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【シルク】週末(1/7・8・9)の出資馬・出走結果

f:id:yakifish:20200513045835g:plain インディゴブラック

土曜中京9R 長良川特別(芝2200m)14着(11番人気) 坂井瑠J

五分にゲートを出ると、そのまま先頭に立ってレースを進めます。4コーナーを回って後続馬に交わされると、抵抗できずに下がってしまい、後方で流れ込んでいます。

奥村豊調教師「前走から続戦と言うことで、中間は精神面を考慮しつつ調整して参りましたが、競馬場に着いてパドックで周回するまでの所作は良かったと思います。また、返し馬も後出しにしたこともあって、これまでになくゆったり行うことが出来て、ゲート内でも我慢して五分にスタートを決めてくれました。直線に向くところまでは考えていた通りのレースをしてくれたものの、直線では下がってしまったので、その時は交わされて嫌気が差してしまったのかなと思いました。しかし、坂井瑠星騎手によると『返し馬を終えるところまでムキになり過ぎることはなく、この馬なりに落ち着いていました。すんなり主張することが出来て、道中はロスなく良いペースで走ることが出来ていたものの、勝負どころで段々と手応えが怪しくなり、直線に向いた時はもう余力が残っていませんでした』とのことでした。また、自分の形で競馬をすることが出来たものの、瞬発力勝負では分が悪いことを考えると、やはりダートの方が良いのかもしれません。とにかく、気持ちも体もまだ幼いところが抜け切っていない現状ですし、もう少し長い目で成長を促しながら使っていければと考えています。レース後も脚元含めて問題ありませんでしたが、その日のうちに牧場へ戻させていただきました」(レース結果)

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f:id:yakifish:20200513045835g:plain ラッキーモー

日曜中京9R 濃尾特別(ダ1800m)9着(8番人気) B.ムルザバエフJ

互角のスタートから促しつつ中団でレースを進めます。4コーナーでは後方まで下がってしまいますが、直線ではしぶとく伸びて中団でゴールしています。

松永幹夫調教師「これまで心身の状態を考慮して、短期放牧を挟みながら競馬を経験させていましたが、去勢の効果もあってここ最近は良い精神状態を保っていることから、今回は続けてレースに挑ませていただきました。前走と比較すると、パドックではテンションが高くなることはなく、適度な気合いを見せて馬の雰囲気は良かったですね。前走はジョッキーが上手くこの馬のやる気を引き出してくれたことが勝利に繋がりましたし、昇級戦とは言え同じような走りが出来ればここでも楽しみだと考えていたものの、勝負どころで後方まで下がってしまったように、揉まれ弱いところが出てしまいましたね。B.ムルザバエフ騎手は『前走の内容からここも楽しみだと考えていましたが、道中は集中して走っていたものの、勝負どころで両サイドから馬が来ると、気にして反応が鈍くなってしまいました。ただ、直線で外に出して追い出すともう一度頑張ってくれたように、前走のような形でレースが出来れば、もっと上位に来ていたかもしれません』とコメントしていました。前回は少頭数でレースがし易かったのは確かではあるものの、スムーズな競馬が出来ればこのクラスでも良い走りを見せてくれるでしょうから、悲観せずに次走に気持ちを切り替えていきたいと思います。この後はトレセンに戻って状態をよく確かめた上で検討させていただきます」(レース結果)

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・在厩場所:栗東トレセン/13日に滋賀県ノーザンファームしがらきへ放牧予定
・調教内容:軽めの調整

松永幹師「先週は揉まれ弱いところが出てしまったものの、これまでになく落ち着いて競馬に臨めましたし、最後まで気持ちが切れずに走ってくれたように、スムーズな競馬が出来れば2勝クラスでも良い走りを見せてくれそうです。レース後も脚元含めて目立ったダメージはありませんでしたが、心身ともにリフレッシュさせる為に牧場へ戻させていただきます」(1/11近況)

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f:id:yakifish:20200513045835g:plain メッセージソング

