オープンウォーターの21(牡・宮田)父ダイワメジャー
在厩場所:北海道・ノーザンファーム早来
調教内容:週4回屋内坂路コースでハロン16~17秒のキャンター1本と周回コースで軽めのキャンター2,700m、週1回屋内坂路コースでハロン16~17秒のキャンター1本と角馬場でキャンター、残りの日は軽めの調整
担当者「この中間も坂路コース主体での乗り運動を継続しています。ハロン16秒をメインに先月と変わらないペースで乗り込んでいますが、坂路だけでなく周回コースや角馬場での運動も行っており、運動量は厩舎の中でも1番多い組に属しています。負荷は高まってきているものの疲れを見せることもなく、動きは変わらずダイナミックで力感溢れるフットワークで登坂していますよ。騎乗していて感じるのは、スピードの持続性に優れていることですね。パワーだけでなく、スピード感もあり気持ちも前向きですから、仕上がりも早そうで、冬場に順調に進めることが出来れば、早期移動を意識できそうです。ここまで順調にきているとは言え、この馬格ですから常に脚元に注意を払っていますが、現時点で気になるところはなく、運動を継続できる状態を保てています。これからも継続して調教できるように脚元のケアをしていきます。今後は状態面に注視しながらリフレッシュを挟んで、さらにペースを上げていく予定です。馬体重は534キロです」(1/4近況)
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『THE・ダイワメジャー』という感じで父の良いところ・悪いところをしっかり受け継いでいるのがオープンウォーターの21。この中間も順調に乗り込むことが出来、結構な運動量をこなしているのは心強いですし、最新の画像を見ると、肌艶の良さからも充実ぶりが窺えます。
課題とすれば、父の産駒によく見られる繊細さ・気の弱さ。これは調教で慣らしていくのが1番ですし、時間を掛けていく中で解消・改善できればと思います。あとは大型馬で右前の球節に疲れが溜まりやすいようなので、ガンガン攻めるだけでなく、少し楽をさせるなどして抜く時期も挟んでいってもらえればと思います。
将来的には芝のマイラーとしての活躍を見込んでいますが、ダートでも潰しは利くでしょう。順調に育成が進めば、ある程度の活躍・成績は期待できると思うので、無駄な怪我をしないように十二分に気をつけて欲しいです。