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【シルク】日曜日(1/16)の出資馬・出走結果

f:id:yakifish:20200513045835g:plain オリーヴベリー

日曜中山1R 3歳未勝利(ダ1200m)3着(11番人気) 菅原明J

スタート直後に挟まれてしまい、道中は離れた最後方からのレースとなります。直線では大外から上がり3ハロン最速の脚を使って前との差を詰めて、3着まで追い上げています。

武市調教師「馬体重は12キロ増えていましたが、余裕があるようには映りませんでしたし、逆にもっと目方があっても良いくらいだったと思います。パドックでは集中して周回できていましたし、ジョッキーが跨ってから少し気が入ってしまう部分はあったものの、返し馬でキャンターに下ろしてからはスムーズに走ることが出来ていて、良い状態でレースに向かっていくことが出来たと思います。今回はポジションを取れそうなら取りに行って欲しいとオーダーしていて、スタート自体は遅れずに出てくれたのですが、直後に両サイドから挟まれてしまったことで、大きく位置を下げることになってしまいました。その後はハミを掛けずにじっくりと追走して行き、勝負どころからエンジンを掛けて行くとグッとトモを使って加速してくれて、直線では際立った脚を使ってくれましたね。明良(菅原明良騎手)は、『スタートの一完歩目は出てくれたものの、両サイドから挟まれて引っ張らざるを得なくなり、後ろからの競馬になってしまいました。腹を括って自分のリズムを守ってじっくりと進めましたが、トモが嵌ってからは良い脚を使ってくれました』と話していました。直線でのあの脚を見ると、スタート直後の不利が無ければと悔やまれますが、序盤は無理せず自分のリズムで進めて、直線で脚を使う競馬が出来れば、きっとどこかでチャンスが出て来るはずです。この後はトレセンに戻ってからの状態を確認して、どうするか検討していきます」(レース結果)

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・在厩場所:美浦トレセン
・調教内容:軽めの調整
・次走予定:第1回東京開催

武市師「先週の競馬はスタート直後のところだけ悔やまれますが、これまでの内容から大きく前進が見られましたし、トモが嵌まってからの走りには目を見張るものがありましたね。今後も前半は急かさずに、終いに脚を使わせる競馬をすれば、展開次第で勝ち上がるチャンスは十分にありそうですよ。レース後は左トモにクモズレが確認されましたが、すぐに治療したことで治ってきていますね。明日から乗り運動を再開して、その後も問題ないようでしたら、優先出走権を持っていることですし、第1回東京開催での出走を目指します」(1/19近況)

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f:id:yakifish:20200513045835g:plain インディゴブラック

日曜中京5R 3歳未勝利(芝2000m)3着(7番人気) 坂井瑠J

大外11番枠からまずまずのスタートを決めると、二の脚を活かし最初のコーナーを過ぎて先頭に立ちます。そのまま最後の直線コースに入ると、懸命に粘り込みを図りますが、残り200mを過ぎたあたりで交わされ3着でゴールしています。

奥村豊調教師「この馬の良さを活かすのであれば、先行させて、そのまま粘り込むような競馬だと考えていましたが、その通りのレースをしてくれました。ゲートを出た後は、隊列が決まるまで内の馬とは少し距離を取りながら上手く先行してくれたものの、向正面では少し力んで走ってしまいましたね。ただ、最後の直線ではバッタリ止まることはなかったですし、自分の形で競馬が出来れば最後までしぶとく走ってくれることが確認できました。レース後、坂井瑠星騎手は『ゲートを出た後は、力まないように内側の馬と距離を置いて徐々に押し上げていく形を採りました。道中はハミを噛んで少し力んでいたものの、まずまずリズムよくレースを運ぶことができましたね。ゴール手前で甘くなってしまいましたが、もう少しリラックスして走ることができれば、もっと良い競馬をしてくれそうです』とコメントしていました。レース後、状態を確認したところ、右前脚を落鉄していることが分かりましたが、それも最後の伸び脚に影響してしまった原因の一つかもしれません。すんなり先行していかに力まずに走ることが出来るかがカギになるものの、同じような競馬を続けて行けばどこかでチャンスがあるはずです。この後はトレセンに戻って状態をよく確かめてから相談させていただきます」(レース結果)

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・在厩場所:栗東トレセン
・調教内容:軽めの調整

奥村豊師「トレセンに戻って状態を確認したところ、脚元含めて目立ったダメージはありませんでした。先週は勝利には至らなかったものの、ジョッキーがこの馬の持ち味を上手く引き出してくれたと思います。次走も同じような競馬が出来るかがカギになるものの、スタートさえ決まれば自分の競馬に徹することが出来ると思いますので、心身ともに良い状態で臨めるよう努めて参ります。もう少し馬の様子を確かめたうえで、次走の予定について検討していきたいと思います」(1/19近況)