月曜中京12R 4歳上1勝クラス(芝2000m)14着(13番人気)角田大和J

スタートから行き脚が付かず、道中は後方からレースを進めます。3~4コーナーで外から捲り気味に押し上げていきますが、直線ではジリジリとした脚色で、後方で流れ込んでいます。

藤岡調教師「心身ともに幼さが残るものの、前走よりテンションが高くなることもなく、馬体に張りが出て馬の雰囲気は良くなっていました。返し馬で気持ちが入り過ぎないように、他の馬よりも先にコースへ入れましたが、ゆったり歩くことが出来ていましたし、キャンターもスムーズに入って行けましたね。ゲートは偶数枠とあって、そこまで煩いところを見せることはなく出の反応もまずまずでした。前走の内容から、前半はじっくり脚を溜めてレースを進めてもらいましたが、結果的に後方になったものの、リズム良く走ることができていましたし、これなら終いは伸びてくれると期待しました。ただ、3~4コーナーから捲って行ったとはいえ、直線ではジリジリとしか脚を使えなかったですね。角田大和騎手は『性格は幼いものの、基本的に乗り易い馬でした。前走は終いが甘くなっていましたから、今回は控えて終いの脚を活かす形を取りましたが、最後まで頑張ってジリジリ伸びてくれたものの、ワンペースでギアが上がらない感じでしたね』とコメントしていました。勝負どころでかなり外を回ることになってしまいましたし、追い出しを待って直線に賭ける競馬なら、もう少し着差を詰めていたかもしれません。ただ、芝を2戦続けて使わせていただきましたが、勝ち負けとなると少し厳しいように思いますから、次走はダートに戻すことも考えています。どちらにしても、トレセンに戻って状態を確認した後は、心身共に成長を促すべく、牧場へ戻させていただく予定です」(レース結果)

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・在厩場所:栗東トレセン/近日中に滋賀県ノーザンファームしがらきへ放牧予定
・調教内容:軽めの調整

藤岡師「調教では動きだけはなく、気持ちも走る方に向いていましたので、上積みを期待していましたが、レースではもう一つ良い走りが見られませんでした。2戦続けて芝を試させていただきましたが、スピード不足の感じが否めないことを考えると、次走は未勝利戦を勝ち上がったダート戦に戻す方が良いかもしれません。レース後も脚元含めて問題ありませんでしたが、この後は無理せず牧場へ戻してリフレッシュさせる予定です」(1/11近況)

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週末(1/7・8・9)に出走したシルクの出資馬の出走結果・レース回顧をまとめて。※日曜・シンザン記念(G3)に出走したペースセッティングは別記事にて。

インディゴブラックはレース後のダメージが少ないということで、再度中京・芝2200mのココへ使ってきましたが、正直距離は長いと見ていましたし、勝利に導いてくれた坂井瑠Jが乗ってくれるぐらいで前走からの強調点はなし。厳しい結果に終わるのは目に見えていました。

レースはライブで見れていないので、パドック等の様子は分かりませんが、奥村豊師のコメントだと工夫した成果はあった様子。ムキになる面もマシだったようですね。

レース内容に関してですが、スタートして進路がなくなりかけるも、坂井瑠Jが上手に捌いて前へ。ただ、そこで手綱を押したことでハナに立っても、やや力んだ走りに。道中は少し離し気味に逃げたことで自分のリズムで走れたかなと思いますが、淀みない逃げ。勝負どころからは少し息を入れるところはあったかなと見ましたが、直線で追われてからの粘り腰はなし。やはり序盤でのスタミナロスが痛かったですし、この距離自体も長いのでしょう。また、芝のスピード勝負も向かないでしょう。

レース後のインディゴブラックはそのままNFしがらきへ放牧。まずはレース後の疲れ・ダメージが少ないことを願うばかりですし、ダートで出直すことは大賛成。あとは心身の幼さ・弱い面がどのタイミングで良くなってくるか。長い目で見ていかないとダメだと思いますが、『本当に良くなってくるのか?』と問われると、良い兆候は見られず、悩ましいです。

