アナンシエーション
・在厩場所：美浦トレセン
手塚師「7日に南Ｗコースで併せて追い切りを行いました。道中はアナンシエーションが先行して、直線では外に進路を取って脚を伸ばすと、最後は1馬身ほど先着しています。併せた相手が新馬だったので、そのペースに合わせる形で無理はさせていませんが、大きくコースの外目を回りながらも、最後まで楽な手応えで走り切ることが出来ていました。予定としては第3回東京開催4週目の日野特別を考えており、まだ時間はありますから、今週のところは70-40を切るくらいで十分でしょう。馬場入りの際はややチャカチャカしたところが見られましたが、普段の仕草は落ち着いていて雰囲気もまずまずです」（6/8近況）
助 手 ４美Ｗ重 70.9 - 55.3 - 40.1 - 12.3 馬ナリ
助 手 ７美Ｗ稍 85.0 - 69.7 - 54.5 - 39.5 - 12.2 馬ナリ キャネル(新馬)一杯の外0.6秒先行0.2秒先着
トラマンダーレ
・在厩場所：美浦トレセン
鹿戸師「7日に南Ｗコースで併せて追い切りを行いました。道中はトラマンダーレが先行して、直線では外に進路を取って脚を伸ばすと、最後は馬体を並べてゴールしています。先週一頓挫あった分、この馬としては身のこなしに少し重さがありましたね。直線で内から他馬が馬体を寄せてきた際に少し頭を上げるところは見られたものの、折り合いはまずまずでしたし、全体的な走りは悪くなかったですよ。まだ良化の余地は残していますが、週末・来週と調教を積んでいけば態勢は整うと思いますし、このまま来週の東京・芝1800ｍ戦に向けて調整していければと思います」（6/8近況）
助 手 ４美南Ｗ重 43.9 - 14.1 馬ナリ
助 手 ７美南Ｗ稍 88.1 - 71.3 - 55.3 - 40.0 - 12.3 馬ナリ レッドセニョール(新馬)馬ナリの外0.4秒先行同入
トラペジスト
・在厩場所：栗東トレセン
音無師「今週はレース1週前と言うことで、7日の追い切りはレースに騎乗予定の松山弘平騎手を背に併せて行っています。道中はトラペジストが追走し、同じ2歳新馬に併せて0.4秒先着しています。併走馬も期待している1頭ですが、トラペジストはそれ以上に良い動きを見せてくれましたね。全体が51.1秒で、終い1ハロン12.1秒と、デビュー前の馬でこれだけの好タイムをマークする馬はあまりいないですよ。ジョッキーは『距離はもう少しあっても対応してくれそうですが、道中の感じや仕掛けてからの動きはとても良かったです。初戦からかなり期待できそうです』と手応えを感じてくれたようです。このひと追いでもう一段階上向いてくることを考えても、来週の競馬には良い状態で挑むことが出来そうです」（6/8近況）
松 山 ７栗坂良 51.1 - 37.4 - 24.6 - 12.1 一杯 イーグルノワール(新馬)一杯を0.2秒追走0.4秒先着
ジョリーロジャー
・在厩場所：美浦トレセン
和田正師「引き続きゲート練習を中心に調教を行っています。だいぶ前扉やゲート音にも慣れてきてくれており、この馬なりに進歩を感じます。ただ、ゲートを出る際にはどうも力んでしまっており、今は試験に向けてそこの改善に取り組んでいます。出来れば今週中にゲート試験を受けたいと考えていたものの、折角ここまでじっくりと進めてきて良い方に向いていますから、ここは焦らずに引き続き馬のペースに合わせて進めていきたいと思います。先週末には南Ｐコースで70-40くらいのところをこなしましたが、全体的に良い感じで走ることが出来ていました。ただ、息遣いについてはゴールまで大丈夫だったものの、ゴールを過ぎてからは少し荒さがありましたから、今後もよく注意を払いたいと思います」（6/7近況）
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アナンシエーションは目標が少し先ということで、追い切りの負荷はそこまで高めていませんが、動き自体は軽快。去勢効果で精神面で余裕を感じられますし、馬体には重苦しさもなし。あとはレースまでの時間を逆算し、当日絶好調で迎えることが出来るように進めていってもらえればと思います。
トラマンダーレは熱発により予定を１週スライドしましたが、週末から軽く時計を出し始め、７日はWコースで２歳馬を誘導する形での併せ馬を消化。終いを少し伸ばした程度ですが、攻め駆けする馬なので悠々と対応して貫禄は示せたかなと思います。あとは内面でのダメージが思っていたより大きくなければ良いのですが。
トラペジストは引き続き順調に来ていますが、デビューまであと１週間ということで、７日の坂路追いではデビューで手綱を握る松山Ｊに跨ってもらい、感触を掴んでもらうことに。テンからビシッとやって意欲的に追われていますが、５１秒１ー１２秒１と破格の時計をマーク。動きはこれで精一杯という感じでもないですし、性能の高さは○。また、ここでビシッとやった効果は大きいので、更なる良化ぶりを最終追いで見せてもらえればと思います。
ゲートに苦戦しているジョリーロジャーですが、この馬なりにはじわじわ上達中。ゲートが開く音に過敏な点は練習を重ねて慣れてもらうしかありません。また、早ければ本日金曜日にゲート試験に挑戦するかと思うので、現状では合格の可能性は低そうも、意外な朗報が届くことを願っています。
