。口向きが安定していないため、道中フラつくような素振りを見せているものの、基礎体力が付いてくればもう少し改善されると思います。引き続き右前の歩様には十分気を付けながら進めていきます。馬体重は４８８キロです」（8/18近況）
アフィリオン
・在厩場所：ノーザンファーム空港
担当者「獣医師に左前の状態を見てもらいながら進めていますが、この中間はトレッドミルでキャンターを開始いたしました。それほど速いペースではないものの、脚捌きの硬さは気になりませんし、この感じであれば近いうちに乗り出しを開始できそうですよ。馬体重は４７７キロです」（8/4近況）
・在厩場所：ノーザンファーム空港
担当者「予定通り先週末から乗り出しを開始していますが、まずは坂路で軽く動かしています。ハロン18秒程度ではしっかりと動くことが出来ていますし、これから徐々にペースを上げていけそうですね。今のところ左前の状態は良い意味で変わりないものの、怪我だけはないようによく注意して進めていきます。馬体重は４７０キロです」（8/11近況）
・在厩場所：ノーザンファーム空港
担当者「その後も順調に坂路調教を行っており、現在は15-15くらいまで脚を伸ばしています。1日2本登坂させている日もあるのですが、脚元を含めて状態は問題ありませんし、走りも悪くないですよ。ただ、一旦緩めたことで心肺機能は物足り無いですから、このまま丹念に乗り込みを重ねていきたいですね。馬体重は４７５キロです」（8/18近況）
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坂路調教を再開したヴァイザーブリック以外の２歳牡馬・北海道組の近況をまとめて。
ウォータースケイプは北海道からの脱出を目指し、負荷を高めていく方針でしたが、我の強さが出てきたことで、落ち着かせることを主眼に置いた調教へ。休むことなく乗れているのは○ですが、馬体には緩さが残り、持て余し気味。まずは自身の良化を遂げる為、引き続き丁寧に乗り込んでもらえればと思います。
ニュージーズは背腰に疲れが溜まりやすいこととトモの甘い走りは課題になりますが、ペースを上げても対応出来てはいます。脚力自体は非凡なモノがあるのかなと思います。あとは芝適性がどうなのか。ダートは結構走りそうな印象です。
ベイステートは継続して坂路で乗り込むことが出来ているのは○。ただ、背ったれ＋お腹回りに余裕が残るので、最新の動画ではまだまだモタモタした感じが目立ちます。まずは体力強化に努めるべきでしょう。
右前の歩様が気になり、一旦調教を緩めていたアルナイルですが、疲れは一過性のものだったので坂路での乗り込みを再開。今のところは疲れがぶり返すことなく進められていますが、体力不足な面は相変わらず。坂路だけでなく周回コースでも長目を乗れるように頑張ってもらい、乗り手との信頼関係を構築していって欲しいです。フォームの矯正にも努めて欲しいです。
２２日にＮＦ早来へ戻ってきたアフィリオン。左前脚の状態に気を配りつつ、トレッドミルでの調教をスタートしていましたが、良い意味で脚元の状態が変わりなく来ていたことから坂路での調教も開始。動きには素軽さを感じさせるも、少し緩めたことで息遣いはまだまだ。ただ、本数を重ねていけば解決されることなので、マイペースで乗り進めてもらえればと思います。
