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日曜日(4/9)の出資馬・出走結果

f:id:yakifish:20200513045835g:plain インディゴブラック(牡・奥村豊)父キタサンブラック 母カーニバルダクス

日曜中山9R 印西特別(ダ2400m)優勝(3番人気) 内田博J

奥村豊調教師「おめでとうございました。一旦は苦しくなったように感じましたが、直線でまた突き放す完勝でしたね。トビの大きい馬ですから、先手を取れて自分のリズムで運べたことが一番大きかったかなと思います。また、今回は牧場から戻ってきた時の気配が非常に良かったので、そのコンディションの良さも勝利に繋がったと思います。今後については、よく心身の状態を確認してから慎重に判断いたします」(レース結果)

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・在厩場所:栗東トレセン

奥村豊師「先週は改めておめでとうございました。自分の競馬が出来たとは言え、決して楽な展開ではなかったし、それだけ心身が成長している証拠だと思います。ジョッキーの話では、『ゲート内で少しソワソワしていたものの、タイミングよく出ることが出来ましたし、スッと主張することが出来ました。出して行った分、ハミを噛むところが窺えたものの、無理に抑えずにリズム良く走らせること出来たことによって、最後までしっかり脚を使ってくれました』と勝利を喜んでいました。揉まれた時に同じように走ることが出来るか課題はありますが、良い状態で臨めば最後まで頑張ってくれるはずです。レース後も脚元を含めて気になるところは見られないですし、もう少しこちらで心身の状態をよく確かめた上で続戦させるか判断したいと思います」(4/12近況)

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f:id:yakifish:20200513045835g:plain ラシックステップ

日曜福島12R 4歳上1勝クラス(芝2000m)11着(1番人気) 藤岡康J

安田隆行調教師「福島競馬場までの輸送で体重が減ることはなかったですし、続けて使う中でも適度な気合い乗りで馬の雰囲気は良かったです。上積みから好勝負を期待したものの、1コーナーでゴチャゴチャしたり、向正面では動きたいところで動けないなど、スムーズな競馬ではなかったですね。直線でも窮屈になって脚を余してしまいましたし、小回りコースで勝ち上がっているとはいえ、器用さに欠けるタイプなので、前走のように広いコースの方が良いのかもしれません。この後はトレセンに戻って状態を確認してからになりますが、続けて使わせていただきましたし、無理はさせないつもりです」(レース結果)

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・在厩場所:ノーザンファームしがらき

安田隆行調教師「先週は使った上積みから好勝負を期待していたのですが、チグハグな競馬で力を出し切れずに終わってしまいました。不器用なところを考えると、小回りコースよりも広いコースの方が走り易いのかもしれません。トレセンに戻って状態を確認したところ、脚元含めて気になるところはありませんでしたが、続けて使わせていただきましたので、心身共にリフレッシュを図るべく、12日にノーザンファームしがらきへ放牧に出させていただきました」(4/12近況)

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日曜日(4/9)に出走した出資馬の出走結果・レース回顧をまとめて。

インディゴブラックはダートへ戻り、反撃を期待する声を集めていましたが、個人的には淡白なレースぶり+2400mという長丁場で距離が持たないと見て、今回も苦戦することは覚悟の上。レース内容次第では去勢手術も考えるべきだとも思っていました。

パドックに登場してきたインディゴブラックは前走から8キロ増やしてきましたが、馬体には太目感なくきちっと仕上がった印象。馬格を考えれば、もう少し馬体重が合っても不思議ない程です。立て直されたことで精神面で煮詰まっていないのが何よりでした。

今回、内田博Jとは初コンビなので、どうレースを組み立てていくのかなと見ていたら、マズマズのスタートを切ると、手綱を扱いて前へ。内のキミコソシャチョウが先手を主張しかけるも、譲ることなくハナを取り切ったのは好プレー。これまで前に馬がいるとどうしても追い掛けていましたが、ハナを奪い切った今回は折り合いが付き、気分良さそうな走り。悪い力みも全くなかったです。そして道中は他馬の仕掛けを気にしつつ、マイペースの逃げ。2週目の3角あたりからは他馬が早めに仕掛けてきましたが、簡単に並び掛けさせずにペースアップ。4角では一瞬苦しくなったように見えましたが、コーナーリングを利用して後続を突き放さすと、後続馬もなし崩しに脚を使わされているので更にギアを上げることは出来ず。最後は消耗戦となりましたが、こういう体力勝負はインディゴブラックのお手のもの。逆に後続との差を広げ、セーフティリードを保ったままゴールへ。距離もハナへ行くことで辛抱してくれましたね。

これでインディゴブラックは3勝目を挙げてくれましたが、勝つ時は決まって圧巻のパフォーマンスで好時計。脆さが同居して悩ましさはありますが、心身がカチッと噛み合う走りが出来れば、これぐらいのポテンシャルは発揮できるのですから、魅力のある1頭です。

ただ、まだまだ安定感を求められる馬ではないので、大敗は避けられませんが、結果に一喜一憂し過ぎず、"強気の逃げ"を今後の毎レースで貫き通してもらえればと思います。

レース後のインディゴブラックですが、ひとまず脚元等は大丈夫。今後は在厩しての続戦を睨んでいるようですが、体調や精神面を考慮し、柔軟な対応を取っていってもらえればと思います。

先週出走した出資馬の中では1番勝利に近いところにいると見ていたのがクラシックステップ。2000mの距離にもメドを立て、この距離で父の姿を追うような活躍を期待したのですが、安定した走りが何故か望めず。

今回、福島への輸送に備え、追い切りは軽めの内容。馬体を維持して上積みこそなくても、デキ落ちも食い止めての出走だったと思います。

また、レースぶりですが、ゲートを出て、少しポジションを取りに行くのかなと見ていたら、クラシックステップの反応が鈍く、結局中団の位置での追走。折り合いは問題なかったですが、馬群の中に突っ込んいって窮屈な走りに。そこで向正面へ出る際にポジションを上げようと藤岡康Jはアクションを起こすも、クラシックステップの反応は一息。外へ出すために動いたと思うのですが、再度内へ押し込まれるチグハグさ。勝負どころからレースは動くも、密集した位置にいたので、クラシックステップは隣の馬押し合いへし合い。馬の波に飲み込まれるような感じでした。

最後の直線では何とか前に進路を見出して追い出されるも、最後まで他馬に寄られる有り様。気が付くと進路がなくなっており、手綱を引いて大ブレーキ。内枠が仇になったのかなあ? 正直、ここまでゴチャゴチャしまくり、レースにならなかったのは初めてなぐらい。ちょっと酷い騎乗ぶりだったと思います。

レース後のクラシックステップですが、消化不良のレースになった分、疲れや反動は大丈夫そう。ただ、精神面で疲れたところはあったと思いますし、優先権を逃したのは事実。次走で即巻き返す意味でも、ここでリセットするのは妥当でしょうねえ。一足先にNFしがらきへ放牧済です。

1勝クラスでは地力上位は明らかなので、他馬の動向よりも如何にスムーズに走ることができるかを重視して欲しいところ。そして強気な気持ちを持って、自分から仕掛けていってもらいたいです。そうすれば、詰めの甘さを覗かせても、大崩れすることはないでしょうから。