ラッキーモーは1勝クラスでも掲示板に乗れずにいたのに、鞍上の好リードがあったとはいえ、前走では少頭数+枠順+走破時計+相手関係と全ての面で追い風に。最後は力強く抜け出してくれましたが、かなり恵まれた感は否めませんでした。

それに対して、昇級戦となる今回は特別戦。追い切りの雰囲気は良く、久々の勝利で自信を取り戻してくれたかなと思いつつも、相手強化と頭数増はハードルが高く、大敗を喫するところまで覚悟の上。その中で現状でどこまでやれるのかを冷静に見ていました。

前走からマイナス4キロでの出走でしたが、ひと叩きしてピリッとした感じはありましたし、雰囲気自体は良好。ひとまず良い状態でレースへ臨めたと思います。

そしてレースぶりですが、マズマズのスタートから前目の位置を確保しに行くも、外の各馬が速く、中団よりやや後ろ目の位置で1角へ。折り合いは問題なかったですが、道中の進みっぷりは一息。レースが流れて、やや促しながらの走りでした。そして勝負所からのペースアップと後方で待機していた馬が捲ってきたところで気持ちの弱いところが出た様子。鞍上のB.ムルザバエフJは何とか外目に持ち出してくれるも、4角では最後方の位置。このまま沈んでも仕方ないかなと見ていましたが、直線では鞍上の叱咤激励でひと頑張り。さすがに大きく巻き返すことは出来ませんでしたが、最後までじりじり脚を繰り出しての9着。勝ち馬に1秒3差離されましたが、昇級戦が特別戦だったことを考慮すれば、頑張った方かもしれません。

レース後のラッキーモーは目立った疲れはなさそうも、連続して2回使ったことでリフレッシュを挟むことに。13日にNFしがらきへ放牧予定です。

今回の走りを見ると、2勝クラスで通用するにはもう少し経験を積む必要がありそうですが、少頭数や枠順など恵まれれば、上位を伺う可能性はありそう。あとは気持ちの強さが加わってきて欲しいところですが、性格がコロッと変わることはやはりないかなあ…。

最後の直線で失速してしまった前走のメッセージソング。それなのに今回は更に1ハロン延長の舞台を選んできた時には理解に苦しみ、今回も走る前から厳しい結果に終わるのはインディゴブラック同様に目に見えていました。

状態自体はひと叩きして馬体の張りは良化し、ピリッとした感じはありました。ただ、それだけでは反撃するのは難しく、どういうレース運びをするのかを見守ることに。

距離を延ばすことで追走が楽になるのを見込み、前々で粘り込みを図るのかなと見ていたら、スタートで少し躓くところがあって控える形に。レース後のコメントを見ると、今回は行く気もなく、最初から後方追走から末脚に賭ける競馬を決めていた様子。心身の幼さが目立つ現状なので揉まれない位置で進めること自体は賛成ですが、ちょっと後方で置かれ過ぎた印象。そして勝負どころでの反応は良くなかったですが、角田大和Jが激しいアクションで外々を捲る形で進出開始。メッセージソングも鞍上の叱咤に頑張る姿勢は見せてくれました。ただ、直線の坂を駆け上がるところぐらいから勢いは薄まり、最後は脚色に余裕がなくなり、流れ込む形でのフィニッシュ。その結果、最下位→ブービー→最下位と目を覆うような3戦連続で沈み、目を覆いたいばかりでしたが、今回は勝ち馬からコンマ9秒差。内容はそこまで悲観するものではないですし、スピードが単純に足りなかった結果です。ダートへ戻して、今回のような競馬に徹すれば、最下位に沈むようなことはなくなると思います。あとは展開や相手関係に恵まれれば、上位を窺えるかもしれません。

ただ、心身の目に見える成長がなければ、進退を考えていくことも選択肢に加えて欲しいというのが率直な気持ちです。