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日曜日(1/16)に出走したシルクの出資馬の出走結果・レース回顧をまとめて。

前走はスタートでの後手が響くも、レースぶりに進歩・成長を感じられないオリーヴベリー。今回の放牧明けも、追い切り本数こそ豊富も、肝心の動きは代わり映えせず。今回も厳しい結果になることは容易に想像できましたが、パドックに登場してきたオリーヴベリーは二桁増でしたが、全く太くは見せず。背も伸びていたように見えたので、これはまさに成長分。チャカチャカして煩い面を覗かせてはいましたが、むしろやる気に満ち溢れていると取りました。11番人気ながら菅原明Jが乗ってくれるし、ちょっと今回は面白いかもとレースを見守りました。

ただ、この前向きな私の気持ちはスタート直後に挫折。見事に両隣に挟まれてしまうと、バランスを崩して見事にモタモタ。1頭だけ置かれる形で芝からダートへ入っていったので『これはどうしようもない…』と諦めモードでしたが、最後方まで映像が映った時に菅原明Jが手綱を押したり引っ張ったりせず、オリーヴベリーが気分良く走っていたのはビックリ。案外、脚を温存できているようにも思えたので、『最後伸びてくるの?』とドキドキしてきましたが、やや内へモタれながらも1頭だけ違う脚色。グイグイ伸びてくると、逃げ・先行勢が中山の急坂でスタミナを使い切ると同時に更に肉薄。勝ち馬は1歩先に抜けましたが、一瞬は大外からまとめて面倒見そうな勢いでした。そしてゴール前は頭の上げ下げで非常にきわどい3着争いとなり、大勢はちょっと分が悪いように見えましたが、グイッとハナ差出ていました。

レース後のオリーヴベリーですが、左トモにクモズレを作っていましたが、すぐに治療を行い、今は問題なし。また、今回の3着で優先権を確保できたことから在厩調整をし、1回東京開催での出走を目指すことになりました。

時間が経つに連れ、スタート直後に受けた不利が悔しいですが、今回の競馬が板についてくればチャンスは自然とチャンスは巡ってくる筈。正直、未勝利を勝つのは難しいと思うようになっていたので、ここでV字回復を果たすような競馬が出来たことはホント嬉しいです。遅生まれですし、これを契機にもっともっと力を付けていって欲しいです。

デビュー戦から着順を落とすことになった2戦目の後、じっくり心身の成長を促すのかなと見ていたインディゴブラックですが、状態の良さから短期で戻し、3戦目の舞台として中京・芝2000mを選択。帰厩後の調教・追い切りを見ると、ガラッと変わってきたとは言えないも、丹念にCWコースでの追い切りを消化。もう少し馬体にメリハリが欲しいですが、仕上がり自体は良かったと思います。

レースではワンペースの馬なので、いかにノビノビ走らせることが出来るかどうかが1つポイント。今回、大外枠に入ったのでゲート内で待たされる時間が少ない分、前走のようなことはないだろうと見ていたも、仮に出遅れても挽回が利く枠。案外、気楽にレースを見ていましたが、マズマズのスタートからスッと前へ。他馬と馬体を接すると行きたがる面があるので1角までは他馬と少し離した形で追走していましたが、ハナを主張する馬がいなかったので坂井瑠J&インディゴブラックは主導権を握ることに。この選択は良かったと思います。

そして道中は下手にペースを落とさず、淀みなくレースを引っ張り、後続に脚を使わす戦法。絡まれることなくマイペースで行けたと思います。ただ、直線を向いてすぐ、ショウナンアディブが外から交わしにきたのは誤算。それによりパタッと止まることを覚悟しましたが、マイペースで行けた分、インディゴブラックにも脚が残っていました。

前へ出られても集中力を切らさず、内から抵抗。エンジンが掛かってからは再度詰め寄り、内から差し替えそうという場面も。ただ、坂を駆け上がってからは伸び負けする形で引き離され気味。そこで諦めず、3着を掴み取ったのは価値があります。

レース後のインディゴブラックは脚元等に異常なし。今後についてはもう少し様子を見てから続戦or放牧を挟むかを決める模様。コメントから推測すると、続戦が有力なんでしょう。

負けはしましたが、レース運びはインディゴブラックの特徴・長所を存分に引き出したと思うので、今後はこのレースぶり(逃げ)を繰り返すことでチャンスが巡ってくることを待ちましょう。